神様が喜ぶ神社の参拝方法 & 神社の選び方。願い事を神様に届けるために知っておきたいこと

神社_鳥居 神社

こんにちは、サリーです。

気づけばすっかり習慣になった神社参拝。

5年ほど前、友人と新年会をした際、友達同士が初詣での願い事について話をしていた時は「神社?願い事?そんなん意味ないでしょ」と流していました。

でも、ふとした縁で神道通の知り合いに再会してから、一気に流れが変わり。そこから色々な神社を参拝し、神様からの後押しだと感じざるを得ないような体験も色々としてきました。

また、これまで様々な神社で参拝者の方を見てきて、ぜひ見習いたいなと思うような人や、逆に、いやそれはヤバイ、と感じる振る舞いの方たちもたくさん見てきました。

現在は占星術セッションをしつつも、その人のエネルギーに合う神社や神様を提案するなど、神社好きな人に対しては占星術の領域を超えたアドバイスもしています、笑

そこで今回は、改めて神社参拝においてどんなことに気をつければいいのか、願いが叶う参拝の仕方などについて、書きたいと思います。

神社参拝

開運必至!神社に通う習慣で授かる3つの恩恵

神様が喜ぶ参拝作法【基本編】

神社の参拝方法

どんな神社を参拝するにせよ、まず心がけておきたい神社参拝の基本的な作法について、知っておいたほうがいいことを。参拝をするということは、神様と向き合うことであると同時に自分自身に向き合うことでもあります。

神社で何かしら決意をするのであれば、まずは自分自身の所作を意識し、神様たちに失礼のないように行動したいところです。

参拝日

神社参拝を習慣にするのであれば、基本的にはまず毎月1日と15日を参拝する習慣を形成することを私からは提案いたします。これは月参りと呼ばれていて、神様と一番繋がりやすい日だと言われています。

神社の月参り

【おついたち参り】神社参拝での開運の秘訣は「月参り」。1日と15日は神社へ

参拝時間

できれば午前中、参拝者がまだ少ない時間帯に行くようにしましょう。午前中は清浄な気が漂っています。本殿・拝殿で手を合わせたときも、人が後ろで待っていると気持ちが焦りますよね。

心ゆくまで神社の清らかな空気を味わい、じっくりと自分の心と向き合うためにも午前中、そしてできる限り早い時間をおすすめします。

敷地内に入ったら

敷地内に入って、鳥居をくぐる前に、ホコリをはたくように服を払うようにしましょう。服装の乱れもこのタイミングでチェックしておきましょう。

鳥居で

鳥居をくぐる前に、鳥居の一歩手前で立ち止まり、一礼をしましょう。脇道から境内に入る方もたまにいらっしゃいますが、鳥居は神様の領域への玄関、つまり結界です。鳥居をくぐることで「ケガレ」を祓うことは、清浄さを尊ぶ神道にとって、とてもとても大事なことです。

手水舎での作法

ケガレを祓うという意味で、必ず行っていただきたいのが手水です。手水舎の水は、ケガレを洗い流す役割があります。

注意点として、水が溜まっている「水盤」に手をつけるのはやめましょう。自分が持ち込んだケガレが、水に溶け込んでしまうので。

1.まずは右手に柄杓を持ち、左手を洗い清めます。

2.次に柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗い清めます。

3. そして再度右手に持ち替えて、左手で水をため、口に含んですすぎます。

4. 左手に再度水をかけ、洗い清めます。

5. 手を洗ったら、柄杓を縦にして自分がもった柄の部分に水を流します。

6. 最後に、柄杓に邪気が入らないよう、汲み口を下にして戻すようにしてください。

本殿に着いたら

本殿に着いたら、垂れ下がっている鈴を鳴らし、お賽銭を入れます。

鈴を鳴らすことは、邪気を祓う効果があると同時に、参拝にきたことを神様にお知らせすることでもあります。

お賽銭の額は人それぞれだと思いますが、よく言われる「ご縁」を意味する5円は金額が低すぎる、というのがあります。金額より参拝するキモチが大事でしょ、というご意見もわかるのですけど、手放したかどうか全く気にならないほどの賽銭をしても自分自身のキモチが入らないのではないか、と思うんですね。

「喜捨」という言葉もあるように、普通なら自分で取っておきたいものを喜んで明け渡すことで、自分のもとにまた福がやってくるものです。そう考えると、「少しもったいないな」とご自身が思うぐらいの金額が良いのではないかと思います。

あと、千円、五千円、一万円といったお札をお納めする場合、賽銭箱ではなく封筒に入れて社務所にお納めするのもいいですね。

初詣など参拝者で非常に混雑している場合、遠くから硬貨を投げる人がいますが、これはNG。自分の順番を待って、丁寧に優しく、お賽銭箱に入れましょう。

お願いごとは声に出して

お賽銭を入れたら、二礼二拝をして、まずはその日ご縁をいただいた感謝を。そして必要であれば願い事をしましょう。

この記事の後半では、お願い事をする際のもう少し細かいコツを書いていますが、ここではまず基本作法ということで、簡単な流れだけ紹介します。

願い事は、心の中でするよりも、小声で声に出すことをおすすめします(もちろん周囲の人に迷惑がかからない程度に!)。「言霊」というものがありますが、思いや願いは言葉として外に発して、はじめてカタチになります。神様にも、「思い」だけよりも「言霊」を乗せてカタチにするほうが届きやすいです。

