8月19日 11:43頃、獅子座の新月です。
新月は、未来への意図や願望を宇宙に放ったり、新しい決意をするのにグッドなとき。気持ちをリフレッシュさせてNewサイクルを始めることを心がけておきましょう。
今回の新月は獅子座の終盤度数で迎えるので、新月を過ぎると間もなく太陽乙女座シーズン到来です(8/23明けから約1ヶ月間)。ですので本記事後半では乙女座についても少し触れたいと思います。
今どんなことを意識しておくのが良さそうか、星廻りからお伝えできることをシェアしたいと思います。宇宙のリズムとシンクロして有意義な時間を過ごしていただけましたら幸いです。
目次
8/19 獅子座新月について
7月22日から始まった太陽獅子座シーズン、まもなく終わりを迎えますがこの約1ヶ月間あなたはどのように内なる獅子座のエネルギーを発達させてきたでしょうか?
自己表現や創造性、リーダーシップなど獅子座が象徴するものは多くありますが、全てに共通することは「個としての自分の存在を輝かせること」を通じて自分への自信や肯定感を高めることだと言えます。以前お伝えしたように「喜び」と「感動」そして「創造性」に関わるサインです。
- ワクワク&パワフルに人生を送りたい
- 情熱と自信に満ちた堂々とした人間でありたい
- 人を勇気づけ鼓舞する”導きの存在”でありたい
- 自分で何かを創造したり自己表現をして主体的な活動を行いたい
もしこのような思いが、7月後半あたりからこれまでの間に高まっていたとすれば、この約1ヶ月間で得た気づきや学び、新しい視点などを元にして、今回の新月のタイミングではその締めくくりとして宇宙にあなたの決意を高らかに放っていただきたいと思います。「自己への絶対的肯定感を土台にして、輝く自分でいることを選ぶ」決意です。
というのも、今回は約1ヶ月間の獅子座シーズンを経験したのちに迎える獅子座の新月ですから、何かしらあなたにとって必要な「獅子座テーマに関する気づき」を既に得ている可能性があります。ですので、そういったここ最近の変化や気づきを”踏まえた上で”、新月の願い事や意図を放つことが今の星廻りを活かすためのポイントです。
新月時の天体配置
今回の獅子座新月時の主要な天体配置についてお話しします。
8月19日、火のサイン獅子座の26度にて重なる月と太陽。月&太陽のすぐそばには水星もいて三者がタッグを組んでいる状態です。その三者に対して、やる気や行動力を表す牡羊座火星からの調和的サポートが入ります。
これらの組み合わせは、あなたが”パーソナルレベルで”何かを外に表明したり、新しいことを始めたり、やるかやらないか二の足を踏んでいたことを決断するには、追い風を受けている状態です。
行動を起こすために必要とされる”情熱や活力”がセットアップされているので、新月周辺では「新しいことを始める/放った願い事を叶えるための第一歩を踏み出す」といった感じで、新しいサイクルへと”自分を奮い立たせる”ことがしやすいのではないかと思います。(創作活動や企画などクリエイティブな活動に従事されている人はインスピレーションがどんどん湧いてくるかもしれませんね!)
