7月5日 山羊座満月・月食。いま振り返ってほしいアナタ自身のこと

山羊座満月 占星術・星占い

75 13:45頃 山羊座の満月、半影月食です。

66日から続いていた蝕のシーズンが終わりを迎えます。ここ数年山羊座テーマでそれぞれが長期的な変容や成長が求められていた事柄に関して、一つの区切りを通過するターニングポイントにもなるかもしれません。

先日72日に土星が水瓶座から山羊座へ戻りましたが、その直後に迎える今回の山羊座満月。外の世界での変動も起きやすくなってくるかと思いますが、現在逆行天体が多いのと蟹座の太陽&水星、蝕の“ending”というテーマ的に自分の内側に入ることも忘れずにいてほしいなと感じます。

星の反映なのか、、私事で恐縮ですが現在物心共にバタバタしておりまして(汗)、今回は時期的にオススメしたい”提案点”を絞って書いております。なにとぞ。

75 山羊座満月・月食について

月は山羊座、太陽は蟹座、両者が真向かいに位置し、刺激し合う関係になる今回の満月。

蟹座の太陽には逆行中の水星がゆるやかに寄り添っており、エモーショナルな側面やココロありきでいることは引き続き大切にしておきたいポイントです。

自分や他者との情緒的な繋がりをないがしろにしないこと、そして感情的な温かさや安心感を与えられるようなコミュニケーションを心がけることで「自他を慈しむエネルギーが活性化される/愛情を注いだ対象との絆が深まったり愛着が強まる」といったことが起こりやすいときです。

一方で今回スポットライトを浴びるのは山羊座の月。山羊座には木星、土星、冥王星が共にいて、全て逆行中です。

今回まず手始めに振り返っていただきたいのが、約半年前の12月26日の山羊座新月・日食付近のこと。昨年末あたり、何か決意したことや宇宙に放った意図・願い事があなたには何かあったでしょうか?

実際に去年の年末あたりに何か新しいことに踏み出した人もいたかもしれません。昨年の終わり頃あなたの人生に何らかの”変動”があった場合、あるいは表面的な変化はなくとも心理的に大きな変化があった場合、その事象がなんであれ、今回の満月が”成就”や”収穫”のタイミングになっている、ということが挙げられます。

目に見える成果や結果がなくとも、自ら積極的に成果を発見してあげたり、「よくやったぞ!」と褒めてあげたりするなどして、なんらかの”満たされる”状況をぜひ作ってあげていただきたい、というのがまず一点目です。

そして別の側面からの振り返りは”山羊座テーマ”に関してです。ホロスコープを自分で見る人はここ数年土星と冥王星そして最近では木星が「自分の出生図の何ハウスを通過しているか」を確認することによって、これまで刺激されていた”人生の領域”を掴むことができると思いますが、ホロスコープを見る人も見ない人も、”実際に”自分自身の過去を振り返ってみることにこそ意味がある、とワタクシは感じております。

山羊座圏の影響でいうと木星や冥王星からの影響ももちろんあるのですが、特に土星の要素で振り返ることが時期的に重要かなと感じています。ということで、2017年末頃から2020年の3月頃までの期間、「鍛えられている」「本気度を試されている」「忍耐と成長が求められる」などシビアな現実を味わいながら取り組んでいたものが何かなかったでしょうか?

お金のこと、パートナーとのこと、自分自身の心の安らぎ、仕事、家族など、「けっこうしんどいな」と感じる何らかの人生領域が一人ひとり何かしらあったのではないかと思います。

そして、ここ数年あなたに試練や成長を与えてきたであろうテーマが、今回の月食で一つの区切りとして、次のステージアップや削ぎ落としなど何らかの変容を促してくる場所になると考えられます。

先日山羊座に戻った土星が今年の12/17までは山羊座圏を運行するので、それに伴い具体的には以下のようなことを今回の月食のタイミングで自分自身に尋ねていただきたいです。

(普段いただく相談内容が”仕事やお金”に関することが多いので具体例として挙げておきますが、ご自身の状況にフィットする内容で答えるようにしてくださいませ!)

