2月5日の午前6時4分、水瓶座にて新月を迎えます。
3日の節分、4日の立春 & 金星山羊座入り、そして5日の水瓶座新月ということで、なんだかワクワクする節目続き!
先日、本屋さんでプラネタリウム特設コーナーができているのを偶然立て続けに見ましたが、星関係はまさに水瓶座が司るところ。先月太陽が水瓶座期に入った影響なのか、今回の水瓶座新月のタイミングを狙ったものなのか、全くの偶然なのかはわかりませんけど、宇宙好きの自分としては嬉しい限りです。
では、2月5日水瓶座新月みていきましょ〜!
目次
みずがめ座が表すもの
みずがめ座は12星座中、11番目のサイン。不動宮・風の星座です。ルーラーは天王星。
一つ前のサイン「やぎ」で完成した社会的な常識や実質的なものを凌駕していく段階。限られた地域性や価値観から解放され(というか破壊して)、普遍的に広がっていくイメージです。
やぎの時点では、ある意味ローカルだった価値観や世界観を、みずがめシーズンにおいては特定の場に限定されない高い視座で、世界を、自分を、捉えるようになります。風の星座である水瓶座が得意とするのは理知と思考。
すでにある型や枠を打ち破り取り払うためには、自由自在な精神と行動、そして革新力が必要で、それらの要素が備わっているのが水瓶座だといえます。
自由自在性というのは、ある意味、すでに踏みならされた特定の社会やグループにいる人にとっては、かなり奇異で時には脅威に感じられるものです。そのため、水瓶座はエキセントリックと言われることがありますが、ただ単に変人なわけではなくて、常識や慣習を超えていける自由自在力ゆえのユニークさであり、革新的なことを起こせるアイデアマンであることを覚えておきたいところです。
水瓶座と相性が良いのは最先端モノや科学技術。革命が起こる場所には、起動力となる新しい何かが常に存在しています。
そして、水瓶座の特徴で忘れてはいけないのが博愛精神。山羊座的な社会貢献とはまた違って、場所や環境に左右されない、国境や宗教の垣根無く、より普遍的な人類愛みたいなものを掲げて理想的な社会を作っていきたいと願うのが水瓶座です。勢いよく旗揚げをして民を率いて前進していくというよりは、理知的かつ客観的に考え、俯瞰的に世界を見渡す、そしてオープンな蜘蛛の巣的ネットワークを張り巡らしてビジョンを同じくする仲間たちと社会を変革していく感じです。
2/5 水瓶座新月の特徴
話は戻って。
共に活動サインにいる冥王星と火星が圧力をかけあってますので、「これは違う!」と思う価値観、モノ、ヒトに対して攻撃的な言動を取ってしまいそうになるかもしれません。が、みなぎるバイタリティを攻撃性として外に発散するのは、理知的な水瓶座新月のもとではオススメできません〜。違うと感じるなら、まずその差異に気づけた自分に拍手、そして、じゃあ自分はどうありたいのか、望むものはどんなものなのか、建設的に自分軸で考えられるよう少し離れた視点を持つようにしてみてください。
現場力よりも、俯瞰力。俯瞰力よりも、潮流を見極める力。
経済を予測するためには、3つの視点「鳥の目」「虫の目」「魚の目」をバランスよく持つことが大事だと言われます(今回の新月のサビアンシンボルが「机に座っている偉大なビジネスマン」なので、突然ビジネスの話!)。
「鳥の目」は、高所から大局的に物事全体を把握する俯瞰の目、「虫の目」は、物事に近寄ってあらゆる角度から細部を確認する複眼。
「魚の目」は、魚が潮の流れを察知するがごとく、周りの変化や時代の潮流を敏感に感じ取る目。
これは経済のような外的環境だけでなく、一人一人の人生においても当てはまるものだと思います。(個人的に一番大事だと思うのは、流れを読む力である「魚の目」。)
今回の水瓶座新月でいえば、たとえば水星パワーを活かすなら「情報」や「コミュニケーション」というのはある程度接近して、さまざまな角度から眺め、理解する必要があります。偏った情報源にならないよう、「複眼的」に見る「虫の目」を意識したいところではあります。
ただ、接近しすぎると全体が見えなくなります。そこで 一度距離を取り直して、引いた視点で、あるいはその枠から出て見直す行為が「鳥の目」です。これは理知と思考に長ける水瓶座が得意とするところですよね。
そして、じゃあ何のために、俯瞰する必要があるのかというと、全体的な「流れ」を捉えるため。どういった変化や動きのなかで、目の前の現象が起きているのかを感じ取る魚の目。
俯瞰力、先見力があるからこそ、周りからはすぐに理解されないかもしれない斬新なアイデアを構築できるのが、水瓶座です。ロジックに偏りかねない水瓶座ですけど、今の星回りだと、勢いよく行動にも起こしやすくなっているのでチャンスです。
そして、俯瞰力・先見力を受け取るための前提としては、いかに自分らしくあるか、という「自分ファースト・自分軸」でいることが大切!