この新しいサイクルのタイミングで実際に何か行動へと移したい、ということであれば、普段よりも自信と決断力をもって行動へと移していくことができそうなので、ぜひこれらのエネルギーに共鳴することを意識してみてください。自分で”コントロール可能な”範囲において、上昇するモチベーションを特に使えると思います。
また、コミュニケーションや知性を表す水星と重なる今回の獅子座新月。「リニューアル(新月)を何らかのメッセージと(水星)共に迎える」タイミングであることも暗示されています。
- これまで自分の内で温めてきた思いやプランを外に「伝える」ことになる
- あなたが”口にしたこと”、”書いたこと”が何かしら大切な意味をもつようになる
- 外部からの重要な”伝達”があったり、誰かとの会話や情報交換があなたに重要な意味をもたらす
- 会話やメディア、あらゆる”コミュニケーション”を通じて獅子座的テーマに関わる気づきがある
などなど様々な可能性が考えられますが、こういう天体配置のときには「ハッキリと言葉にすること/伝えることを心がける」ことに加えて、「自分の元にやってくる情報や会話の展開にも注目しておく」ことがオススメです。
このように、個人天体を見たときには火のエネルギーがポジティブに活発化されていて、牡羊座×獅子座の「ワタシの道を進みたい」「ワタシがやりたいことをやる」「自由でありたい」「あれこれ考えず早く動きたい」というムードも高まるような感じです。
ただし、その一方で、”ちょっとシンドイ”影響がやってきそうなことも暗示されている、というのが今回の新月の特徴でもあります。これは新月時のみならず、むしろ今後しばらくは影響が来そうな部分なので詳しく説明します。
火星と土星のスクエア
新月時にはまだピークにはなっていないものの、現在そしてこれからの星廻りのバックグラウンドとして非常に重要なのが、火星と土星のハードアスペクト(90度)だとワタクシは捉えています。ヤギ圏には木星も冥王星も滞在していますが、おそらく注目しておいた方がいいのは土星の存在。
天体同士の関係性を見る際にどれほどのオーブ(角度許容値)を採用するかにもよると思いますが、ピークは8/25、9/30ですので8月半ば〜10月初旬頃までは影響が強く出るかもしれません。火星については最近しつこく話していますが、やはり火星の動きを抜きにして現在の星廻りを語ることは不可能だなと思えるほど。
ではこの火星と土星のハードな関係が私たちの暮らしにどんな反映をもたらすのか?
ずばりこれは”フラストレーション”。「思い立ったらすぐに行動したい/自由になりたい・独立したい/自分がやりたいことを、”自分が望むカタチで自分が望むタイミングで”やりたい」といった、ハイモチベーションの牡羊座火星のエネルギーが、土星の抑制・制限といったエネルギーによって阻害されるような印象です。土星のエネルギーはどちらかと言うと外的世界から、という感じですが、もちろんそれだけなく、内なる怖れや不安そして苦手意識などによって制限されることもあります。
あなたがパッと動こうと衝動的に試みたことに対して、何らかの理由でそれができない、その後にトラブルが生じる、あるいは停滞や遅延といった影響が出てきたり必要以上に労力がかかる、といった感じですね。コロナ禍による外的世界の停滞を考えると、おそらく多くの方が身近なところでこういったエネルギーを実感しているorこれから実感することになるかもしれない流れではあります。
ただ、これまで繰り返しお伝えしてきたように、外の世界に衝動的に反応して、誰かや何かを責めたり怒りや攻撃心から行動してしまうと、火に油を注ぐような結果をもたらしかねない星廻りであるのが今年の下半期。
もちろん人によっては(ご自身の出生図によっては)、ほとんど影響が来ない人もいるので特に何もない人は気にしなくていいですが、今シンドイ人は結構これからもシンドくなってくる可能性があります。(この火星-土星の影響は、牡羊座or山羊座に太陽をはじめ重要な天体やMC/アセンダントがある人に特に影響あるかも。)
ですので、もし今あなたが大変な状況にいて展開がきつくなっている、と感じているならば外的世界とのこれまでの向き合い方を大きく変える必要があるかもしれません。
外の出来事に”反応”して相手や世界を責め続ける生き方を選ぶのか、それとも自分のインナーパワー&インナーラブを育んで愛をベースにして行動する生き方を選ぶのか、分かれ道を提示されるような感じでもあります。
