こんにちは、サリーです。
本日は、自己管理の話です。
「やるべきことがあるのに、なかなか手をつけられない」
「今日こそは、と思いつつも日々が過ぎていく」
「日々の仕事・家事が忙しくて自分自身のことまで手が回らない」
「どこにも自由な時間がない」
おそらく多くの人にとって、忙しい日々のなかでいかに時間のやりくりをするかは人生において見逃せないテーマだと思います。
忙しい中でどれだけ自分のための時間を作れるか、義務を果たしつつ未来の自分に向けて投資をしていけるかが、現状を打開して新しい道を切り開くためには大事なポイントです。
そして現状を打開するためには、「自己管理能力を向上させること」がキーになると私は日頃から考えております。
ということで、自分を上手にコントロールする方法「自己管理」についてシェアしたいと思います。
目次
「行動」の自己管理。タスク管理に邁進するより、まず”減らす”


多忙な人が取り組む対策の一つとして、いかに効率的に作業をこなすか、いかに上手にスケジュールを組み立てるか、といったことが挙げられるかと思います。これは、既に存在する「To do リスト」に対して”効率性を追求する行為”だといえます。「するべきことが既に決まっている」という前提のもと、調整する作業ですね。
効率性をマスターすることの重要性は確かに一理あって、例えばどれだけやりたいことがあっても、目標や夢があっても、目の前に果たすべき「責務」が山積みの場合は、未来のことはひとまず保留にして、ただただ効率良く目の前のことをこなすしかない、という時期も往々にして存在します。納期直前だったり、繁忙期などはこれに該当しますね。
そういうときは少しでも省エネで作業し、こなせる量を増やしていく。有限の人生において、効率主義が有益なのも確かです。そしてこのような実務が必要な状況のときに、「自分のしたいようにやれば良いじゃん!好きなことをすれば良いじゃん!」といった”自由促進発言”を耳にすると「いや、今はどう考えても無理だから!」と思うはずです。私ならピキっときます、おそらく、笑。
でも、イラっ、ピキっと感じたときはまず自分自身を見直したほうがいいかもしれない、ということをあえてここではお伝えしたいと思います。なぜなら、自由を促進する誰かの発言に対してイラっとくるということは、まず第一に「自分は好きなようにできていない」と自分自身が感じている証拠であり、自分の好きなようにできていないということは多かれ少なかれ、好きなことを自分にさせてあげる時間を作っていない、自分を喜ばせてあげていない、ということでもあるのですね。まぁちょっとこれは極論なのですが。
私の考えとしては、どれだけ忙しくてもせめて毎日30分間は(仕事や家事などの責務以外で)”自分に完全に好きなことをさせる自由な時間”を作ることは「絶対に」可能だ、という立場でいます。イラっとくるときは大体が、その30分を確保できずに「ダラダラ忙しくしているとき」かもしれず、そのようなときはまさに”自己管理能力を”見直すべきタイミングなのですね。
忙しさの度合いに関わらず、好きなことを自分にさせてあげる時間をわずかでも作ることはとても大事なことです。
では、果たすべき義務が山ほどあるなかで、自分の好きなことにもエネルギーを注ぐためにはどうしたら良いのか?