現在オススメしたい自己対話ワーク
Q1. 土星が山羊座を運行していた山羊座土星期(2017/12/20~2020/3/22)にあなたが頑張って取り組んできたことにはどんなことがありましたか?目に見える成果を自分が求めていたこと、しかし遅々とした歩み、何度も課される試練や忍耐があるなぁと感じていたことが何かあったでしょうか?

例:「自分の腕で稼ごう」と頑張ってきた、簡単な歩みではなかったけれど自分なりに成長があったし大きなパワーを得たと思う。


Q2. そして、これらの頑張ってきたことに対して、見直しや再調整を最後の仕上げとして2020年の残りにやっていくとしたら、あなたに出来ることはどんなことがあるでしょうか?「やろうやろう」と思いつつ出来ていなかったことが何かあるでしょうか?逆にもっと本気で手放していった方が良さそうだと感じていることが何かあるでしょうか?

→ ちなみにこれらは、2020年の残り半分で実際に取り組んでいくのがgoodです、ただし、あなたにとって本来必要ではないことは削ぎ落とされていくのも今年の特徴なので、「本音かどうか」「ココロが求めているか」と自分の内面を確かめつつ実行していくのが大事な点。

例:自分の腕で稼ぐために、時間があればやろうと思っていたけど結局やっていなかったことがあるので2020年中にやっぱりトライしてみようか?以前までやっていたこの方法だと機能しないので、もう古い方は手放して違うやり方で収入源を模索してみよう。


Q3. 2017年末からの山羊座土星期に忍耐や成長が求められたことに関して、まだ自分の内に根強く残っている”恐れや苦手意識”があるとしたら、それらから”逃げる”のではなく、乗り越えるためにあなた自身が「能動的に」取り組めることにはどんなことがあるでしょうか?

例:「自分の腕で稼ぎたい」と感じていたけれど、そもそもそれは自分の資質や才能に関する自信のなさ、自己価値の低さが影響して停滞を生み出しているのでは?お金に対するブロックがまだまだあるのではないか?ブロックから解放されるためには何ができるだろうか?


Q4. 2019年の年末頃(12/26の山羊座新月・日食あたり)から2020年の1月&2月のはじめ頃にかけて、強制終了したことや方向転換したことが何かあったでしょうか?あるいは、かつての自分にはなかったような変化を選択することによって風向きが変わったことはあったでしょうか?

例:コロナの波が来る前にちょうど始めた(もしくは始めようとしていた)計画があった、それは今までの自分にはない新たな試みだった。


Q5. 上の期間(2019年末頃から2020年はじめ)、もしくはコロナの波がやってくる”以前に”あなた自身に起きていた変化があったとして、そこからさらにコロナの波を受けてからあなた自身に起きた心境の変化&環境の変化にはどんなものがあったでしょうか?

例:コロナの波が来た影響で計画していたことが思わぬ方向にいった、延期になった。コロナ前後に新たに始めたことは特になかったけど、コロナによってお客さんとの関わり方や仕事のやり方が大きく変わった、自分の時間が増えたor減った。


Q6.コロナ前&コロナ後の変化によって今だからこそ分かる、「もう要らないもの/手放すしかないもの」が最近では明確になってきたでしょうか? そしてその一方で「あなたがこれから本当に大事にしたいこと」「これからの人生で向かいたい方向性」がより一層見えてきたでしょうか?進化したあなたの視点で未来を見据えたときに、2020年を終える頃までに「こんなふうに自分の状況がなっていてほしい」という野心や理想、再設計したいプランがいま何かあるでしょうか?