いつだってHigher sideとLower sideが物事にはあり、私たちは自分たちの自由意思で選ぶことができます。現象界において自分が経験すること目にすること出会うことはすべて”自分の投影・共振”だと思っておくと、自分で幸福を”選ぶ”生き方へと変えていくことができます。そして実際に幸福でいられる状態が続くようになります。
自分の心の状態を知りたかったら今自分の目の前で何が起こっているかを見ればいいわけです。外が混沌としているのであれば、まず内を整えましょう。徹底的に内を整えていけば、世界の大きな状況は変わらなくても、自分に直接的な形で影響を与えてくる身近な環境は必ず変わってきます。
大切なことは、自分や周囲を苦しませるような不要な”争い”や”衝動的行為”を避けること、自分や周囲に対して愛を起点にして行動することだということは、これまで何度も話してきたかと思います。
また、別観点からの火星と土星の関係性について言うと、牡羊座火星が「短期で一気に成し遂げたい」のに対して、山羊座土星は「時間をかけて戦略的に」物事を進めます。スクエアの関係にあるときに、より力を持つのは土星です。つまり、どれだけ短期で一気に行こうと思っても、そこには長期的な視野や戦略が必要なのだ、と言われるような感じなんですよね。
これを個人の内的レベルの話に適用するならば、あなたが今短期的にモチベーションが高まっている願望があるとして、(それはそれでOKなのですが)、その先には長期的な視点や展望を見据えておいた方が良い、ということです。
「今モチベーションが上がっているからすぐに実践する」「今それをやりたいからすぐ行動に移す」これはもちろん時と場合によっては素敵なことです。ただ、現在そして今後秋頃までの星廻りでは特に、その勢いが結局のところ単なる「一時の気分」や「衝動的反応」だけで実行したことであったり、あなたが「こうありたい」と願う未来の姿にどう考えても繋がらないものであれば、きっと上手くはいかないし、続かないかもしれない、ということ。
「それって、未来のあなたが見たときに誇れるものですか?本当に必要なことですか?一時的ではなく体系的に構築できますか?」という部分も無視できないのです。
また、新月時には太陽&月がタイトに土星とハードな関係(150度)であることを考慮すると、獅子座の「楽しく!」「ワクワク!」「バカンス!」といったエネルギーに対して圧がかかっているので居心地の悪さを感じる外的状況が現在漂っていることも暗示されています。あなたが獅子座シーズンの終盤で自分を打ち出していくためには、何らかの調整や改造も求められそうです。
ただやはり、新月は新月。しかも、”魂の進化”とも関わるノード軸ともタイトに調和座。つまり、やるべきこともあるしフラストレーションもあるし、情勢的にも時期的にも居心地の悪さを覚えるかもしれない。けれど、魂の進化に必要な「手放すべきもの」と「新しく展開すべき道」は私たち自身”本当は”心の奥では分かっていて、どうやって社会や人と関われば良いかも”本当は”分かっている。なぜならあなたの意志と感情が”魂の進化”と穏やかにシンクロするタイミングだから、という感じです。そういう意味ではとても大切な新月だなと思います。
だからこそ「楽しく生きる/自分を輝かせて生きる」スタンスへと今回の獅子座新月で改めて舵を切っていきたいところです。
むしろ現在のように個人天体の”火のエネルギー”が活発なときにビジョンや理想を掲げないのはモッタイナイ!ので、もしあなたが今「自分の人生がこれから大きく変わっていくような予感がしている」のであれば特に、その予感のなかに漂うあなた自身の”アツい気持ち”を放置せず、大切に扱ってあげることが非常に重要です。
内なるパッションやインスピレーションを外的な事情によって早々にギブアップすることはせずに、せめてひとまず”保留”ぐらいにしてあげてください。そして、ギブアップする代わりに、自分の想いや意図を宇宙に思いっきり大声で宣言してください、笑。自分への自信を高め、レベルアップした自分になることを決意し、宇宙にそれらを大々的に”伝える”には最適なときなのです。