その答えが「不要なことをいかに減らせるか」。これにかかっていると私は考えています。
効率性より、まず減らすことを考える
忙しいときほど、効率的な作業を考える「前に」、スケジュール管理の「前に」、意識しておきたいことがあります。
- そもそもその作業やスケジュールが、「本当に必要なのか?」と見直すこと
- 日常で当たり前になっている習慣に対し「(ながらく続けてきたけれど)実は不要な習慣なのでは?」という視点から見直すこと
効率性をする前にまずは上記のようなことを再検討し、自分の行動に関する「無駄」や「余分なこと」に対してメスを入れることが必要だと私は感じています。
「無駄を省く」ということについては部屋の片付けをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。収納家具や小道具を駆使して、「いかに上手にモノを収めるか」にエネルギーを注ぐ前にすべきことがあるんですね。
「そもそもそれは必要なのか」と真剣に問うことです。
着ないもの、使わないものを持ち続けてあれこれ収納を工夫したり、掃除の度に移動させたりするのはよくよく考えてみるとかなりアホらしく思えます。
これと同様、スケジュール管理や自己管理をする際にまず意識を向けたいことは、「当たり前になっているけど実は要らないクセやルーティンがないかを真剣に見直すこと」なのです。
しないことを決める
効率性を追求する前に”減らす”ことが重要で、そのためにまずは「自分が無自覚に蓄積してきた””余分”を取り除くこと/不要なルーティンにメスを入れよう」ということを上でお伝えしました。
当たり前にしてきたことを見直して”取り除く”、ということは要は「しないことを決める」ということでもあります。
仕事や生活において、「しないことを決める」ことは、「したいことをする」ための前提となります。しかしその前に、「しないことを決める」ためには、自分が無自覚にしていることをきちんと自覚する必要があります。ここは地味に重要な点です。
- なんとなくテレビを観ていること
- すぐスマホに手を伸ばしてしまうこと
- ついついネットサーフィンを続けてしまうこと
- 休みの日に昼過ぎまで寝てしまうこと
このように、気がつけば普段の生活で「なんとなく」していて、けっこうな時間を浪費していることはたくさんあると思います。
そして普段の生活でなんとなく習慣(というよりも惰性!)でやっていることが、あまり有意義なものでないのであれば、忙しいときにはなおさら、この部分については「しない」と決めて、空白を「生み出す」調整をする必要があります。
特に、果たすべき責務が多くあるなかで、自分の夢や目標にも時間を注ぐためにはなおさらです。自己統制ができるかどうかが分かれ道になるのです。
ということで、無意識に続けている習慣をまずは見直して、今後はそれを「しない」と自分に宣言するようにしましょう。
そして、次にもっと広い視点で「人生において自分は何を”しないのか”」という”人生のしないことリスト/やりたくないことリスト”を作っておくことをオススメ致します。「やりたくないことリスト」については別記事で紹介しているのでまたお時間のあるときにでもどうぞ!
参考:『やりたくないことリスト』のススメ。隠れた願望を見つける方法
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「時間」の自己管理


忙しい時には「しないこと」を決めて、空白を生み出すための「調整」をする必要があることは分かっていただけたかと思います。仕事や家事などのいわゆる”should”の作業の他に、「したいこと=want」がある場合は特にそうです。
この調整作業を行うことで、少しでも多くの「自由時間」を生み出すことがまずは大切。自発的に絞り出した自由時間で、「私はいま自由だ」という感覚が獲得できないと、時間に追われている感覚だけますます強まってしまう、ということなんですね。
時間に追われている感覚が強くなると、「自分は人生に翻弄されている」と感じるようになり、自己肯定感の低下にも繋がります。
やる”べき”ことが普段より増えているときに、いつものように何となくやっていることを変わらず続けていれば、与えられた時間は同じく24時間ですから、当然ながら自分のために費やせる自由な時間が減るわけです。となると、やはり何かを「減らす」しかありません。減らして、空白を「自ら」作ることで自由時間を「創出する」ということが必要なのですね。
空白時間を少しでも自分のために作ることで、忙しかったとしても「自分は時間に追われていない。状況をコントロールできている」という感覚を味わうことができます。
結局のところ時間に「追われている」という感覚が人を苦しめるのですね。「自分は状況をコントロールできてない/翻弄されている/振り回されている」と感じてしまうことが、心身の消耗やストレスにも発展します。忙しくても、完全に”自分主導”で出来ていれば、案外ストレスは無いものです。
