7月3日 蟹座新月と日食のこと。世界は安心できる場所、そこであなたが共鳴し愛情を注ぎたいものは何なのか

蟹座新月_日食 占星術・星占い

7月3日 AM 4:17頃 蟹座にて新月を迎えます。皆既日食です!

今回の蟹座新月は、アセンダント近くで起こり、なおかつ太陽の軌道と月の軌道が交わる場所「ドラゴンヘッド」の近くで起きるというのが大きな特徴。(ドラゴンヘッドの近くで新月や満月が起こると、「食」になります。)ちなみに、7月17日の山羊座満月は部分月食を伴います。

「食」のもたらす生まれ変わりパワーによって自分自身のあり方がリセットされそうな、注目度高めのターニングポイントです。

ドラゴンヘッド&テイルは、(諸説ありますが)過去生や来世などに関わる課題や人との縁などを示す場所。生涯で私たちが出会うことになる霊的なテーマが示されているんですね〜

なんだか壮大なテーマがありそうな今回の蟹座新月。

まずは、蟹座の特徴からみていきましょう。

山羊座満月_部分月食

7月17日 山羊座満月と月食のこと。魂の仲間と繋がる先には、社会で結果を出せる道が待っている

かに座が表すもの

蟹座が表すもの_蟹座新月

蟹座:水のエレメント/活動宮

【キーワード:家庭・家族・共感・感受性・生活・故郷・感情・母性愛・住まい・お世話・ドメスティック・プライベート】

かに座は12星座中、4番目のサイン。

直感力や感受性が豊かで、人情味溢れる、包容力のある蟹座。

おひつじ、おうし、双子の中で発達してきた個人のチカラを、蟹の「甲羅=囲い・器」の中に結集させていく段階です。甲羅の中に招き入れ、守っていくものは、人やモノ、対象はなんでもあり得ますが、キーワードは「ココロ」。すべての基準は、「そこにあなたの心があるのか」です。

ハートウォーミングな交流を求め、心地良さを味わえるか、共感しあえるか、自分と相手がどう感じているか、といった気持ちの部分が大事なポイントとなります。

自分の内側にある器に入れる、という受容的な性質を考えてもらうとイメージできるかと思いますが、自分の内側に取り込んだものは甲羅で固く守っていくので、自らの内側に「何を入れるか」は重要なポイントです。

そのため「これは入れてはいけない!」と思ったものに対しては、寛容度低め。排他的というより、むしろ攻撃的になるかもしれない。ハサミありますからね。でも攻撃をするのは、内側を守るため。となると、器さえ大きくすれば、ハサミの出番もなくなりそうです。

甲羅(自らの内側)の中に住まわせているものは、自分の一部ともいえますから、家族のごとく大切にし、愛情深く面倒を見ることができます。蟹座の人が自らの集団・コミュニティを守るために、神がかり的な力を発揮することができるのは、そういった愛情からなのでしょう。

内側の世界を守ろうとする蟹座ですが、小さな世界でこじんまりと平和的家庭的に暮らす、ということではありません。
器は始めは小さく、家族や身内、親友などのごく狭い範囲しか招き入れることができないかもしれませんが、その親密な関係性の中で器を大きくしていくこともまた使命だと言える。

仕事仲間や地域社会、そして国家、地球へと、最終的には世界中のものを内側に招き入れ、皆が一緒に安心して暮らせる世界を築くために、母性で大きなモノを動かすエネルギーを持っているということ。「人類皆家族」をリアルに感じられるのは蟹座なのかもしれません。

だからこそ、特に蟹座に太陽や月がある人は、アットホームで保守的な甲羅を時には打ち破る必要がある。自らの器を広げるために。

皆が入りきらなくなった器は大きくしていく、その刷新力があればこそ保守的な蟹座のブレイクスルーが起こるのではないでしょうか。

7/3 蟹座新月の特徴

7/3_蟹座新月の特徴

7月3日、月と太陽は蟹座1ハウスにて重なります。

冒頭でもチラッと言いましたが、今回の新月の特徴は、アセンダント近くで起こること、同じサイン&ハウスにドラゴンヘッドも位置していること、そして、月&太陽コンビの真向かいには土星がドラゴンテイルとかなりタイトに重なっていることです。

自分が安心できる心地良い居場所で本当の意味で「生きる」ために、本来のあるべき自分自身へ帰属するような雰囲気が漂っています。「ホーム」と言えるような場所でなにかしらの変化がありそうで、本来の自分が守りたいものや育てたいものは何なのか、自分自身のあり方をリセットすることで気づくことになりそうな予感です。

