こんにちは、サリーです。
本日は他人軸をやめたい人に向けて、自分軸で生きる方法を5つのステップで解説します。
「自分を変えたい」
「もっとこうなりたい」
「あんな人生を送りたい」
このように私たちは日々過ごす中で、さまざまな思いや望みをもって現状と理想の狭間を行き来していますが、多種多様な願望を叶える上で結局のところ大切なことは「今を生きる」ことだ、と私は感じています。
そして「今を生きる」とは『自己の源泉とつながった状態で、物事を選択し能動的な瞬間を人生に刻印していくこと』です。
これをよりいまどき(?)のフレーズでお伝えすると、、、
「自分自身で生きよう!自分軸で生きよう!」ということです。
自分らしく生きることで人生を謳歌していただきたい、という思いから私は普段、占星術セッションをしていたり、当ブログでは占星術に限らず役に立つストラテジーを色々と紹介しています。しかし、この「自分らしく生きる」というのはかなり深いテーマで、一筋縄ではいきません。
自分軸で生きるためには、自分が真に望む人生を知る必要がある。そして自分が真に望む人生を知るためには、自分が現在どんな価値観や思い込みをもっているのかをまず知る必要がある。
さらには、それらの価値観や思い込みが、自分が望む人生にそぐわないものであるならば手放していく必要があります。
この最後の「手放し」の作業が実は非常に大切なステップです。
なぜなら、他人の価値観や真実ではない思い込みは、私たちが現状を変えたいときや望む未来を創っていきたいときの心理的ブロックとして大きく立ちはだかるからです。
そのため、自分軸で生きて望む未来を実現していくために、私たちは様々な心理的ブロックと向き合っていかなければいけません。
自分軸で生きることを阻むかもしれない心理的ブロックにどのように対処し、望む未来をどのようにプランニングしていけばいいのか。
5つのステップを、本日はシェアしたいと思います。
[quads id=9]目次
他人軸と自分軸の違い
まずはじめに、そもそも他人軸、自分軸って何?と感じている方に向けて、それぞれの特徴を簡潔にお伝えします。
他人軸で生きる人の特徴
- 空気を読むことに必死で自分を見失いがち
- 自分の意見を持てない
- 自分を主張できない
- 周囲の顔色をうかがって常に恐れている
- 正解と不正解にこだわる
- 義務や責任で考える癖がある(〇〇すべき、〇〇したぼうがいい)
自分軸で生きる人の特徴
- 自分の価値観を尊重し、同様に他者の価値観も認める
- 自分の信念に従って生きる
- 人のせいにせず、自分が変わることを選ぶ
- 人から何か言われてもそのまま受け入れるのではなく「自分はどう思うか?どう感じたか?」と自問することを心がけている
- 願望ベースで考える癖がある(〇〇がしたい、〇〇がいい)
以上がそれぞれの典型的な特徴です。
他人軸になってしまう原因
そして、なぜ人が他人軸になってしまうのか、なぜ他人軸の特徴が強められてしまうのか、には共通する原因があります。この原因をしっかり理解しておくことが他人軸を卒業するためのファーストステップになります。
他人軸になってしまう原因は、ずばり「様々な面でネガティブな信念や思い込みが強い」ことが挙げられます。
この原因については後述しますが、何はともあれ、上で紹介した他人軸と自分軸の特徴を読んで、「自分は完全に他人軸で生きている…..」と思った人もどうか心配しないでください。
この記事でのちほどお伝えするステップをしっかりと踏んでいただければ自分軸で生きられるようになりますので。
自分軸で生きるためには避けては通れない、「心理的ブロックの解放」
この章では、他人軸になってしまう原因である「ネガティブな信念や思い込み」とは何なのか?を解説します。
人間である限り、必ず何かしらのネガティブな信念や思い込みを抱えて生きいるため、まずはそれを自覚することが大切です。
私たちは大人になっていく過程で、様々な人の意見や価値観に影響されてアイデンティティを形成していきます。
他者がいるからこそ、自分というものも作られていくのですが、それと同時に「本当は自分にとっては真実ではないはずの価値観や意見」もインストールしていきます。
たとえば、親が「お金は汗水流して苦労して稼ぐもの」という価値観で生きている場合、子供も同じような価値観を持つ可能性が高いです。
苦労すること自体がある種の勲章になるので、それに該当するような職業や職場を選ぶ可能性が高くなるんですね。
もちろん全員が全員、親のようになるわけではありませんが、何かしら大きな体験があって反面教師として「親みたいにならないぞ」と強く決意して変わらない限り、親の価値観を引き継ぎやすいということです。
このように、人は通常、親や周りの価値観に影響されつつ幼少期〜学生時代を過ごします。そして社会に出て、より広い世界に出ていく過程において改めて自分にとっての理想や望みを知るようになります。これまでの小さな世界から抜け出て「新しい未知の世界」で自己実現を目指します。
