7月17日 AM 6:39頃 山羊座にて満月を迎えます。部分月食です!
夏至〜蟹座新月の皆既日食、そして今回の山羊座満月の部分月食を経て、過渡期を感じていらっしゃる方も多いかと思います。
山羊座は「構造」「社会」「権力」などを象徴するサイン。選挙投票日を前にして、う〜ん、何かが起こるんではなかろうか、と思わざるを得ない雰囲気が漂っています、、、、!
では、7/17の山羊座満月、みていきましょう。
目次
やぎ座が表すもの
(過去記事から一部引用してます)
山羊座:地のエレメント/活動宮
【キーワード:社会・責任・システム・伝統・成功・努力・秩序・修行・管理・組織化・仕組み化】
やぎ座は12星座中、10番目のサイン。守護星は土星。
一つ前の射手で、理想を高く掲げ、遠くの未知なる世界を目指しました。次はその広大なエネルギーを地に落ち着かせ、現実的にコツコツと地固めする段階です。
イメージとしては、世界を轟かす映画監督になるぞ!と志すのが射手座。そして、すぐに映画を作ることはできないので、希望に溢れた夢をいったん脇に置き、気持ちを現実に向けて実際に映画館のアルバイトを始めて、夜中には作品のアイデアを練る日々を過ごす、という感じでしょうか。
ポイントとして、あくまでも山羊座は合理主義なので、無駄な努力ではなく、自分にとって必要なことを見極めて戦略的に経験を積みます。無駄なこと、非効率なことは避けたい。
いったん個性は身を潜めて組織や集団の中で働き、業界の一端に携わることで自分なりの意義を見出していく。でも同時にその陰では、夢に向かって着々と目標も達成していく。虎視眈々と狙いを定める野心と向上心。そして最終的には映画監督として名を馳せる、、、!
↑目標達成が得意で、社会に貢献しようとする責任感や使命感を備えた山羊座の王道的な成功ルートといえそうです。
ただ、こういった山羊座の現実主義が裏目に出ると、集団の活動のために自分の個性を犠牲にしてしまったり、自身で設けたルールや常識の「枠を」超えられない、といったことが起こってきます。堅固な組織から、突飛なイノベーションが起こりにくいのと似たような感じかも。
また、自分に対して過度に義務や負担を課して、気づいたらなぜかいつも修行してる、みたいな。ただこの「傍から見ると修行にしか見えない過酷さ」にむしろやりがいや喜びを見出すのも山羊座っぽい気がします。「なんであの人、あんなしんどそうなことやってるんだ!?」と思ったら結構山羊座率高い、という私の経験談、笑。
いかんせん忍耐強いですから、耐えていることに自分が気づかず、疲れていることに気づかないということもあるかも。
と、根がマジメなので、ときにはルールや目標にとらわれ過ぎないユルさをもつことも必要かもしれません。自分の中の常識やルールという枠からあえて飛び出していくこと、余白や遊びといったの要素を取り入れることで、自己革新できるかもですね。
山羊座が重視するのは「成果」や「手応え」。自分の行いが社会的にきちんと評価されているかどうかが大事なポイントで、そうなると当然、出世欲や野心は人一倍強くなります。いきますよ、どこまででも、ええ。ガチでTop of the worldを目指していく。
新しいものよりは、歴史に裏打ちされた伝統あるモノ。見た目の華やかさよりも、その中身や品質を重視。ただ新しさも華やかさも「使える」と思ったら、きちんと取り入れることができるデキるタイプ。「公共」のために自らの使命を全うすることに、やりがいを感じる傾向。ということで、必然的に、社会的にはオモテに出る人が多くなるのではないでしょうか。
(書いてて思ったけど、私の周りはけっこう太陽or月がヤギの人が多いんですが、私自身はヤギ要素があまり無く。山羊座かっこいい、、、見習いたい、、、)
7月17日 山羊座満月の特徴
7月17日、月は山羊座、太陽は蟹座、両者は真向かいに位置します。
今回の山羊座満月で注目したいのは、月に冥王星が重なってること。All or Nothingで抜本的変容を促す冥王星の存在が気になるところです。
なにかこれまで隠されていたものがブワァっと出てくるかもしれないし、権力闘争の果てに下克上的なことが起こるかもしれない。古い何かが死んで新たなエネルギーが溢れ出し、びっくり仰天な変容があるかもしれない。
食は「再生」「生まれ変わり」をもたらすと言われますが、今回の山羊座満月では、それにプラスして月に重なる冥王星の「変容力」も加わるので、何らかの象徴的な変化が世の中的にも個人レベルでも起きてきそうです。