自分軸で物事を感受し、心身のリズムが心地よく呼応するところに敏感になること。そうやって、自分らしさを大事にすることが、自らの生における未来の記憶を思い出すことにも繋がるでしょうし、その未来において共同体意識でつながる仲間たちが待っているということを予感させる「新しい出会いや縁」が、実際に起きてくるだろうとも思います。
自分らしくあることが、巡り巡って、誰かと新しい世界を共同創造することに繋がるのだと捉えてみてはいかがでしょうか。
2月5日 水瓶座新月で意識したいこと
ではここから、私が5日の新月周辺で取り組めたらいいなと考えていることをシェアしていきます。
ご自身の状況に合わせて、良さそうと思ったものを参考にして実践していただければ幸いデス!
常識や慣習、ルーティンから一度離れて、違う方法でトライしてみる
今回の水瓶座で特に意識したいことは、ずばり『リフレーミング作業』。リフレーミングはNLP(神経言語プログラミング)で用いられる視点を変える手法です。ざっくり言うと、、既存の枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見るように意識を変えていくこと。
ただ、意識レベルでは枠組みを変えるってそんなに簡単ではありません。そこで、取り組みやすいのが行動や外見を変えていくアプローチです。
変革・アンチ現状維持がテーマなので、これまで繰り返しやってきて少なからず惰性の予感がしているところは、今回のタイミングで一度ばっさりやり方を変えてみるといいかもしれません。どう変えるんだ、ってことになりますが、簡単なところだと、いつもやっているルーティンの順番があれば、それを逆にやってみるとか、焼酎派の人が日本酒を頼んでみるとか!笑。こういう小さくてくだらなさそうに思えることが、地味に大事だったりします。
いつもと違うことをやると、いずれにしても気づきがあります。自分にはそれがやっぱり合っているなと再確認するか、案外こっちもいけるかもしれないな、と新しい発見をするか。再確認した作業を「無駄なトライをしてしまった」と捉えるか、「自分にフィットするほうを知れて良かった」と捉える機会とするか。
再確認がなぜ大事かというと、人は同じことを繰り返していると自分と一体化しすぎて、本来気づけるものも気づけなくなることがあるからです。だから定期的にあえて崩してみることも必要。破壊してまた創造する。そういう意味で、今のタイミングで「自分にくっついているものから一度自分を離してみる」という作業が役に立つような気がしています。
自分の中にあるユニークポイントを愛でる!