そして、目指したい方向が分かってきて理想に向かって進もうとしたときに、おそらく多くの人の前に立ちはだかる問題が、心理的ブロックつまり「ネガティブな信念や思い込み」だということです。
上の例で言うと、お金を稼ぐのは大変だという価値観で育った人が、大人になってしばらくして会社勤めがどうにもこうにも嫌になったとします。
「もう嫌だからなんとかもっと良い条件で働こう」
「楽しんで働けるような仕事を探そう」
とするのですけど、なかなか見つからない。やっと見つけたと思って意気揚々と働き始めたけどしばらくすると結局同じような状況に陥っている、あえて苦労する方向に向かっている、同じ状況を繰り返している。
「あれ、これ前と同じじゃないか!」
このように同じパターンを繰り返してしまうんです。あなたも経験したことがあるのではないでしょうか。
手放したい状況があって自分が望む方向を定めたはずなのに、また嫌だったはずの似たような環境に戻っている。根本的には変われていない感じですね。
なぜ、環境を変えられないのか?
自分自身の行動や考え方をなぜ根本的に変えられないのか?
多くの場合、やはりそれらはネガティブな信念や思い込みがあることが原因です。
自分軸で生きて望む未来を構築していくために私たちがまず取り組むべきことは、どんな心理的ブロックが自分の中にあるのかを知り、それらを解放していくことです。
心理的ブロックは、無自覚のうちに周囲の環境から受け継いだ価値観であったり、思考の癖であったり、物事の捉え方の癖であったりします。
それらは長年にわたってじわじわと形成されるものなので、本人はブロックになっているものだとは気づかないことが多いです。
そのため、自分軸で生きるためには、まず自分がどんな価値観や思い込みを持っているのかをまず知る必要があるのです。
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他人軸から自分軸で生きるための5つのステップ
では以下で、他人軸から解放されて自分軸で生きるためのステップを説明します。まず先に項目だけお伝えしておきます。
- 自分がこれまでに身につけた信念や思い込みを知る
- その考えは本当でしょうか? 問いかけ & 思い込みの解放
- やりたくないことをはっきりさせる
- したくないことを反転させて、やりたいことを発見する
- 未来軸ワーク。未来の望みを細分化してプランニングする
順に説明していきますね。
1. 自分がこれまでに身につけた信念や思い込みを知る
自分が真に望む人生に歩むために、まず取り組むべきことは、自分がこれまでに身につけていけてきた信念や思い込みを知ることです。信念や思い込み、といった言葉に馴染みがなければ、「価値観」に置き換えてもらってかまいません。
特にネガティブな価値観のほどんどは、思い込みです。思い込みは、周囲の環境から知らず知らずに受け継いだもので、自分にとって本当は真実ではないものが多いです。
参考として私自身やクラインアントさんが持っていた思い込みを以下に列挙します。人に言われたり、自分の体験から導き出した様々な思い込みを持っていたことがわかります。
例:<子供時代に定着した思い込み>
- 兄弟姉妹の中で自分は大切にされていないという思い込み
- 自分より姉が優れているという思い込み
- 自分には秀でた才能がないという思い込み
例:<学生時代に定着した思い込み>
- 自分は頭が悪いという思い込み
- 文章が書けないという思い込み
- 無為に時間を過ごしてしまったという思い込み
- 自分はダサいという思い込み
例:<社会人になって定着した思い込み>
- 自分にはクリエイティブセンスがないという思い込み
- ライティングが苦手という思い込み
- 職場の人たちが閉鎖的で友好的ではないという思い込み
- 多くの経験を積まない限り独立する資格はないという思い込み
- 苦労しないといけないという思い込み
- 自分をギリギリまで追い込むことに価値があるという思い込み
- 残業するのが当たり前という思い込み
- 上司の指示には従うのが当たり前という思い込み
- 自分には独立して自分の事務所を持つ力量がないという思い込み
- 会社にいる限り時間を常に搾取されているという思い込み
- ミスは許されないという思い込み
例:<大人になるにつれて定着した思い込み>
- 稼ぐことは大変だという思い込み
- お金は汚いという思い込み
- 宗教は怪しいという思い込み
- ネットで稼ぐのは怪しいという思い込み
- フリーランスは不安定だという思い込み
- 日本は面白くないという思い込み
- 英語が話せないという思い込み
- 結婚すると自由がなくなるという思い込み
- 海外は危ないという思い込み
- 子供ができると自分の時間がなくなり不幸になるという思い込み
etc….