そして、「自分は自分で状況をコントロールできているのだ」という感覚は、最終的には自分への信頼感を高めることにもなり、一石二鳥です。
毎日、自分だけのゴールデンタイムを作る
時間に、仕事に、家事に、「いつも追われている」と感じる人にオススメの習慣を紹介します。
自分で時間をなんとか捻り出し、「この時間は自分だけの完全自由時間なのだ。何をしても良いのだ。私は自由だ」と思える”フリータイム”を1日30分必ず作ること。
そしてこの習慣の大事な点は、自由時間を過ごしていることに「自覚的であること」です。「私はいま自由なんだ!」と味わいながら過ごすことがキーです。
本当は自由時間なのに、「何となく」過ごしていると、人はその与えられた自由を存分に感じることができません。自分が実は自由に過ごしていることに気づかないのです。無自覚に時間を過ごしているため、いざ仕事の時間になったり家事が続くと「あぁぁやっぱり自分は今日も時間がない、忙しい」と思ってしまうのです。その前に1時間テレビを見続けていたとしても、です、笑。
「完全にフリーな30分(時間は人それぞれでOK)を確保し、自由を味わいながら有意義に過ごす」これを習慣にするだけで「追われている」「振り回されている」という感覚をかなり軽減することができます。
追われている感覚は主観的なものなので、自分で少しでも「自由時間が作れた!」という”実績”を作ることで、翻弄感が和らいでいきます。物理的に忙しいかどうかよりも、追われていると思ってしまっていることで「私はいつも忙しい!」と感覚が強まってしまうのです。
そう考えていくと、「暇があればやろう」と考えるのは賢い考え方ではなくて、「暇は作るものなんだ」と捉え直すことが大切だ、ということにも気づきます。そう、時間は生み出すものなのです。
繰り返しますが、人間にとって忙しさ自体がストレスになるわけではなくて、忙しさゆえに「自分が翻弄されている」と感じていることがストレスの主な要因になっている場合が非常に多いです。となると、忙しさとストレスを連動させないことがポイントにもなるんですね。
であるからこそ、仕事や家事に日々追われると感じている人が時間の自己管理をするうえで大事なことは、責務を効率的にこなすこと以上に、「自分には自由な時間がある」と思えるフリータイム=【自分だけのゴールデンタイム】を毎日少しでも、「自分で生み出す」ことだといえるのです。
不要な習慣を手放そう
これまで本記事で述べてきたように、行動面の自己管理として「しないこと」を決めて実践すると、それまでは無いと思い込んでいた余白時間を生み出すことができます。
そして、その生み出した時間を「自分がしたいこと」に費やすことができるようになります。行動の管理と時間の管理は直接的に繋がっているということですネ。
さてあなたはどのような”無自覚の習慣”をもっているでしょうか?
- 何となく、ついついやってしまっているけど、実は必要じゃないこと(例:不要なメルマガを毎回削除する作業→メルマガ解除をしたらその一回で済む)
- 自分に良い影響を与えるわけではないのに、何となくでやっていること(例:ゴシップネタを追う→どんなメリットがあるか冷静に考えてみる)
- 「付き合い」でやってるけど、ほんとはそこまでしたくないこと(例:仕事の飲み会、ママ友との定例お茶会→毎回行く義務はおそらくナイ)
何となくいつも習慣的にやってきたことを改めて意識化させてみましょう。「本当に必要かどうか」を見つめ直してみると「いやいや、これ要らないよね」ということが多くあるはずです。ということで、”しないこと”を早速決めてみてください!
ちなみに参考になるかわかりませんが、、現時点での私の例で言うと、仕事をする時間帯は以下のようなことを”しないように”ルールとして課しています。
- 仕事に関係ないネットサーフィンをしない(調べたいことを思いついたらメモを残しておく。)
- 仕事に関係ないスマホの”通知機能”は全てoff(「LINEの返信が遅すぎる」と怒られるのは常。)
- テレビつけない/ニュース見ない
- 15分以上の散歩をしない
- 邦楽を聴かない(ついつい一人カラオケになる可能性)
- 決めた時間以外休憩は取らない(45分毎に椅子から離れるルールは有り)
- 移動中以外電話はしない
など他にも色々ありますが、私の場合、自宅での労働環境で”限りなく自由”だからこそ、規律を課し守るようにしています。しないと決めたことは徹底的にやらず、その分自由な時間をある程度まとめて確保することを目指しています。
そして”完全にフリーなゴールデンタイム”に好きな本を読んだり映画を”ガッツリ”観るようにして「あぁ自分は自由だなぁ!」と出来る限り深く味わうようにしています。
周囲からすれば、ルールを色々決めて自分を制限している様子ばかりが印象に残ってしまうようで「せっかく家で働いているんだから、もっと自由にすればいいのに、笑」と言われたりもします。でも私からすれば、「制限」を色々と作っているのは自由を存分に味わうためにしていることなので、自分としては「いつも気楽に過ごしている」という感覚のほうが断然あるんですね。