そして乙女座シーズンがやってきたら、一つひとつ今の自分に出来ることを進めていくことができる流れがやってきます。山羊圏の天体たちとも同じ”地のサイン”で相性が良くなります。今回の獅子座新月でヒートアップした熱は乙女座シーズンに入るとクールダウンし、今度は地に足をつけて状況を改善・分析し、現実に対してより柔軟な対応がしやすくなってきます。
今はめんどくさくてやってられない細かい作業や実務作業もきっとテキパキと事務的に進めていけるはず。(と自分に言い聞かせましょう)。従事する活動に対して奉仕精神を高めていくことで、さらなる新しい成長や発見もやってくるはずです。
でも、そのためにはまず、
- あなたがあなた自身に愛情を与える必要があること
- アイデンティティをもった個の存在として輝きを放つこと
- 「あなたは何者なのか」を主張・表現すること
- ”世のため人のために”の前に、”自分の”内なる情熱がどこにあるのかを知っておくこと
- 他の誰でもないあなたが、あなた自身の人生を輝かせるためには何が必要なのか
これらのことを獅子座シーズンの締めくくりである今回の獅子座新月前後でクリアにしておくことが、次なる乙女座シーズンでスムーズにステップアップしていくための鍵となるでしょう。
新月を過ぎてからも太陽は8月22日まで獅子座にいます。あと少しではありますが引き続き上記の獅子座的テーマを課題として取り組んでいただけますと幸いです。
獅子座新月の願い事
新月を迎えたら、ぜひお願い事をしてみましょう。
新月は、「未来への新しい意図を掲げる」「新しい方向に自分を向ける」「新しい自分になることを決意する」といった感じで、前向きに意志を放つことで流れを変えられる好機です。
この未来への新しい意図を掲げることが、今回の場合「獅子座的なこと」であればベストです。下で紹介するような類の願い事を掲げるのも良いですし、そのほかご自身の現在のテーマとなっていることに関して(獅子座的なことじゃなくてもOK)、宇宙にあなたの願望や意図を表明しましょう。
願い事を書く前にはじっくり自己対話を!
獅子座テーマの「新月願い事」を書く前のシンキングポイントを書いておきます。今回は水星が重なる、かつ”放出エネルギー”の強い獅子座での新月なので、「言語化」と「オモテに表明すること」は特にオススメです。
考えたことや思い描いたことは頭の中で終わらすのではなく、書いて外に出すか、人に伝えるなどして、アウトプットするようにしましょう。
- 情熱を注げることは何?
- 自分は人生にどんな「ドラマ」を求めている?
- もっと創造性を発揮して生きるには何が必要?
- なにか自己表現or自己発信をしてみたい?
- 平凡な日々だけでなく「バカンス」や「祭り」の要素を人生に取り入れている?
- 創作活動をしたいのに実行に移せない場合、その原因となっている心理的ブロックは何?
- 人を「下げる」ようなリーダーになっていないか?周囲を勇気づけるリーダーであるためには?
- 自分は自分でOK!と自己肯定感を持てている?
- 「自分なんて」と思っている場合、特にどんな状況のときに感じることが多い?
宇宙に未来への意図を放とう!獅子座新月が叶えてくれること
- 好きなことを仕事にして、情熱的に生きる
- 自己PR力をアップ
- 存在感のある人間になる
- 控えめ人生を卒業、表舞台に立つ人間になる
- 自己肯定感を高める
- 創作活動を楽しむ
- 芸能関係、クリエイティブ関係で成功する
- 表現することの怖れを手放し、創造性を開花させる
- 「人生=遊び」の精神を身につける
- 勇気と喜びを周りに与えられるリーダーになる
- アツく、主体的に生きる人間になる
などなど。こちらもご参考までに。あなた自身のオリジナルの状況に合わせてオリジナルの文章でどうぞ。
獅子座新月〜8月後半のオススメワーク
宇宙に未来への意図を思いっきり放ち、フレッシュなスタートを切ったとして。
さらに余裕がある方には、3つの提案を致します。これは新月時じゃなくても全然OKなので「なんか楽しそう!」と感じたのであれば、ぜひ取り組んでみてください。
1. 口癖を整える
- 「めんどくさい/いやだ」を「ありがたい!」に変えてみる
- 「めんどくさい/いやだ」を「ワクワクする!」に変えてみる
この口癖変換は、最近「ワクワクしていない」「不満をよく感じている」という状態に陥っている人が、今回の獅子座新月のパワーでエネルギーをぐいっと変えられるチャンス且つ必須アクション!