このように、改めて振り返ってみると人間が様々な思い込みをもっていることに気づきます。そして、それは長い期間をかけて思い込んできたものなので、既に当たり前のこととして自分の考え方の一部になっています。
あなたは現在どんな思い込みをもっているでしょうか?
ここでは上の例のようにネガティブな思い込みに焦点を当ててどんどん思いつくままに書き出してみましょう。
自分の可能性を制限していると思われる考えや思い込みを思いつくだけ書き出す。
そして書き出した様々な思い込みに関して、次にすべきこと。
「それは本当だろうか」と素直な気持ちで改めて自分自身に問うことです。
[quads id=2]2. その考えは本当でしょうか? 問いかけ & 思い込みの解放
自分の可能性を制限している考えや思い込みを書き出した後にすべきことは、自分に対する真摯な問いかけです。
思い込みに対して「それは本当だろうか」と素直な気持ちで改めて自分自身に問いましょう。
たとえば、「本当に自分は家族のなかで大切にされてなかったのだろうか」とまず問います。
「本当に自分は大切にされていなかったのか」何度も何度も問います。
「本当の本当に、自分は大切にされていなかったのだろうか」
しつこいぐらい問います。
それを繰り返していると、徐々に、そうでもないな、という気持ちが少しずつ出てきます。そして、大切にしてもらった記憶がでてくるようになります。
「よくよく考えてみると、いろいろな所に連れていってもらったし、おこづかいも同じようにもらっていたし、学費も出してもらったし、、、etc」という感じで、これはほんの一例ですが、当たり前だと思って意識していなかった点が浮かび上がります。
実際は、自分が親の愛を自覚していなかっただけで、親は同じだけ自分にも愛情を注いでいたのではないかなという視点を持つことができるようになります。
つまり、自分がすでに持っているマイナスの思い込みに対して、それが本当なのかどうかを問いかけた上で、明るい面を掘り起こすようしていくのです。
ネガティブな思い込みの上にそのポジティブな記憶を書き換えていきます。
実際的にどうしてもプラスの側面を見つけられない場合は、過去にネガティブな思い込みを築いた自分を癒す思いで、当時の自分を自分自身で受け入れてあげるようにしてください。
優しい気持ちで自分の当時の辛さや苦しみを流すことをイメージします。
自分自身も相手も「ゆるす」思いをもって、すべてを光の中に流し、浄化する感じです。
これは慣れてくると、普段のちょっとした怒りやむかつき、理不尽な出来事に対しても適用できるのでおすすめです。ネガティブな感情が蓄積してしまう前に流してしまうことで、心身ともに軽くなってくるはずです
一つ一つの思い込みに気づく→それらをまずは受け入れる→思い込みが真実のものであったか問いかける→良い側面を見つける→イメージ・記憶を書き換えて、アップデートする
このワークをすることで、自分が過去に定着させた思い込みをリセットすることができます。
そして、真摯に問いかけていくなかで、自分がもっていた思い込みに疑問を感じたらそれをすかさず書き残します。疑問を感じたところから、良い側面に焦点を当てて記憶を書き換えていきましょう。
この問答のワークは、私たちががこれまで生きてきた「人生」という物語の外に出るための作業です。まずは、自分が思い込んでいた世界の「外に」出る必要があるのです。
3. やりたくないことをはっきりさせる
上記STEP2のワークによって、ネガティブな思い込みに疑問を当てて明るい側面を発掘し、記憶を書き換えることで様々な思い込みはリセットされ、制限をかける考えがかなり減ります。
そして次に取り組むべきことは、制限のないマインドで望む未来を描いていくことなのですが。
ところがです。
上で述べたように、さまざまな思い込みや感情的なブロックがある場合、すぐには、自分が心からしたいことを思い浮かべることが難しいというのが実情なのですね。
自分が本当にしたいことがわからないから、思い浮かぶことがない。そうすると、また元の思考パターンに戻ってしまいます。