しかもそれは、現在生きるあなただけのテーマではなくて脈々と過去生から引き継いでることなのですよ、と言われているような。

今世のライフからだけでなく、もっと昔つまり過去生から引き継いでいる課題でもあって、霊的課題と物質世界での課題が共鳴しあう時でもある。なのでやはり、少し強制力のある宿命的な変化がありそうではあります。

経験上感じているのですが、「食」のときに起こる強制執行って、起こるべくして起こる感じがすごくする。そしてその後の現実生活や人生観に、多大な影響を与えます。

そして覚えておきたいことは、すべては必要だから起きているということです。びっくりするようなことがあったとしても、信頼して受け入れること、時には力を抜いて委ねること。で、そのようなときは、これまでの常識とかやり方とか理想に固執しすぎないこともポイントです。

逆に、現象面では何も起きないことももちろんあります。でも水面下では誰もが影響を受けている。

強制執行とか無くて現実レベルでは特に何もないなぁという人も、身の回りで起こることに感覚を研ぎ澄ませて、メモや日記を普段より少し多めに取ったりするのがオススメ。後々、「あの時のあれがそーゆーことか!」なんてこともあるはずです。

(ちなみに私は、去年の夏至あたりから蟹座新月の日食の期間、モロに影響受けて、記事も書けない程だったのですが、、、後で自分の日記を読み返して面白い部分がたくさんありました。)

「今ここの感覚・感情」を大事にしたい時なので、目の前で起こっていること、今あなたが感じていること、今あなたが経験していることをよく観察してみること、何より今の蟹座シーズンは理性や思考よりも感情の動きを大事にしていただきたいと思います。

自分で何か物事を動かしていく、というよりも、自分の器の中に何が入ってきているのか、という視点で状況を受け入れてみるといいかもしれません。

蟹座新月の特徴2

今回の新月は蟹座なので、身近な集団、衣食住のこと、家族や母親との関係などに関して、本音で向き合うグッドタイミングなのですが、その下地といえるのが「自分自身のあり方」(アセンダント、1ハウス)。

もし今あなたが、身近な人と正直さのない関係になっていたり、あるいは共依存のような関係になっていると感じている場合は、本音で何かを伝えてみる機会にするのもアリです。

あなたが今なにかの事情で自分を偽っているのならば、何のために真実を回避しようとしているのか、一度考えてみては。何を守るためなのか。あなたが大事にしたいものは、何なのか。

そしてもし仮に、あなたが守ろうとしているものが、見栄や体裁といったものであるならば、それを抱えたまま、愛を交流させることは今後ますます難しくなっていくかもしれません。

一方で、共依存の関係にある場合、それぞれが個人の基盤を整えて、本来の自分らしさを発揮することでしか、真の意味で安心できる居場所を築くことはできなくなってくるでしょう。

自分を押し殺して関係が維持されている「ホーム」は、今回の新月あたりで、「もうこれではいけないんだ」とハートで得心することになりそうです。

新月が起こるときのホロスコープ上の詳しい度数(サビアンシンボル11度)を見てみると、やはり、蟹座的な「皆で一緒に仲良く」という雰囲気ではないんですね。迎合から遠のく、周りが信じている価値観や常識に疑問を抱く、自分の正直な気持ちを外に出す、みたいな感じで、殻に閉じこもっていた自分の心を自由にしていくようなステージです。だからまぁ、蟹座にしては「攻め」に入っている感じで、挑戦的な雰囲気が漂っている。

天王星がサポートしてくれますから、気づきを得るテーマとしては身近なことであるものの、そのヒントを与えてくれるのは直接的な利害関係のないようなちょっと遠い人(ネットで知ってる人とか物理的に遠くに住んでる人)とか趣味やボランティアで繋がってるような「同志」の可能性あり。自分の原点はどこなのか、独自性は何なのか、自分が求める居場所はどんなところなのか、などなど、あなたの心が反応する「これから守っていきたいもの」に気づくチャンスが訪れそうです。

心ベースで舵を切ろうとする一方で、社会的な存在からも刺激があります。「こうありたい」と自分が描いていることを既に実現している人や権威的な存在である人に対して、心の中で反発を感じたり。でもやっぱり尊敬を感じずにはいられない成果を見せつけられてるように思えて落ち込む、なんてこともあるかもしれません。

家庭や住まい、そして自分自身の感情など「プライベート」な部分において変化や気づきがあって、それは社会との関わりや地位など「パブリック」な部分にも変化を波及させていくような相互刺激。