何があっても、どんな状況でも、「ワクワクするなぁ!/ありがたいなぁ!」とまず口にすることが習慣になれば、はじめは多少無理があったとしても、長期でみれば本当にワクワクすること、ありがたいことがどんどん自分の元にやってくるようになります。(超めんどくさがり屋のワタクシが実証済み!)
特に、普段自分自身が「活力に欠けている/情熱が足りない/エネルギー不足だ」と感じている人は、新月過ぎてからも継続的に日頃から”ワクワク感度”を上げておくようにしてください。
2. ここ最近モチベーションが上がっていることを長期戦略で進めていく
短期スパンで進めることと長期スパンで進めることを上手くバランスを取っていくこと。これは牡羊座火星と山羊圏の天体たちを上手く活かすためのコツです。今すぐしたいこと/今すぐ取り掛かる必要があることを、ロングタームの目標や目的に沿ったものにしていくようにしてください。
「未来の自分はどう思うか?やっぱりそれを選んで良かったと思えるか?」と、未来の自分から現在を眺めることも役に立つでしょう。
毎日気が変わったとしても、突発的な状況があったとしても、未来の自分が今この時の自分の決断や行動を見て後悔しないか、かっこいいと思うかどうか、美徳にフィットするかどうかを観察しながら選択していくのもイイですね。
このように未来の自分を通して現在自分がどう思うかを探っていくことで、本音も見えてきますし、牡羊座火星のネガティブサイドを避け(衝動的行動・軽率な行い)、山羊座のポジティブサイドと波長を合わせていくことができるはずです(長期的視野に立ったスタンスや目的達成志向)。
3. 三年前の振り返り
過去の星廻りの検証にはさまざまな方法がありますが、その内の一つに「蝕シーズン」をベースにして過去を振り返る、ということを私はよくやっていて結構面白い発見があることは多いなと感じています。月食や日食のときには後々長く響く決断や選択をしていたり、実際に何らかの”変化”が起きていることも多く、何とも不思議なんですね。
今回の獅子座新月の場合、新月の度数は獅子座26度なのですが、この獅子座の度数とかなり近い場所で起きた日食が1998年と2017年にありました。
1998年はさすがに昔過ぎるので、今回取り上げたいのは2017年。2017年8月22日は皆既日食。獅子座新月が二度続く結構インパクトある時期だったと思われます。
この日食のときは太陽&月に対して、天王星が非常にタイトに調和関係かつ土星との関係性も良く、「長期的に自分に良き影響をもたらす変化」を起こせるタイミングでした。そんなこんなで当時たとえ占星術のことを全く知らなくても「方向転換」や「自分の中での大きな変化」を選択していた人もきっと少なくないはず。
日食の影響は2〜3年続くこともあると私は感じていて、そうなると、ちょうど今の時期は当時活性化されていたことに改めて”光が当たっている”可能性があります。
当時その日食の影響の流れのなかで、もしあなたが
- 何かスタートしたことがあった
- 印象的な出来事があった
- 節目になるような決断や選択をした
- 自分や周囲の環境が大きく変化している時期だった
というようなことが起こっていた場合、この3年前に「始まった」もしくは「起こった」事柄において何らかの”バージョンアップ”を、ここ最近は認識できているかもしれません。
お時間のある人は「遊び感覚で」振り返ってみてください(シリアス厳禁!)。
自分でホロスコープを見る人は
- 今回の新月が自分のチャートの何ハウスで起こるのかをチェックする→このハウスの表す舞台があなた個人の流れでは現在盛り上がっている可能性
- そのハウスにまつわることで(1ハウス=自分自身、2ハウス=収入源など)、現在実際に何か自分の関心事や盛り上がっていることとジャンルが重なる部分があるかどうかを検証する。(各ハウスの意味についてはググってもらえばたっくさん情報出てくるかと。)