蟹座&山羊座間で起こる今回の山羊座満月ですが、このラインは家族、地域社会、国家などの「集団原理」や「責任」に関係しています。で、ノード軸(今回はドラゴンテイル側)近くで起こる満月なので、私たちが集団的に抱えている過去生からのカルマの意味合いも含んでいるわけです。
蟹座は心理的な集団性、山羊座は会社や組織など目に見える集団性。ゆえに、自分が属する会社や組織内で何か強制的な変化があったりするかもですが、その先の課題は、世界をもっと安心できる場所として捉え、有機的な関わり合いのなかで人と人とが心理的に繋がることにあります。
権威性やステータスに関係なく、自分が心地良いと思えるコミュニティや人を自分自身の感覚に従って選ぶ人がこれからもっと増えるでしょうし、むしろそうじゃない人は、行き詰まりを感じたりすることも多くなるかもしれません。
蟹座金星と山羊座土星がピリピリきてますから、「わたしはこうしたい」「実はもっと楽しくほんわかしていたい」といったようなパーソナルな好みに対して、「いや、〇〇であるべき」「大人として、社会人として、かくあるべき」という、常識的(と思っている)大人マインドが対立。
組織のなかで第一線で頑張ってる人とかリーダー的にガンガン活動してる人ほど、パーソナルな自分とパブリックな自分との葛藤を感じるかもしれませんね。
いずれにしても、今回は満月ですから、リリースモードです。手放したい感情や状況を書いて吐き出したり自分に宣言したりして、「出す」ようにしましょう。
で、ポイントは、こないだの蟹座新月でもそうでしたが、やはり感情や心理的な部分をスルーしないこと。むしろ、これまで隅に押しやってきた心理的な叫びを自分のために掬い上げてあげることが、ゆくゆくは自分が属する集団のためにもなるのではないでしょうか。
そして、魚座海王星が調停中。現実主義&経験主義な山羊座で起こる満月といえども、イマジネーションや直感がスムーズに働いてくれそうなタイミングです。
今回の山羊座満月に関してもっと限定的に言えば、6ハウス(=労働、奉仕)で起こるので、あなたが望むライフスタイルを送るために、今のワークスタイルがベストなのか見直したり、不必要に増大している業務や習慣を調整して日常のスタイルをスッキリさせる機会にすると良さそう。
もともとあるものを開発するという「才能」的なものが2ハウスなのに対して、今回月がある6ハウスは、仕事能力や自己管理能力を後天的に鍛える領域です。今回はハードワーキングな山羊座で起こる満月でさらに冥王星が重なってますから、満月周辺の数日は「限界」に挑戦するような仕事ぶりを迫られるかもしれない。底力を試されるような。
実力がつきやすい流れでもあるので踏ん張りたいところですね〜。
なんか話が厳しい感じになってきてますけど、宇宙からずっと問われていることがあるとすれば
「で、あなたの心はどうしたいの?」「それ本当に必要?」って感じのことだと思うんですね。
決められている運命なんて、無い。あなたが背負っている宿命や課題はあるかもしれないけれど、運命はない。いつだって選べます。そして、同様に手放せます。
頑張ってもいいし、頑張らなくてもいい。諦めてもいいし続けてもいい。どっちが良い悪いの二元的な話でもない。ただ、選ぶのはあなたの自由です、あなたのハートがyesと感じる方向に行けば良いということ。
こないだの蟹座新月記事でもお伝えしましたが、最近環境や状況に翻弄されている感じがしている人は、あなたが本質的な存在として生きるために起こっているリセットだと捉えていただきたいです。
社会はこれまでと変わらず進んでいくように見えますが、「自分は自分」という選択が普通にできるようになったなら、今よりもっと自由な世界を生きる道が待っている。
世界の景色はこれまで通り変わらないけれど、もうここかしこで起こっている生き方改革があなた自身にも起こっているかもしれないのです。自由に選べる、いろいろなことは、すでに。
月は冥王星のみならず、土星とも緩やかに重なり領域にある関係。土星は「削ぎ落とす」イメージです。社会的な構造や権威において本質的じゃないものは、淘汰されていく傾向に引き続きあります。
more and more よりも、less is more。自分にとって必要なものを見極め、違うものとは自然とご縁が離れていく流れがますます加速するのではないかと思います。
これまで絶対的な力を持っていた権威ある組織や人物が、もう実質は相手にされなくなるような、もはや期待される存在ではなくなり形骸化した大きな箱だけを露呈することになるかもしれません。