なにはともあれ、今回の蟹座新月、けっこう感情的な波が来ることが暗示されています。

で、私が言いたいのは、負の感情を味わうかもね、ということではもちろんなくて、感情が揺れたときはそこから次のステージに進むチャンスが来ているんだ、という点です。

どうでもいいことに感情は揺れ動きませんから、動揺は何かしらの突破口になる。

むかつく人がいれば、それは自分自身の嫌いな部分を写しているだけかもしれないし、嫉妬はあなたの願望に気づくチャンスかもしれない。悲しみの出来事はあなたが精神的に強くなって潜在的資質を発揮するための愛ある試練かもしれない。

蟹座は水のサインで感情がオモテに出てきやすくなるので、普段は気になっていないようなことでも、理性では振り切れない何かが出てくることもあるでしょう。

でも、そういう感情の表出が、次のステップに進むための通過点であることはとても多いのではないかと思います。湧き出る感情を頑なに否定したり知らないフリをするのは得策ではないのです。

「ただ感じること」「素直に気持ちを受け入れること」。そうやって感情に向き合う時期を経てこそ、あなたがこれからしたいこと、向かいたい方向、ありたい自分に改めて気づくことがあるということ。

そして、感情を解放できると、自分から必死に動かなくても自然と周りや自分の状況が変わってくることを実感するはず。そういった引き寄せ力がアップするのも蟹座シーズンの特徴なのではないかと思います。

まぁそんな感じで感情的には不安定になるかもですが、水星と火星は共にエネルギッシュな獅子座にいて、楽しいニュースが舞い込んできたり本格的な夏の到来に向けてワクワク何か準備をし始めることにもなりそうです。天王星とハードな関係なので、物事をはっきりと言い過ぎたり、注目されたいという気持ちから主張を押し付けるようなかたちにならないよう注意したいところではあります。

土星と海王星が良い関係なので、夢に向かって地道に努力する能力が高まっています。直感やイマジネーション力のおかげで、普段なら超えられない壁をスッと飛び越えられる瞬間もあるはず。今回の新月周辺のタイミングでいうなら、私生活よりもお仕事などの社会的なところで起きそうですね。

ピークは超えましたが、同じく海王星は射手座の木星とのハードな関係が続いていますので、手を広げすぎたり、魅惑的な話に騙されたりといったことには少々ご注意を。 

ということで、今回の蟹座新月では、

湧き上がる感情に好意的に向き合いつつ、改めて自分自身のあり方について、そして自分が守りたいものについて意識を向けてみてください。そして、スケジュールは詰め込まずにゆったりと。

自分の世界だけでなく、自分が属する集団の世界をも自ら広げていこうとする挑戦的な包容力みたいなものを、内側に感じることができるのではないかと思います。

この時期に起こる変容は持続力がありますから、意識的に選択することが大事です。意識的に選択することは、思考で選ぶことと同等ではなくて、「私はこの『なんとなく』を採用する」とか「私は家族のために〇〇はする、〇〇はしない」「私はこれが嬉しいから、もっとこうする」といった感じで、自分の判断を自覚することです。

自覚することは責任をもつことに繋がります。責任をもつことができれば、依存的な関係も解消の方向へと向きが変わっていきます。

ながらく「自分自身とパートナー」がキーになっていますが、パートナーシップのベースとして、幸せに「なる」というよりも、お互いが自分で自分を幸せに「する」という、幸せへの積極的コミットが共通しているような気がします。

そして、やはり今回の蟹座新月も自分自身というのは核となるテーマであり、自分らしくいることや本来の自分を発揮できる場所にいること、そういった境地でこそ自分が守りたい対象に本物の愛情を注げる、つまりは蟹座の真価が発揮されるのだ、と暗示されているのではないかと思います。

7月3日 蟹座新月周辺で取り組みたいこと&意識したいこと

蟹座新月_取り組みたいこと

ではここからは、おすすめしたい蟹座テーマに沿った取り組みを紹介したいと思います。

ご自身の状況に合いそうなものがあれば、参考にしてください。

自己対話のススメ

質問の効力は私自身日々感じていることです。なんとなく願い事だけ書いて終わってしまう人には特に、質問に答えるかたちで、ご自身を振り返ってみることをおすすめしたいです。

□ 家族や身近な人と本音で付き合っているだろうか?

□ 自分が最終的に守りたいものは何か?

□ どんなふうに子供を育てたいか?

□ 自分にとって安心できる場所ってどんなところ?

□ 自分好みの居心地の良い住まいってどんなの?

□ 甘えたいときに素直に自分を出せているか?