神道では特別な決まった唱え言はないのですが、神社本庁では下のような唱え言が紹介されています。

「祓え給い、清め給え、かむながら守り給い、さきわえ給え」

→「お祓いいただき、清めてください。神様のお力でお守りくださり、幸せを与えてください」という感じの意味ですね。

お願いごとをした後は、感謝の念とともに一礼をします。

末社、摂社も参拝する

時間が許す限り、神社本社とは別に、境内(あるいは神社の周辺)にある摂社、末社にもお参りするようにしましょう。特に自分が過去にお参りした神社の摂末社がある場合は、感謝を告げたり、近況報告をするようにしてください。

本社にお参りするのが目的だったけど、摂末社で祀られている神様にピンと来て、その神様を主祭神とする神社にお参りしたら物事が一気に進んだり、ということもあります。神社同士の間にはネットワークがあり、興味のある神社を順々に参拝したり神様のことについて学んでいくことで、そのネットワークの網の目を繋げ、拡げていくことができるのではないでしょうか。

本社だけでなく気になる摂末社に出会ったときは、その主祭神についてのことや、どんな願いを叶えてくれる神様なのか、一歩踏み込んで調べてみるようにしましょう。

帰るとき

行きと同様、おじぎをして鳥居をくぐりましょう。


以上が、神社参拝における超基本的な作法です。ぜひ意識してみてくださいね。

(参拝方法については、神社本庁の公式サイトにも書かれていますので併せてどうぞ。)

参拝する神社の選び方

神社参拝_神社の選び方

では次に、どんな神社をお参りしたらいいのか、ということについて。

なんといっても日本の神社、非常に数が多いです。

神社に興味を持ち出すと、日本の神社の多さに驚愕する人も少なくないはず。開運のため色々な神社を訪れるうちに「あ〜あの神社にも行かないと、あの神社も、あの神社も」という感じで、神社に「行かなくてはならない」という義務的な思考にも陥りかねません。それはもちろん本末転倒。

私自身、普段の占星術セッションでは「ホロスコープ的に見たオススメの神社はありますか?」と聞かれることもあるのですが、まずこちらからは「これまでどの神社の空気が良いな、素敵だなと感じましたか?」と聞くようにしています。

その時のご本人の状態によって、合う神社は変わります。魂の状態が変われば、次の神社に自然と導かれるようになります。でもそのためには誰かがオススメしている神社にお参りしているだけではだめで、自分の肌で神社の空気を感じることや、自分自身の素直な直感に従って「ふと気になった神社」を調べたり、「”いま”なんとなく惹かれている神社がどこなのか」が大切です。ですので、私自身、まずはクライアントの方にはご本人の直感を尋ねるようにしてるんですね。

誰かがオススメしているから、ではなく、自分の感覚を最終的には大事にしましょう。そしてあなただけのお気に入りの神社を見つけるようにしてください。

その上で、今回は、

神社参拝を習慣にしたいなら、参拝しておきたい神社があります、ということをお話します。

今回は『神社ノート』を参考にしつつ、神様に喜ばれる参拝方法をシェアしたいと思います。

まず、第一にお参りしたいのは、日本を代表する神社・伊勢神宮

伊勢神宮は、日本の神界を統括するようなお働きがあります。日本という国が安泰だから、日々の生活が成り立つのと同様に、伊勢の神様のお働きがあるから、あなたが八百万の神々の助けを受けることができるのです。ですから、自分の願いごとをするというよりも、その感謝を述べる挨拶として、年に一度、伊勢にお参りするといいでしょう。

伊勢神宮は私が語るまでもなく、圧倒的なエネルギーがあるところです。五十鈴川をしばらく見ていると、この世にいる感覚が一瞬なくなるというか、ほんと不思議な場所だなと、行くたびに思います。

第二にお参りしたいのは、地元の「産土神社」

「うぶすな神社」と読みます。伊勢神宮や出雲大社のような特定の場所を指すのではなく、それぞれの人が自分の産土神社をもっています。自分の生まれた土地、もしくは今住んでいる土地に宿る産土神がいる神社のことを産土神社といいます。

基本的には、自分が住んでいる土地の「一宮」と呼ばれる神社にお参りするようにしましょう。

一宮とは、神社の社格を示す格式のひとつで、最も社格が高いとされる神社のこと。その地域の総鎮守として役割をもっています。

産土神社には毎月1日や15日といった区切りの良いときに定期的にお参りし、「日頃の感謝を報告すること」を習慣にするといいのではないかと思います。一方で、一宮神社はある程度の規模があり格式も高い場所ですので、お参りするときには決意を固め誓いを立てる場所としてお参りします。