考え方のクセというのはかなり強力なので、手放したい思い込みから意識的に遠ざかるようにしないとすぐ磁石のように引き寄せてしまうのです。
STEP1と2での思い込み解放のワークをより強固なものにするために、同じタイミングでしていただきたいおすすめワーク。それが、これまでの人生経験を振り返って自分のやりたくないことを総ざらいする作業です。
- 会社の一員として働きたくない
- 会社からの評価を気にして働きたくない
- 毎日同じ場所に通勤したくない
- GWや正月の旅行シーズンに旅行に行きたくない
- お金で苦労したくない
- 労働集約型のワークスタイルがいやだ
- モノに束縛されたくない
- 専業主婦として家庭の中だけでおさまりたくない
- ノリが合わない人には会いたくない
- 室内にずっといる仕事をしたくない
望む未来を描くために、上記のようにまずはしたくないことを明確化することから始めます。これまでいろいろな制限を抱えてきた人に特に、まずしたくないことを考えるほうが簡単です。
制限をたくさん抱えてきた人は、自由に考える習慣が身についていない可能性が高いので、さぁ未来の理想のビジョンを描いてください!と急にいわれても想像がなかなかしにくいのですよね。
願いがすべて叶うとして、これだけはやりたくない、ということを書き出す。
これからの人生でやりたくないことを思いつく限り書き出してみましょう!
他人軸の原因となっているネガティブ思考が定着している人にとって、このように「〜したくない」ことが何かをまず考えることが真の願いを知るために必要なステップなのです。
[quads id=8]4. したくないことを反転させて、やりたいことを発見する
そして、ここからの作業がとても大事です。
あなたがこれからの人生でやりたくないことを書き出したあとにするべきこと。それは、したくないことに関して、その表現を反転させて「じゃあ、何がしたいのか」に言い換えていくことです。これが本当に大事!
具体的にはこんな感じで反転させていきます↓
- 会社の一員として働きたくない→自分でなにかビジネスをしたい
- 会社からの評価を気にして働きたくない→自分のペースで、自分軸で働きたい
- 毎日同じ場所に通勤したくない→気分によって場所を変えながら仕事をしたい
- GWや正月の旅行シーズンに旅行に行きたくない→旅行したいと思ったらそのタイミングですぐに実行したい
- お金で苦労したくない→ツールとしてのお金が十分に手元にあることを前提にしたライフスタイルを築きたい
- 労働集約型のワークスタイルがいやだ→不労所得の収入源をつくりたい、時給制では換算されないスキルを身に付けたい
- モノに束縛されたくない→厳選されたものだけに囲まれたシンプルライフを送りたい
- 専業主婦として家庭の中だけでおさまりたくない→家庭を楽しみつつも、外の世界と広くつながりをもちたい
- 合わない人には会いたくなく→一緒にいて面白い人とだけ一緒にいたい、一緒に働きたい
- 室内にずっといる仕事をしたくない→いつでも外に出て気分転換ができる仕事がしたい、公園でも海辺でもできる仕事がしたい
- 不健康な生活を送りたくない→体に良いことをベースにしたライフスタイルを送りたい
- 飲み会に参加して夜中に愚痴を聞きたくない→ランチ時間に人と会って明るい話をしたい
したくないことから考えて、それがしたくないならじゃあ何がしたいのかという視点で書き換えていきます。
そしてしたくないことを反転させて何がしたいのかを文字にしたとき、自分の気分がよくなればそれがあなたにとって本当の「人生においてしたいこと」だといえます。
STEP3で書き出したしたくないことを、一つ一つ「じゃあ何がしたいのか」と、したいことに反転させていく。
補足:ワークの途中で自分を否定する声が聞こえたら
普段ネガティブな思考に慣れている場合、したいことを文字にして具体化したときにかなりの確率で遭遇するのが「いやいや無理だ」「現実的じゃない」といった自分の内側から否定してくる声です。間髪入れず攻撃してくる批判精神!