現時点で現象化されていなくても、水面下ではすでに起こってるんじゃないかしら。
そんなこと言ってると、一体何が起こるんだ!?と、身構えてしまいそうですが、個人レベルでの現象としては、本気度と覚悟が味方してこれまでの限界値を突き抜けていけそうな底力を発揮できる時期でもあります。
だからこそ覚えておきたいことは、「見栄とか地位のためだけにやろうとしてないよね?」ってこと。そして、優しい仮面の裏に隠されたダークサイドな存在たちの甘い言葉に惑わされないこと。自分にとって大事なことは何なのか、心に、魂に、問いかけましょう。
そして、あなた自身がこれまでずっと取り組んできたこと、これから取り組んでいくこと、しかもけっこう本気レベルでやっていきたいことについて、これからは昔ながらの努力や自分の力だけで突き進んでいくようなアプローチでは上手くいかないのではないか、と何となく感じることが多くなっているかもしれません。で、おそらくその直感は、宇宙からのサインです。
魚座海王星が、蟹座と山羊座にいる天体たちを調停していることからも、そしてそれらがほぼ6ハウス-12ハウス間にいることからも、「社会や家庭といった集団の枠組みがあることに対して、もっともっと大きな存在いわゆる『サムシンググレート』なるものと調和しながら現実生活を歩むこと、見えない次元のものを『普通の日常感覚として』信頼し日々の勤労に取り組むこと」といった感じのことが暗示されているように思います。
霊性を携えた共感的親和的なライフで、自らが望む結果を出してゆけ、本気で生きてゆけ、と。
「奉仕」について
冥王星は、怖れや執着と関わっていて、抜本的な意識改革、視点の切り替えを私たちに迫ってきます。山羊座ですから、わかりやすいところではやはり働き方や社会進出のアプローチにおいて、私たちが集団的に背負っている過去生からのカルマ(ドラゴンテイル)を昇華していく道筋の途上にあるのですね。
未来に関わるドラゴンヘッドは蟹座。蟹座の示すところは自分の内側のものに関しては全てが繋がっていて、相手の喜びは自分の喜び、相手の苦しみは自分の苦しみ、といった共感的な世界観。高次のレベルにおいて、蟹座世界の他者への奉仕は自分への奉仕なのです。同じく自分に養分を与えることは、内側にいる相手に養分を与えることになる。
自分と相手の境界は存在していなくて、愛を与えることと受け取ること、そして奉仕することとされることの間に違いはないということ。
で、今回の満月は6ハウス&12ハウスのラインで起きますから、やはりこれは「奉仕」って何ですか、ってところが一つのキーになってくるのではないかと思います。
「奉仕(労働)をやらされているのか」あるいは、「奉仕するなかで自分も愛を受け取っているのか」。あなたのワークスタイルがどちらになっているかを見つめ直すタイミングだといえるでしょう。
カルマ、宿業に関連する話として、「地球は修行の場で、(苦労しながら)過去生からのカルマを解消し、精神を『螺旋的に』成長させていく」という精神世界の世界観を持っている人がいるかもしれません。が、この考え方すらも今は手放すべきときです。
いま宇宙から求められているのは、世界を安心な場所として、あなたの心地良い居場所を自分で創っていきなよ、という感じのこと。
で、今回の満月ではその一環として「相手に尽くすことが奉仕であり、自分を犠牲することは仕方がない」という視点を、少し変えてみる。
つまり、相手とともに自分自身も癒されていくことが本来の奉仕なのだと、「奉仕」という言葉に付随していたかもしれない「前提意識」を自分のなかで変換させてみるわけです。
奉仕(労働)とは相手だけではなく自分自身をも癒す行為である、と。
その前提意識をもって主体的に相手に働きかけることができたら、これまでとは異なる質の愛を注ぐことができるのではないでしょうか。自分を犠牲にしない、より本質的な愛のエネルギーが放出されるはずです。
そして誰かに、何かに、能動的に注いだ愛は、ピュアなかたちで自分のもとに戻ってくる、必ず。だからこそ、自分が放った愛で自分もまた癒される。
すると、「時間的にはたくさん働いてるのに、なぜかあんまり疲れない、むしろ以前より健康だし元気だ」という状況にもなってくるのですね。
義務感から、嫌々ながら、自己を捧げる奉仕は、良かれと思ってやっていたとしても私たちが本来育むべき愛の循環ではないかもしれないのです、だから、エネルギーが枯渇する、続けられなくなる。頑張って忍耐で続けられても、時間が経つほどに益々苦しくなる。