普段の生活や人と話すなかで気づいた、「あれ?自分はこの部分は皆と違うな」と感じている部分が、誰しも何かしらあるかと思います。
「右へ倣え・協調性・同調圧力」などの雰囲気が今もって漂う日本社会の中では、対外的には「私はあなたとは違う」ということを明言することは難しいかもしれません。ただ、たとえ周りの人、特に近くの人に明言できなかったとしても、自分自身のなかで自分のユニークポイントを愛でることはできます。
もしアナタが、自分は周りの人とは違うことをやっている、違う風に物事を捉えていると感じていて、だから自分は間違っている、ダメだ、という気持ちが少しでもあると感じたならば、今回の水瓶座新月がグッドタイミングです。アナタ自身のユニークポイントに全身全霊の愛を注いであげるようにしてみてください。
いつもとは違うところから情報を探してみる
今回の水瓶座新月は水星のエネルギーも強まっているので、言葉や情報、コミュニケーションといったキーワードに注目したいのですけど、ポイントとしては「いつもとは少し違う角度で情報収集をしてみる」ということ。あるいは、自分が携わる分野以外のところと関わってみるといいかも。
他の人と異なる考え方や独自の視点を持ちたいのであれば、他の人とは違う情報を手に入れること。これはリサーチにおける鉄則ともいえます。
仕事に関する情報を得たいなら、あえて、業界をずらしてリサーチしてみるとか、恋愛に悩んでいるなら、今回の水瓶座新月に合わせて天文学系の本を読んでみるとか、一見関係のなさそうなところにアプローチしてみると、思ってもみなかったアイデアや視点を得ることができるかもしれません。突破口というのは意外なところからやってくることが多いように思います。
突破口に出合うためにも、自分のアンテナをオープンにしておくことを意識してみてください。
セレンディピティを大事にする
「セレンディピティ」とは偶然の価値を見出す能力のこと。
今の水瓶座ステリウム時期には「刷新、変革」というところがテーマになっていますが、じゃあ変革って何ですか?ってことになります。
「変革には新しい何かが必要」と、この記事の上のほうでも述べましたが、その「新しい何か」を模索するときには、偶発性を必然に変え、チャンスを広げていけるかどうかです。つまり、一見スピリチュアルなことかもしれないことなどを能動的に解釈して「実質的な価値の拡張」ができるかどうかがポイントになります。
具体的には、たとえばアナタがいま積極的に探している、あるいはリサーチしていることがあったとして、そのアクティブな動きのなかで本来探していたものとは違う、また別の魅力ある価値を偶然発見したとします。アナタとしては、本来探していたものとは違うから、とりあえずスルーしようと思うかもしれません。
でも、偶然見つけたその別の価値をいったん取り入れてみるのです。探していたものとは違うけれど、これはこれでとても素敵だと思う、という気持ちを尊重してみることです。そうやって、思いもしなかったところから、道が拓けていく、そしてその先で起こしていけるのが「変革」という大きな変化なのではないかなと。
牡羊座に滞在する天王星&火星の響き合い、そして本拠地にいる木星のサポートなど、これらの宇宙からのメッセージを読み取るとすれば、今は受け身の幸運探しよりも、自らが動いたジャズ的な偶然の出合いのなかで発見した幸運や新しい関心を見落とさないように周りを観察しておくこと。果報は動いて掴み取れ、という感じの姿勢。動きましょう!