□ 自分にとって温かい家庭ってどんなの?

□ 理想とする「居場所」はどんなところ?

身近な人たちに光を送ろう

近しい人との関係がうまくいっていない場合、素直に思いを打ち明けることや、「ありがとう」をさらっと言うことすらけっこう難しい場合があると思います。

今回の新月のタイミングで家族の人に改めて感謝を伝えてみるとか、気持ちを伝えてみるのはもちろんGOODです。久々に実家の両親に連絡を取ってみる、などもGOOD。いやいや、いきなり自分の気持ちを伝えるのはちょっと、、、、という人もいると思います。そんなあなたにぜひ提案したいこと、それが、イメージの中で相手に光を送ることです。通称「愛ビーム」。

どんな状況でも、相手にどんな思いを抱いていたとしても、気持ち的な愛ビームを発することは可能です。まず自分から愛を発することで状況は変わっていきます。

近しい人との関係がうまくいってないんだよな、という人は、面白半分で構いませんのでまずはここからスタートしてみてはいかがでしょうか。

水星と火星が獅子座でプッシュプッシュな勢いもあるので、主張が過ぎることもあるかもしれません。蟹座の影響で感情コントロールができない、なんてことはあった場合は、ひとまずそっと静かに愛ビームを送りましょう。

近しい人との時間を丁寧に過ごそう

今回の新月周辺で、家族や身近な人と過ごすとき、あるいはホームと感じられる場所にいるとき、少し意識してみてほしいことがあります。相手の話を誠実に聞くようにする、いつもよりゆっくり頷く、いつもより丁寧に物を渡す、衣服に付いた埃や髪を優しく取ってあげる、などなど、普段の自分なら、そんなことやらん!ってことを、ほんの少し愛情多めに取り組んでみてほしいです。

普段よりも感情豊かにいられるであろうこの数日、愛情をもって大切な人に何か良いことをすれば、その分いつも以上に嬉しい気持ちになれるはずです。

(逆に、悪態をつけばヒートアップするよ、ということでもあります。むしろそれを防ぐための対策!)

セキュアベースを自分で築く!

これは余談ですが。

蟹座的なテーマとして「家庭」がありますが、家庭って要は自分が安心できる場所です。となると、心理的に安心できる領域、というのもやはり蟹座のテーマ。

となると、「セキュアベース」という観点が見逃せません。

セキュア・ベースとは、心理的な安全基地、心の拠り所のこと。心理学的に言われていることですが、人はココに戻れば大丈夫、という確信があることによって、外の世界を探索しチャレンジして、また元の場所へと帰還することができます。

たとえば子供にとって、安全基地(セキュアベース)は親(家庭)ですね。親から受け入れられ、愛され、守られているという感覚があると、子供は精神的に安定し、安心して外の世界へ出て成長していく事ができます。反対に、この安全基地がないと不安になり、他人との良好な関係や、新しいことにチャレンジすることができなくなる。

で、この概念は子供だけでなく大人にも適用することができます。もちろん過去に戻って、親に安全基地を作ってもらうわけにはいきませんから、自分で築く必要があります。いつでも着地できる地面を自分で作っておくと良いのです。

蟹座の次のサインが獅子座ですけど、獅子座は外にアピールするステージ。獅子座が示す創造性も自己肯定感も、セキュアベースができているからこそ、です。

となるとですね、大人になってからは、いかに自分自身で安全基地=セキュアベースを築いていけるか、というのが人生を冒険できるかどうかの分かれ道になっている、と言っても過言ではないのです。

そして、蟹座的「ホーム」の存在は、必ずしも物理的な家庭やコミュニティに求めなくとも、心理的なホームベースを作ることでも、取り組める課題なんです。心理的なホームベースは、共依存から解放された温かい人間関係を築くための基盤にもなります。

  • 小さな喜びを選択し続ける
  • 傷ついたら自分で癒す
  • 頑張った時は自分を褒める
  • 疲れたら休む
  • 失敗しても自分を責めず、許す
  • 感情をオモテに出す
  • 自分に愛のある言葉をかける

こういったことを日々実践して自分でセキュアベースを築くことを意識していれば、不安や恐れが薄れて、新しいことにチャンレンジしやすくなったり、願望実現度も高くなったりします。

自分でセキュアベースを築くことは今回の蟹座新月に限らず、いつも意識しておきたいことなのですが、せっかくなのでこの機会に紹介しました。

願い事を書くときのポイント

蟹座新月_願い事

願い事は、新月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。

願い事の数は多すぎると気が散漫になると思うので、10個程度が良いですね。縦書き&筆ペンがおすすめです。

書く前には、机周りをきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるように。何よりも大事なのはリラックスすること。