で、こんなことを言っていると、「しっかりしてそ〜」と、もしかすると思われるかもしれませんが、本来全くの逆の気質だからこそ、気をつけているのです、ということは一応お伝えしておきます!自分がすさまじくカオスな性格であることを知っているからこそ「整える」ことをとても意識しています。。。
特に私の場合、昔から「いつか時間ができたら、〇〇をしよう」という思考癖がかなり根強くあって、そのせいでさまざまなことを先送りしてきました。「いつか時間ができたら」と考えている限り「時間ができること」って永遠に来ないんですよ、笑。時間があればやろう、ではなくて、〇〇をするために「時間をつくろう」と考えればいいんですよね。
「何かをするために、自分で時間を作り出す」という視点へと変換させることが必要だと確信して実践するようになってからは、それまでよりも多くのことができるようになったように感じています。こういうことって、元々「デキる」タイプの有能な人は、普通にやっていることかもしれないのですけど、私の場合元々がグダグダなので、当然ながら現在も修行の身でございます。。
そんな感じで「時間を生み出すために出来る最善のことは何か?」と色々模索してきましたが、その結果私の中では上で述べてきたようなこと(しないこと決める&毎日”絶対”確保するゴールデンタイム)が効果があるなと感じています。
ということで、もしあなたが現在、
「私はいつも時間に追われている」
「自由がない」
「周囲に振り回されている」
このように感じているのなら、まずはご自身のなかで「当たり前のように繰り返してきたけど実は不要かもしれないルーティーン」を”やめる”ことを目指してみてください。そして、毎日わずかであってもゴールデンタイムを「自分のためだけに」確保できるよう工夫してみてください。そしてそこで「私はいま自由なのだー!!」という感覚をしっかりと味わっていくようにください。
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メンタル面の自己管理。軽やかに生きるために意識しておきたいこと


これまで時間と行動に関する自己管理について述べてきたので、最後はメンタル面の自己管理についてお話します。
メンタル面の自己管理についてはいろいろな視点から話ができるのですが、集約すると「いかに軽快な心理状態を保つか」がキーになっているなと感じています。メンタルを上手くコントロールするためには「軽さ」が必要なんですね。
「やるべきこと・やりたいことがあるのにできない」「なかなか決められなくて悩んでいるうちにやる気がなくなる」といった感じで悶々とした悪循環に陥っている場合、忙しさや能力に問題があるわけではなくて、自分を取り巻くエネルギーが単純に「重くなっている」ことが挙げられます。
自分を取り巻くエネルギーを軽くするためには、もちろんスピリチュアルなアプローチもあったりしますが、自分を重くさせている一つ一つの原因は案外些細なことなので、シリアスに心の深みに入っていくよりも、軽やかな心理状態であるための「行動方針」を設け、プラクティカルにアプローチするほうが効果的だと私は感じています。
では「軽やかにいられるための行動方針」とは何なのか?
答えはとてもシンプルで「すぐ動けるサイクル」ができているか否か、です。すぐ動けるサイクルが一度できると、心は連動して軽くなります。
深刻なトラウマや、そのほか精神的な病気ではない限り、メンタル的な自己管理の悩み(葛藤や自己不信)は、行動を変えていくことで改善できることが多いのではないかと思います。
とはいえ、すぐ動けないから気持ちも重くなっているわけで、「すぐ動きましょう」とアドバイスしたところできっと堂々巡り。そこで、真に対策すべきことは、日常レベルでごくささやかな具体的な変化を起こしていくこと。
日常レベルでの小さな変化を起こしていくためにはまず、軽やかにどんどん行動を起こしている人が「実際に日常でどんなことを実践しているのか」を観察すると良い、そして一方で「行動ができずに悶々としている自分がどんなパターンに陥っているか」を調べてみると良いのです。
詳しいパターンは人それぞれですが、基本的に心が重くなっているときはそれに連動して「外の世界に対する自分の態度」も鈍重になります。そこで概ね共通するのは下記のようなことが挙げられます。
- 新しいことをやるのが面倒、新しい環境に飛び込むのが億劫
- はじめてのことをやる必要があるけれど上手くできるか自信がなくてやらないままでいる
- 本を読んだけど読みっぱなしで実践していない
- 確かなる保証がないチャレンジングなことはしたくない
- 疑問があったときにその場で解決せずに放っている
もしあなたが現在「自分は腰が重いなぁ」と感じていて、上記のようなことに当てはまっている場合、さらには心理的なブレーキや葛藤に対してインナーチャイルドの存在やカルマなどスピリチュアルな要因に答えを求めがちな人は、シンプルに「行動」することで解決する可能性が高いです。
では自己を軽やかにするための「行動」とは何か?軽やかに生きるために日々意識しておきたいことは何か?