願い事を書くときのポイント
願い事は、新月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。
願い事の数は多すぎると宇宙に放つ気が散漫になるので、10個程度が良い感じ。
あと、現在私自身実験中ですが、縦書き&筆ペンで書くことで、成就力が高くなると思います。
日本語は本来縦書き文化なので、起源に沿った書き方をした方が日本語のリズムに合っているし、横移動よりも縦移動する書き方のほうが、願いを「届ける」という意味において、手の動きが理にかなっています。神道の考え方では、私たち一人一人が「神」です。私たちの中に神がいるのではなくて、私たちが神そのものだということです。ですので、「自分自身が神である」という意識をもって、その神である自分自身が、願いの実現を天から地上(これが縦移動)に下ろしてくる、という視点で書くことをオススメします。
新月は、新たな誓いを宇宙に放つタイミングです。ただ、願いを放つ場合でも、既に叶ったことを前提として「感謝モード」や「過去形(現在形もOK)」で書くことをオススメします。「既に自分は満たされている」という感情に浸るのがいいかと。
満たされ感をmaxにすることによって、ポジティブな感情を巻き込むことになるので、自然と思考ではなく心で書くことにも繋がるはずです。
書く前には、机の上をきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマなどを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるよう心がけてみてください。深くリラックスして、自分の内面につながるように。
願い事を書く前には深呼吸でリラックスしてα波を出そう
自分の本音に気づいて魂に沿った願いを放つためには、自分自身がまずリラックスする必要があります。数分間、深呼吸をすることから始めることをオススメします。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読んでみてください。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まりますし、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。そう、このズレや違和感に気づくのが大事。
読み上げて、「よしこの願いで間違いない!」と思えない場合、もっと強い望みが別にあるか、もしくはその願いにまつわることについて心理的なブロックが働いているかのどちらかです。
そして、心理的ブロックを感じた場合、それはある意味一つのチャンスでもあります。自分を守るために普段は感じないようにしていることかもしれないので、湧き上がってきたこそ対処する良い時期だとも考えられるからです。とりあえずどこかに記録を残しておいて、後日時間のある時にでもそのブロックとじっくり向き合ってみることをおすすめします。
水瓶座新月が叶えてくれること
- 常識にとらわれない自由な感性と価値観で生きる!
- ルーティン化している習慣を刷新して新たなスタイルを構築する!
- 意外性のある新しいビジネスチャンスを発見!
- 先見性と独創性で時代を変革していく存在になる!
- 偶然の出合いを幸運に変えるセレンディピティ力を高める!
- 多くの人と公平に関わる博愛精神のある自分になる!
あとがき
以上、2月5日の水瓶座新月について見てきました。
いつもあとがきで長々と書いていて、今回は過去現在未来の共時性、というか「未来の記憶」というテーマで書く予定をしていたのですが、ここ数日体調が優れず頭を働かすことが上手く出来ておらずで!しばらく粘りましたが、サレンダーします。降伏宣言。
代わりに短い話を。今日、散歩がてら神社参拝に行った際に、境内にある絵馬をしばらく眺めていました。皆それぞれ自分の願いや目標、あるいは周りの人の幸せを祈念していて、なんだか感慨深いなぁと思っていたときのことです。
風が吹いて、ぶら下がっていた木製の絵馬たちがカラカラカラカラと、それはそれはとても美しい音を出してしばらく鳴り響きました。けっこうな数の絵馬が並んでいたので、壮大な音になっていったんですね。絵馬の協奏曲、ほんとに。
人間が地球上で、理想や願いをもって共に未来を創造する、というのは、宇宙(あるいは神)から見れば、この音のような完璧な美しさを持っているのかもしれないなと思いました。
どこからともなく吹いた風が絵馬を揺らした、美しい音の重なりがどこから始まったのかはわからないし、どこで終わったかもわからない。でも間違いなく言えることは、お互いが響き合って、全体として重奏的なハーモニーが繰り広げられていたということです。
そして、その全体音がただただ完璧だったのです。音の意味がどうとか、どんなメロディだとかは関係なくて、音の重なり自体でもう完成されている感じ。
そして、その完璧性っていうのは、この地球で人間が共に存在していること自体とも共通しているように思います。
どこ目指すとか、何を成し遂げるとか関係なくて、本来ただ存在してるだけですごいよなぁぁ、と。
あ、これ言い出すと、願い事云々を撤回しかねないので、ここで終わり!笑
今回の水瓶座新月は早朝なので、日中の間にできれば願い事を、そして夜には星空を眺めてしばし意識を遠くに馳せてみてはいかがでしょうか。
それでは、アナタにとって素敵な新月になることを願って、本日はこのあたりで。