- そこからさらに三年前に遡って、現在の獅子座シーズンで自分の中で盛り上がっていることの、元々の「始まり」や「きっかけ」が当時の日食あたりで何かあったかを検証。
という感じで現在と過去を照らし合わせてみれば、もしかするともしかして、そのハウスが表す人生の舞台で、今ではより自分にフィットした形で自己表現ができていることや、より自分が楽しめるスタイルを構築できていること、”進化した自分”になっていることを、実感できるかもしれません。
仕事内容には全く満足していませんでしたが自由時間が増えたため、占星術のことに十分時間が注げるようになったのもこの頃でした。
そして、三年経った今、私は語学学校では働いてはいないものの、何よりも自分が楽しんでいる占星術の活動において、普段は海外の占術家の講座を受けたり書籍で学ぶなど海外経由で探求する生活を送っています。3年前に決意した「日本にいても狭苦しい日本文化には染まらずに(笑)、異国情緒を感じ続ける暮らしを送ろう」と思ったことに関して、現在では「より自分の好きなことをしながら」海外の情報や人たちと接する機会を得ています。これがきっと私にとっての”バージョンアップ”なのだと感じています。
そして、3年前の日食が”私自身のホロスコープ”の何ハウスで起きたかというと「知的好奇心」や「海外」を担当する9ハウス。「占星学」を思想や学問として捉えるならやはりこれも9ハウス。しかもこの日食は私にとって”キャリア”に関わるMCとかなり近い場所で起こったときであり、なおかつそこには私自身の知性や言語を司る「水星」が位置しており、まさに外国”語”や海外との”コミュニケーション”、そして占星学を”学習”するための「新たなる始まり」のタイミングになっていたのでした。
乙女座シーズンの始まり
8月23日明け、太陽が獅子座から乙女座に移動します。ここから9月22日までの約1ヶ月間、太陽乙女座シーズンとなります。8/20の朝、水星が一足先に乙女座に入るので、新月を過ぎると割とすぐに乙女座のエネルギーを感じるかもしれません。
特に水星が乙女座に滞在する8月20日〜9月5日あたりは「知的活動最強モード」。多少面白くないことでも作業をテキパキ進めていけそうな予感です。調べごとや、最近”散らばっていたこと”を整理整頓するのもオススメ。(特に事務処理。役所など公的機関に提出すべき無駄に煩雑な申請とかはこの時期に一気にやっておきたい)
獅子座では「自己を表現すること」が大きなテーマですが、乙女座では「(表現したものが/外に出すものが)実際に求められているものかどうか」「役に立つものなのか」「クオリティ的に大丈夫かどうか」といった”状況の整理・改善・調整”の要素が、自身の道を切り開く上でのポイントになってきます。
自らを輝かせ内側からの喜びやクリエイティビティで光を放つ獅子座とは異なり、 乙女座は求められるものに最善の形で応じたり、”実際的に”役に立つことを提供することを通じて真価を発揮するのですね。
ということで太陽が乙女座に滞在する約1ヶ月間、基本的には下記のようなことを心がけておくようにしましょう。
- 現実的に状況を分析→改善する
- 実用的なカタチで人の役に立つ
- 責務を真摯に全うすること
- 自分を押し出すよりも「自分が”求められていること”は何か」という視点で考える
- 健康や習慣を見直して日々の生活を改善する
- ワークスタイルの見直し
- 物事を仔細に観察して細かい対策を考える
獅子座シーズンから乙女座シーズンへの移行は、「火→地」へのシフトチェンジ。ヒートアップ→クールダウン。アイデアやインスピレーション(目に見えないもの)→具現化・現実面(目に見えること)。この変化を捉えているだけでも、日々を過ごしやすくなるかと思います。乙女座については9月2日の魚座満月のタイミングで改めて取り上げます。
ひとまずは今回の獅子座新月のタイミングが、あなたにとって自分自身を深く肯定する/自尊心を高めるような機会になることを心から願っています。
では、本日はこのあたりで。