以下で挙げていきます。
①「人生初体験」を定期的に経験し、自分を人生に慣れさせない
日々の生活の中で「小さな初体験」を増やし続けること。
「初めてのこと」「未知のこと」に定期的に触れることで、これまで蓄積した自己不信や不慣れなことへの面倒さに対する免疫力が上がります。世界一周とかバンジージャンプなどスゴイことをする必要はありません。
- はじめての場所、はじめてのお店に行ってみる
- 使ったことのないものを試してみる
- 新しい習い事を始める
- 初対面の人に出会う機会を定期的に作る
- 最新機器や最新ソフトに積極的に対応していく
慣れていることをすれば脳は考えずに済みます、要領を得ているので失敗することも少ないです。ですが、見知ったことばかりが増えていくと、変化を避けるようになるのが人間のホメオスタシス機能。
慣れたことには自信を持つようになるかもしれませんが、新しいことへの挑戦やイレギュラーなことに対応するのが怖くなります。軽やかでいるためには自分を人生に慣れさせないことが必要ですが、そのためには新しいことや変化に積極的に対応していくことが一番です。
② インプットをしたらアウトプットをする
インターネット上の情報、書籍、セミナーなど、どんな媒体から”インプット”するにせよ、何かしら自分が得たことを「出す」ことがメンタル面を軽くする上でも多大なる効果をもたらします。
アウトプットをすることによって学習の精度が上がることはもちろんですが、自分に入れたものを出すことで、エネルギー循環が起こります。新陳代謝ですね。軽快であるためには、この新陳代謝が必要です。
そしてこのアウトプットについては、必ずしもブログやSNSで誰かに「伝える」必要はなくて、自分に対してアウトプットができれば問題ありません。
- インプットした情報のなかで役立つと思ったものはすぐに実践する
- 覚えておきたいと思ったフレーズは手帳に書いておく
こんな感じのことでOK。
たとえば、書籍の場合、読んでいる途中で「おっ、これは良さそう」と思ったことがあったとしても、ひとまず最後まで読むことを優先する人もいるかと思います(私もそうでした)。でも、オススメとしては「おっ」と感じた時点で、本は放り投げて自分の行動を優先することです。ワークが紹介されているならば、「また時間のあるときに」と後回しにするのではなくて、1つでもその場でやってみること。これが「軽さ」です。
「またいつかやってみよう」の「いつか」はやってきません、笑。鮮度のあるうちに実践するようにしましょう。
③ 保証はなくともチャレンジングな方を時にはあえて選んでみる
「チャレンジングな方をあえて選ぶ」。リスクを負って冒険する、ということですね。
「こっちに行けばおそらくある程度上手くいく。あっちに行くと上手くいくかはわからないけれど、すごくやりがいがありそう」と感じるとき、毎度である必要はありませんが、やはりときにはあえて難しいほうを選択し、挑戦・冒険をする癖をつけておくと、あらゆる行動に対する”負荷”が減っていきます。
リスクを負うことによってメンタルが鍛えられます。メンタルが鍛えられるというのは、筋トレで筋肉がつくのと同じで、より重いものを負った経験があることで、それ以前には重いと感じていたことが軽くなる、ということです。
チャレンジングなほうを常に選び続けることは、度を超すと不健全なストレスになりかねませんが、普段取り組んでいることに「軽さ」を感じられるようになるためには、あえて負荷をかけることが効果的です。
④ わからないこと・知らないことは素直に聞く
心軽やかでいることと、わからないことを素直に聞くことがなぜ関係するのかと思われるかもしれませんが、これは「溜めない」というのが軽快さを維持するためには必要だからです。
自分で全く考えることなくすぐ人に聞く、という態度は微妙ではありますが、とはいえ、自分であれこれ考えたり調べたりして「全然ワカラナイ!」と感じていたことでも、誰かに聞くと「一瞬で」解決したり、腑に落ちることはよくあるかと思います。
「え?そんなことに自分は悩んでいたのか」と愕然としたことがあなたにもあるのではないでしょうか。それほど他者のアドバイスは特に超強力です。
「教えるなんてことはしない、見て盗め」と諭される師弟関係のような業界や職種は存在すると思いますし、実際私はそちら側の環境で育ったたため、自分より経験のある人にそんな気軽に「聞く」あるいは「解決を求める」なんてことは恐れ多くて出来ない、という感覚が強くありました。
