占星術的にいまめちゃくちゃ大事な時期!そんな気がしています。
まず、4月15日に水星が順行に戻ります。
そして翌日の16日には牡羊座で新月を迎えます。
現在は水星逆行中なので、先日の記事でもお伝えした通り、基本的には過去の振り返りをしたい時期ということは先日お伝えした通りです。
参考:水星逆行期間の過ごし方。水星逆行の特徴&影響をプラスに活かす方法
間もなく迎える牡羊座新月ですが、牡羊座について石井ゆかりさんはこう言います。
牡羊座の生命力は、過去を問題にしません。それは、過去が「ナイ」からではありません。過去は、すでに自分の血肉となっていて、今まさにともに戦う自分自身、だからなのです。
牡羊座は、過去は過去として自分と完全に一体化させています。そして、アタマをすっきり潔く「ゼロ」にして、そこから勢いよく進んでいきます。
牡羊座にとって、大事なことは、「走り出す」ことです。流れをつくり、成功を勝ち取るために、勝負に勝つために、思い立ったことを迷いなく実行する勇気であり、チャレンジ精神です。
つまり、水星順行で追い風になる15日の翌日に牡羊座新月を迎えるということは、「一気に流れが加速する」ということ。
15日を過ぎればトップスピードで新しい世界が始まっていく。
そして幕が開けたら、もう進むしかない!
幕開け以降、振り返りはしないつもりで
15日以降に一気に流れが加速するということは、言い方を変えれば、自分を振り返ることや、自分が望む方向性を思案することが難しくなる、ということでもあります。
流れは前に前に、未来へと進んでいきますから、「振り返る」という過去軸のものにはポイントが置かれなくなる傾向に。
ということは、、、
いま、自分の掘り下げをしていなかった場合、人生の流れが一気に進んだときに、違う方向にも一気に進んでしまう可能性があるとも考えられます。加速度的に「ズレ」も大きくなり、またズレた方向性のまま物事が現実化しやすいということです。ひぇ、こわい。
人生の流れを俯瞰的に見ればイメージがつくと思いますが、いまの時期たとえば学校がスタートしますね。会社だと入社式もあります。日々新しい出会いや学習でとにかく忙しくなりますよね。
そういう時期に私たちがしないことってなんだと思いますか?春のスタート感溢れるときにしないこと。
「あの時はこうだったなー」と昔を振り返ったり、逆に「自分がこれからどう生きていくんだろう、生きるとはなんだろう」という風に人生について哲学的・抽象的な問いをすることってあまりなくないですか?
こういうの過去軸の思考や人生の根本的な問いかけって、この時期は時間的にも気持ち的にも考えることがかなり少ない傾向にあると思います。
ご自身を振り返ってみてください、春に何か始めたとき、もっと具体的な行動をとるし、将来に気持ちが向いていると思いませんか?
つまり、
(世間的にはもう新学期、新年度がはじまっていますが)星占い的には、新しい一年がはじまる前に、いま一度自分を振り返り、これからの方向性を明確にすることがとても大切になります。どの方向に進んでいくのか、土台を作ることが必要なんですよね。
いま水星逆行によって猶予を与えられています。これはまさに「いまのうちに準備しておきなよ」ってことではないかと。
仮にいまの時期、実は自分が望んでいないことなのに、周りの期待や自分の古い価値観に従って、新しいことを学習し始めたとします。水星順行の力も受け取って、学習能力もあがり、いつも以上にスピーディーにはかどるはずです。
しかしですね、あなたの中にはいつもどこかに、100%やりたいことではない、という気持ちが募ってくるのです。この「違和感」の気持ちがはじめは少しでも、徐々に浮き彫りになっていきます。
違う方向にますます自分が進んでいることを、あなた自身が感じることになるかもしれません。
それは避けたいですね。
いま何をするべき?
では、残りこの6日間で何をしたらいいのでしょう。
水星順行、牡羊座新月の際に、本当に、自分が望む方向に向けて、きちんと狙い撃ちするできるように、土台を作ることですね。
そのためには、これまでの振り返りを行うことが必要です。振り返りに関しては別の記事でも触れましたが、今回はもう少し踏み込みたいと思います。
先日の記事では振り返るための具体的行動を紹介しました。それらの行動を通して、過去の自分や物語と向き合うことができます。
ただ、根本的にきちんと掘り下げるためには自分のこれまでの思考と向き合うことが不可欠だと私は感じています。
自分のこれまでの考え方のクセや、知らず知らずに定着させてしまった価値観を見直すことが必要なのではないかと。
否定してきた過去の自分、うまくいかなった人間関係、社会生活など、あらゆる面から自分が物事をどのように見てきて、そしてどのように価値観を築いてきたかを見ていくのです。
そして、自分自身が築いた価値観によって起こされていた思考のブレーキに気づくことことが大事だと思うんですよね。
思考のブレーキに気づき、解放する
思考のブレーキを解放していく作業。残り約一週間にするべきことは、これに尽きると思います。
自分を内面を掘り下げてブレーキがかかっていた原因を探ります。
束縛されていた思考に気がづくと、その思考からは自由になれるのです。
思考のブレーキ=こころのブロック。
思考が自由になってはじめて、こころが解放され、未来への創造に着手できる段階になります。
だからこそ、未来のプランニングよりもまず、自分自身が抱えているこころのブロックを見つけ、解放することが大切です。
引き寄せの法則がすぐ叶うと叶わない人がいるのも、このブロックが根っこにあるかどうかの違いだと経験上強く感じています。
次回の記事で、思考ブレーキ(こころのブロック)の解放の仕方について、具体的にお話ししたいと思います。
では、本日はこのあたりで。