宇宙に願いを放つわけですから、ひたすら下を向いてカリカリ書くより、ぼーっと外の景色を眺めつつリラックスして(変性意識・瞑想状態に近い状態で)書くのが良いと思います。

書き終わった後は、声に出して読み上げよう

願い事をすべて書いた後は一度声に出して読むことをオススメします。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まり、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。

蟹座新月が叶えてくれること

  • チームを温かく見守り育てる能力
  • 温かい家庭を築く
  • 自分や他者の心に優しく寄り添える人間になる
  • 家族(特に母親)との問題が解決する
  • 心から安らげる環境を手にする
  • 大切な人と幸福を分かち合う
  • 親しみやすい人間になる
  • 理想の住まいを手にする
  • 自宅で仕事をする
  • プライベートを充実させる

などなど。

あとがき。人生の基盤となる世界観について

蟹座新月_あとがき

以上、7月3日の蟹座新月について、みてきました。

蟹座の「器」に関係する話を最後に少し。

同じ場所にいても同じ人間関係であっても、同じ日常を送っていたとしても同じ習慣を持っていたとしても、あなたが世界をどのように捉えているかによって、あなたの目に映る景色は変わってきます。

もし、世界は敵だらけ、人生は競争、人はいつか裏切る、という世界観があなたの人生のベースにあるとすれば、あなたは常に戦闘態勢で暮らすことになります。

もちろんこれはとても疲れます。そして、蟹座的世界からも離れます。殺伐とした世界がイメージできますよね。

でも、あなたの根本的な基盤として、世界は安全で自分を発揮できる場所、自分はいつだって守られている、といった世界観をもつことができたとしたら。

目の前の景色が変わってきます。たとえ生きている場所が同じであったとしても。

世界を危険と思うか、世界は安全と思うか、あなたがどちらの世界観を持っているかは、願いを宇宙に届けるための、それこそ「基盤」になります。

潜在意識と上手に繋がるためには、リラックスして自分をできる限りフラットにしておく必要がありますが、これも根っこに世界への信頼があるほうが断然カンタン。そしてこれは、前述のセキュアベースにも関わってくる話。

蟹座の包容力や器を、ご自身の家族や身近なコミュニティだけでなく地球全体に広げることをイメージしてみてください。蟹座にとって守るべき存在は自分の内側にあるものですから、ここが安らげる場所なのだと認識することは、内側の仲間たちに愛を注ぐための前提条件です。

つまり、あなたが誰かと心を通わせたり、愛情をもって何かを育てるためには、そもそも自分のいる世界は自分の味方なんだ、守られているんだという感覚を育てることが同時に必要だということ。

あなたが抱く安心感はその内側にいる相手にも伝播します。同じく、あなたが不安に感じていれば、相手も不安に感じます。

世界は自分の味方である、世界に守られているんだ、という安心感が育まれると、周囲の人や世の中に対しても、「世界は敵だらけ」と感じていたときには決して抱けなかった深くて大きな愛情を感じたり、与えたりすることができるのです。

まぁ、、実際には危険な場所も出来事もあり自然災害だって免れないのですが。あくまでも世界の捉え方として、自分が住む世界は安心できる場所なんだという蟹座が示すようなハートフルな世界観をもっておくと、どこに行っても、故郷から遠く離れても、自分が「今ここにいる場所」をホームに感じられるようにもなると思うのです。

で、そうやって自分の器を広げていって、自分がいるその時々の居場所に愛を吹き込み、人の心を温めていくような、「母なる大地」として生きること。去年末からドラゴンヘッドが蟹座に滞在している現在、私たち一人ひとりがそういった存在になっていくことが求められているのではないでしょうか。

さて、さらに突然話は変わりますが、生まれた場所や幼少時代を過ごした故郷にはあなたの幼い頃の情報が残っており、今世において特別な縁で自分と繋がれている場所といわれます。故郷は、蟹座に関わるテーマでもあります。

原点に戻りたい気分になったならば、実際にご自身の故郷に足を運んで、昔よく遊んだ場所や学校の通学路などをぶらぶらしてみるのも良いかもしれません。

今世のふるさとの記憶のみならず、遥か彼方いにしえの記憶も想起できるかも。

では、あなたが素敵な蟹座新月の日を過ごすことを願って、

本日はこのあたりで。

山羊座満月_部分月食

7月17日 山羊座満月と月食のこと。魂の仲間と繋がる先には、社会で結果を出せる道が待っている