そういった自己否定の声が聞こえてきたら、耳を澄ましてあげてください。無視しないでください。
で、その否定の声に対して、また「それって本当?本当に無理?」と問いかけます。優しい気持ちで。あなたの内なる子供はこれまでの人生で何度と何度も傷ついてきました。だからもう傷つきたくないんです。
攻撃してきた否定の声に対して愛をもって問いかけることで、インナーチャイルドと現在の自分との間にスペースができます。問いを繰り返すことで、余白が大きくなっていくのです。
そして、その余白が何かというと「人間に内在する可能性」。
つまり問いかけて余白を広げていくことで「難しい、かもしれないけど、うまくいく可能性がないわけじゃない」「難しい、かもしれないけど、やってみて失うものもないし、やってみようか」というように、物事に可能性を見いだす気持ちが湧いてくるのです。
いつもの思考のパターンから一歩抜けて、やってみようかなという気持ちを起こすことができるようになってきます。
実際に、行動を起こすのはまだ先のことだとしても、まずは、否定思考のスペースに「可能性」という余白を作ってあげることが大切です。
引き寄せの法則などで、自分の現地点から限りなく離れたところにある自分を引き寄せようと思っても、なかなか難しいですよね。それは、引き寄せたいものに対して内なる否定の声が強いからというのが大きな要因です。
顕在意識では「こうなりたい」「これがほしい」と思っていても、潜在意識では、本当はそんなこと無理だと思っています。
そのため「こうなれる可能性もあるな」と自分が現実的に思えるように、可能性の幅を広げていくことが必要なのです。
否定する声が聞こえてきたら、無視せずそれを受け入れるようにする。愛をもって受け入れたうえで、その否定の声の内容が真実であるのか、問いかける。
そして、自分の内側にある可能性が広がっていくことをイメージする。
5. 未来軸ワーク。未来の望みを細分化してプランニングする
いったんここでSTEP1から4のワークでやってきたことを再度復習しますね。
- 自分がこれまでの人生で身につけた思い込みや真実でない考えを知る
- それらの思い込みに問いかけ見つめ直すことで解放する
- 人生経験で学んできた「これだけはしたくないこと」を書き出す
- したくないことを起点にして、「じゃあ何がしたいのか」と本当に望むことを書き出す。
これらの作業はこれまでの人生の振り返り作業がベースなっており、基本的に過去軸のワークでした。
最後のSTEP5で行うのが、未来軸ワークです。
これまで行ってきた思い込みや信念の解放によって、いま思考の中にスペースができています。「可能性」というスペースです。
「可能性はいつだってある」というポジティブな波動が、思考の基本回路にインストールされた状態になっています。
そこで、はじめて具体性をもった未来へのプランをインストールしていきます。
その際、できる限り、自分が何を望んでいて、何を望んでいないかをできる限り自覚することが大切です。
これは嫌だ。これが理想だという、いわば好き嫌いに対して自覚的になっておくと、後々、軸がぶれずにすみます。
もちろん、未来のプランニングをしている時に、軸がブレていることに気がついたらその時点で修正していけばいいのでバリバリゴチゴチに固めなくても大丈夫ですが。
何よりも大切なことは、未来のプランニングをするときに自分の気持ちに絶えず、「そこに喜びがあるか」を確認しながら取り組むということです。
誰かのためでなく、社会のためでもなく、まず自分がそのプランに湧き上がる喜びを感じるか、です。
すべてのはじまりは「自分」から。
あなたが幸せだからこそ、あなたは内なる愛で周りを照らし、誰かを幸せにすることができます。
だからこそ、まずは自分自身の喜びにしたがって、未来へのプランニングをすることが大切なのです。
そこからスタートすることで喜びに満ちた創造的な人生が展開していきます。
ではではそのために何をするかとゆうと。
未来軸ワークとして最も取り組みやすいのが、ビジョンボードの作成です。
ビジョンボードは、自分が理想とするライフスタイルに合った画像や文字をコラージュして、一枚の大きな紙にまとめたものです。ビジョンモードを毎日眺めることで、理想の未来を引き寄せる効果があるといわれています。
ビジョンボードについては別の記事で紹介しているので、そこから少し引用しますね。
自分の望むライフスタイルを知っていく作業の過程で、同時に行うと非常に有効的なのが、ビジョンボードの作成です。
文字だけで考えていると、イメージが具体的に湧かないことがあります。インターネットや雑誌で自分の理想のライフスタイルや望む人生を表している画像を見つけて、それを常に見えるところに貼ることで、よりフィジカルで臨場感のある望みを自分の意識に浸透していくことができます。
ビジョンボード専用のノートを作ってもいいし、ポスターを作ってもいいし、手帳の中に差し込んでもいいし、方法は自分に合ったスタイルで大丈夫です。実際のイメージを目に焼きつけることの威力はどれも変わりませんが、はじめは自分にとって負担がかからないスタイルをオススメします。
制作したビジョンボードを定期的に見ていると、自分が少しズレた方向に進んでいるときにもすぐ気づきます。また自分の考えや価値観がアップデートしていくなかで、手元にあるビジョンボードのイメージに違和感を覚えることがあります。かつては望んでいたイメージが、今はそんなに魅力的ではないように思ったりします。
そして、その『違和感』がとても大事!