例:コロナの影響でいろいろあったけど、その結果自分が本当はしたかったこと、したくなかったこと、そして理想の働き方や稼ぎ方がどんなものなのか気づいた。だからこそ、2020年の終わり頃には、これらの新しい気づきとこれまで頑張ってきたことを掛け合わせて、〇〇の地点まで到達していたいと今感じている。

具体例はごくごく一例なので、自分自身に関連するテーマを扱うようにしてくださいネ。

そして今回は新月ではないのと、月食であるため「新たな誓いやアクションを!」というスタートのタイミングではない、というのは一応注意ではあります。つまり、

「自分の過去数年を振り返って頑張ってきたことや成長してきたことを改めて確認して、そこにコロナ影響後の気づきや自己発見を掛け合わせていけば、2020年の残り半分でどんなことに取り組むのが良さそうか見えてきませんか?」というのがワークの狙いです。

太陽&水星が蟹座かつ逆行が多い現在の星廻りを考えると、上記のようなことを内的な自己対話を通じて現在確認しておくことで、自分の感情や本音と向き合うこととなり、ココロありきで残りの山羊座土星期に今後のプランを再設計したり微調整をしていくことにも繋がるだろうと思います。生き方自体を再構築することになる人も多いはず。ではそのあとに何が待っているのか?風の時代への突入ですよね。

ということで、ピンときた質問だけピックアップする感じでも良いのでぜひ自分自身に問いかけてみてください。

コロナの波と共に水瓶座土星の試用期間がやってきたことは宇宙的必然であるような気もするのですが、事実3月22日からの約3ヶ月間に”Pre水瓶座期間”を経験したことによって、自分自身の中で、社会の中で、新しい風や流れを感じてきた人も多いはずです。

そして先日再び土星が山羊座に戻ったことによって、Pre水瓶座期を経験したからこそ取り組めるであろう「2017年末からの山羊座土星期に頑張ってきたことの”最後の仕上げ”」をしていく流れになっていくわけですね。

だからこそ、今回の山羊座の満月(=”達成”のとき)では、一つの区切りとして、上記のような振り返りを提案しましたが、その前提としては、2017年末頃からあなたが頑張ってきたことをしっかりと抱きしめてあげること、成長した部分は”絶対に”あるのでそれらを積極的に見つけて自分を褒めてあげることが何よりもとてもとても大切なことなのだ、ということも強調してお伝えしたいと思います。

満月時の山羊座の月のエネルギーによって、改めて今「逆境や忍耐」のムードや感情を味わうことになる人もいるかもしれません。憂鬱な気分になったり、悲観的になったり、自分自身の感情を押し殺して厳しくしようとする側面が浮上しているかもしれません。

だからこそ、蟹座エネルギーとの調和が大切なんだ、というのがヤギ-カニ間で起こる満月の課題でもあります。

きちんと自分自身のココロに栄養を与えてあげること、温かいものを補給してあげること、愛情を注いであげることを忘れずにいましょう。頑張ってきたことに正直疲れている部分もあると思います、なのでそういう時は正直に「疲れたー」と吐露することも大事ですし、「自分頑張ったぞーえらいぞー」と存分に労ってあげることによって”心理的な安全”を与えてあげることが必要だということ。

現在の状況に対してだけなく、ここ数年の山羊座土星期全体であなたが長らく頑張ってきたことに対して、母性的な視点で優しく包み込んであげることをぜひ意識してみてください。

そういった心理的な栄養補給が、ひいては年内の山羊座土星期に自分がもうちょっと頑張るべきことや見直すべきことと健全に向き合い、もう一踏ん張りして進んでいくことにも繋がっていきます。体裁や建前で取り繕ったまま進むことはできない流れですし、自分のパーソナルな本音を受けてとめていくことも不可避だと言えるでしょう。

行動力を司る火星が6月末に牡羊座に移動して、年内は「ワタシはワタシ!」とか「前人未到の地に踏み出す!」みたいなノリも漂ったり、物事がスピーディーに進展することも増えそうな感じもありますが、キロンも近くにいることを考慮すれば、決断力や行動力など火星が司る男性性的な要素に関して野放しに発散することは難しく、「傷を癒しながら動いていく」ということにもなるのではないかなと感じています。

周囲の状況に振り回されず、焦らず、自分のペースを大事にすること。世の中がどう動いていくにしてもあなた自身のテーマになっていることに関して心理面や感情面をケアしながら自分軸で進めていくようにしましょう。

それでは、あなたが素敵な山羊座満月・月食を過ごすことを願って、

本日はこのあたりで。

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