そのサイクルを遮断するような強制執行がここ最近来ているような気もするのですけど、可能であれば自覚的に「奉仕」の捉え方を変えていきたいですよね。
仕事や奉仕を「嫌々引き受ける義務」ではなく、「自ら進んで引き受ける責任」と捉えて動いていけば、関わり合いの中で生まれるエネルギーも少し違ってくるのではないかと思います。
で、その先には、共感や絆といった感情的なところで繋がる蟹座的世界において、山羊座が目指す「社会的成功」が待っている。そういった流れがあるからこそ、さまざまな現実的な促しがもたらされているのではないかと感じます。
7月17日 山羊座満月周辺で取り組みたいこと&意識したいこと
2019年1月6日の山羊座新月で書いた願い事の見直し
もう半年経つのですね、山羊座新月から。。。
今は逆行している天体も多いので、見直し作業はぜひしておきたいところ。年明けの山羊座新月からの分をざーっと見直すことをオススメします。
感謝タイム
満月で手放しモードとなりますが、何を手放すにしろ、その際に感謝とともに手放すことを意識してください。いかなる時も、「愛とともに」。
ワークスタイルの見直し
ワークスタイルについて少し思い巡らしてみましょう。
自分が望むライフスタイルを実現させるために、今のワークスタイルがベストなのか?
何でも叶うとしたら、どんなワークスタイルが自分の活動に合うだろうか?
セルフメンテナンスできてますか?
誰かに尽くすことばかりじゃなくて、自分を労わることを大事にしていますか?
ボディケア、健康診断、そしてメンタルケアなどなど。
たとえば、ボディクリームをいつもより丁寧に塗ってあげるとか。
髪バッサバサに仕上がる感じにドライヤーかけてませんか?w
ほんの少し、いつもより丁寧に自分を扱うようにしてみて。
自分を労い、整える時間をぜひこの満月周辺で作ってあげてください。
ロールモデルが今の職場、労働環境にいるか?
今あなたがどこかにお勤めの場合、尊敬できる先輩や仲間が組織の中にいるかどうかは、労働環境を見直す一つの基準になるはず。
周りにどんな人がいるかはあなたがどんな人間であるか、を示唆しています。
ロールモデルとして見習いたい人がどこにも見つけられない場合、もっと自分が憧れる人がいそうな環境に移ることを視野に入れてみてもいいかもしれません。転職かもしれないし、起業かもしれないし、引っ越しかもしれない。
私たちは自分の周りにいる人間に影響を与え、逆に周りからも影響を受けながら生きます。誰と一緒に場所を共有しているか、は侮れないポイントだと思います。
① 夢を語った時に、「それは無理だ、諦めろ」と頭ごなしに言う人とは付き合わない。
② 他人の悪口ばかりを言う人とは付き合わない。
この二点をおさえるだけでも、あなたの可能性はグッと広がるはず。
願い事を書くときのポイント
願い事は、満月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。
願い事の数は多すぎると気が散漫になると思うので、10個程度が良いですね。縦書き&筆ペンがオススメ。
書く前には、机周りをきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるように。何よりも大事なのはリラックスすること。
宇宙に願いを放つわけですから、ひたすら下を向いてカリカリ書くより、ぼーっと外の景色を眺めつつリラックスして(変性意識・瞑想状態に近い状態で)書くのが良いですね。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読むことをオススメします。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まり、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。
山羊座満月が叶えてくれること
- 理想のキャリアを手に入れる
- 堅苦しい自分を卒業
- 目標に向けて地道に努力できる人間になる
- 仕事で着実に成果を出す
- 地位や名誉にこだわりすぎる自分を手放す
- 人をまとめる能力を身につける
- 物事を仕組み化するチカラ
- 長く付き合えるモノや人を見極め、自ら選択するチカラ
- 周りから頼られる人になる
などなど。
それでは、あなたが素敵な山羊座満月の日を過ごすことを願って、
本日はこのあたりで。