その都度「これはしっくりこないな。じゃあ新たなこの気持ちに沿う新しいイメージってどんなのだろう」といった感じで自分の意識の変化によってビジョンボードを日々アップデートしていくようにしてください。
とゆうことで、本記事で紹介したSTEP1からSTEP4のワークの仕上げとして、ビジョンボードの作成にぜひ取り組んでください。
過去に身につけてきた心理的ブロックが解放されたあとに行う未来軸ワークは効果が出やすいです。ぜひ実際に作成して効果を実感してみてくださいね。
・作成したビジョンボードを定期的に見て、自分の意識に刻み込む。
関連本
以上、他人軸をやめたい人に向けて、自分軸で生きる方法を5つのステップで解説しました。
最後に、今回紹介した思考ブロックの解放を行うにあたって、関連本を紹介します。
ネガティブな思考回路がデフォルトになっている間は、自分で調整していくことが難しいので、すでに多くの人に実践されたワークをひとまずは型通り進めることがいいかもしれません。
↑超サクッと読めます。「てかそもそもブロック解放って何?』と感じているなら、まずはこういう本が良いかもしれません。私たちがなぜ知らず知らずにブロックを作ってしまうのかについての説明、そしてブロックに対して今すぐできる解放ワークを多数掲載。手放しの導入編として読んでみると良さそうです。 ↑本記事で紹介したSTEP2の「本当にそうだろうか」と自分自身に問いかける方法は、こちらの本がベースになっています。彼女の代表作『ザ・ワーク』で知り、私自身非常に効果があったことから、日々の生活に取り入れています。『新しい自分に目覚める4つの質問』は『ザ・ワーク』のエッセンス凝縮版。個人的には「ザ・ワーク」より訳が読みやすいかなと感じているので、こちらの新しい方を今回は紹介します。
単純な質問なのに効力は確かです。本質・核心に迫るシンプルな質問スタイルこそ、彼女が世界中で広く支持されている理由ではないでしょうか。
自分軸で生きるためには自分に問うことが必要不可欠
人生がどう展開するかは問いかけ力で決まるんだなと、私はこれまでの経験を通して様々な時期に感じてきました。
本記事で紹介した自分自身への問いかけだけでなく、あらゆる人間関係において相手にどのような質問をするかで、その相手から引き出せることも大きく違ってきますよね。
どんな問いかけをするかというのは、自分がどんな心の状態で物事を見ているか、どんな心の状態で物事に関心を抱いてるか、などによって影響を大きく受けます。つまり自分の心の状態がそのまま質問力に反映されるのです。
私自身、普段は占星術セッションでクライアントさんの話を聞いたり、アドバイスをする立場なので、自分がどのような心の状態でいるか、どんな意識状態でクライアントさんと向き合っているかは、最優先で気を配っている部分です。
自分の心の状態が良くないまま、クライアントさんに良い影響を与えることはできないですからね。
そして、心の状態を整え、ポジティブな側面に焦点を当てるようにすることによって、私たちは自分や他者の「可能性」を広げていく本質的な質問ができるようになります。
どんな言葉をもって自分や人に質問をするか。自分軸で生きるためにも、ぜひこれからは意識してみてください。
では、本日はこのあたりで。