でも、少なくとも自分自身のプライベートなことについては、困ったことがあったときに自分で調べてわからなければ、放置してしまう前にまずは気軽に誰かに聞いてみる、相談してみる、ということが、心理的なわだかまりを作らないためにも必要な対処です。
日常の些細なわだかまりが蓄積されると、少しずつ心理的な重荷が増えていくので侮れません。誰かに聞いて解決できる問題は早めに対処しましょう。
⑤ 自分の本心を、常に自分自身が認める
自分の本心を自分がいつも知っていること。これは、心を軽やかに保ってセルフコントロールするためには、とても大事なことだと私は感じています。
たとえば、自分が誰かに対して建前で言ったことに対して、「いま自分は建前で言っている、本当は〇〇だと感じているんだ」と自分で自分の本音を認めていることで、自分への嘘はなくなります。
社会と調和して暮らすうえで24時間本心だけを見せることは実際的には難しいかもしれませんが、その一方で、「自分に対して常に本心でいること」はいつでもできること。しかし、自分の本心に気づいていないと、ペルソナ(社会的な仮面)と素の自分とが一体化し、しんどくなってきます。
何かにムカついている自分がいれば、オモテに出さなくとも、せめて自分に対しては「いま自分はむかついているんだな」と受け入れるようにしましょう。これをするだけでもネガティブな感情は自分の内側に溜まりにくくなり、軽やかに生きることにも繋がるのです。
以上、メンタル面の自己管理おいては、「いかに軽快な心理状態を保つか」がキーである、という内容をお伝えしました。
軽やかに生きるための行動をぜひ心がけてみてください。”すぐ動くサイクル”を作りましょう。
時間はあるのになかなか動けない、スキルや経験はあるのに、次へと動き出せないといった状況に陥っている人は、上で紹介したようなささやかな行動を起こしていくことで、これまでよりきっと軽やかに生きられるようになるはずです。
まとめ


思った以上に記事が長くなってしまったので、最後に簡単にまとめておきます(←早速ここで私のセルフコントロール力が問われている、、、!)
- 日々の労働や家事がとにかく忙しい人は、既にあることの”効率化”より「まず減らすこと」を目指していく。不要な習慣を手放す/しないことを決める。
- 減らすことを徹底したら「自分だけのゴールデンタイム」を確保し、「自分は自由だ!」と感じるようにする。時間は「生み出すもの」。より”自由”を感じることで「自分は状況をコントロールできているのだ」と感じ、自己肯定感も高まる。
- 時間はあるのに動けない場合は「メンタル面の重さ」が原因になっていることを考慮する。その場合は、軽やかな心理状態を保てるような「行動方針」を設けることが効果的。
そしてメンタルを軽くするための行動方針として、日常レベルでおすすめできることが以下。
- 「人生初体験」を定期的に経験して、自分を人生を慣れさせない
- インプットをしたらアウトプットをする
- チャレンジングな方を時にはあえて選んでみる
- わからないこと・知らないことは素直に聞く
- 自分の本心を、常に自分自身が認める(これはどちらというと意識方針ですね)
でした。
「上善は水のごとし」という言葉が示すように、人の最高の在り方は、水のように生きるということなのかな、と思ったりします。無理をせずに自然の摂理にただ従うことが、人間の道にかなっているのかもしれません。
とはいうものの、社会という枠の中ではやはり自己管理は必要で、「流れるままに/自由きままに」とはなかなかいきません。
社会に属する限り流れるままに生きることはできないとしても、自分自身の工夫で「時間と自由」を作り出すことはできます。軽やかに動き続けることもできます。そして軽快に生きるためには「溜めない」「自分を沈殿させない」ことが一貫して課題になっているとも思います。
自己管理は、「管理」という言葉の影響で「楽しくなさそうなイメージ」があるかもしれません。けれど、自己の時間や行動、そしてメンタルを調整し、不要なものを省いていくことは「自由」であるためには必要なプロセスで、案外楽しく取り組めることなのだ、とポジティブに捉えていただけると幸いです。
ということで、あなたもご自身の感覚にフィットする習慣や自己管理の対策をぜひ練ってみてくださいネ!
では、本日はこのあたりで。