第三にお参りしたいのが「あなたの願いに合った神社」

自分の願望に合った神社に行くということは、自分が実現したいことやその分野に合った「神様」に誓いを立てるということです。それぞれの神様の意味や特徴を知っておくことが最低限しておきましょう。

各神様の役割をきちんと知り、自分が叶えたい方向性にフィットする神様に向けて発願する、これが大事なポイントです。

一つ例をあげて紹介します。たとえば、蛭子大神(ヒルコオオカミ)。

蛭子大神(ヒルコオオカミ)
【功徳】愛される人になる
【こんな人におすすめ】
・恋人、パートナーに愛されたい ・人気者になりたい ・お客さんをファンにしたい
・さみしいを卒業したい ・愛溢れる家庭を築きたい
なぜ「愛される人になる」という功徳をいただけるのか?

古事記の神話によると、ヒルコオオカミは、日本列島の生みの親であるイザナギとイザナミから生まれた最初の子でしたが、体が不自由だったことから葦舟に乗せて海に流し捨てられてしまいました。可愛がられなかったんですね。でもその後、たどり着いた先で地元の人に助けられ、大事に育てられ、最終的には、みんなに愛される神様として祀られるようになります。

そして、このヒルコオオカミの物語がそのまま功徳に繋がります。

私たちは親や友人や恋人や同僚などの様々な人間関係を通して、「私は可愛がられていない」「大切にされていない」「私なんていなくても誰も悲しまない」などと思ったりして、心にさみしさや悲しさをインプットしていきます。

その状況はヒルコオオカミと同様です。親に捨てられたからこそ、最終的にみんなから愛される存在になったことに意味がありまっす。だからこそ、強く、優しい存在です。

そのようなことを思い描いていると、「どんなことを願えばヒルコオオカミが喜んで叶えてくれるか」が何となくイメージできるのではないでしょうか?

ヒルコオオカミは、あなたを「愛される自分でいいんだ」と素直に思えるような考え方に導いてくれたり、「自分はこれでいくんだ」という強い自己肯定感をもてる自分へと成長させるサポートをしてくれるでしょう。そしてその結果、多くの人から愛される存在になることをさらに導いてくれるでしょう。


このように、神様のストーリーを知るとどんな願いとどんな神様との相性が良いのか、そしてどのように伝えたらいいかも何となくわかってくるかと思います。

神様のストーリーを理解し、その神様の存在の意味を理解してから祈願するようにしましょう。

神社を選ぶ際に気をつけたいこと
  • 観光地化しすぎて人混みで溢れている神社
  • 手入れが行き届いておらず汚い神社
  • 荒廃している神社

などは、神様がすでに留守になっているとも言われます。少なくとも、波動が低くなっている可能性は高いです。誰かの評判よりも、まずは自分の直感を信じて、”空気と場が清らかな神社”を選ぶようにしましょう。

神様が喜ぶ参拝作法【応用編】

神社参拝_願い方

媚を売るというわけではないですが、やはり、「より良い」参拝の仕方はあります。

ここでは、本記事のはじめに紹介した基本的な参拝作法に加えて、さらに神様と近くなれる方法を紹介します。

神様を口説くつもりで祝詞を唱える

神道では、神様をお迎えするときに、祝詞を奏上します。で、この祝詞というのが、語弊はあるかもですが、神様を褒め称えて、ノリノリになってもらうための口説き文句のようなもの。

神社本庁サイトでは「祓え給い、清め給え、かむながら守り給い、さきわえ給え」が紹介されていますが、「絶対にこれ」というものではないので、ご自身の感覚にフィットするものを唱えるようにすればいいかと思います。

市販本でも祝詞に関するものはたくさんありますし、特別参拝などに参加すると神拝詞をいただけたりします。そういったものからご自身に合いそうなものを選んでみてはいかがでしょうか。

自己紹介をして神様の名前を呼ぶ

お祈りをするときは、まず神様に自己紹介をします。名前、住所、職業、家族構成などなど。その日参拝できる機会をもてたことにも感謝をお伝えするようにしましょう。

そして、自分を名乗ることに加えて、神様の名前を呼ぶことも忘れずに。

そのため、神社にお参りする前は、その神社の主祭神の名前を調べてからお参りするのは大前提です。

お願いをするときはできれば、「(御神名)様、「祓え給い、清め給え、かむながら守り給い、さきわえ給え」」と唱えましょう。「神様、お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい」という意味です。

究極のゴールから祈る

人間として生まれてきて、何をしていきたいのか、という根本的な望みを発願します。

神様が人間に望むことは、「人類みんなの幸せ(他者貢献)」と「あなたの心の成長(自己実現)」です。ですから、それらを含んだ究極のゴールを目指すことが、神社で開運する秘訣なのです。

自分の小乗的な望みをお願いするよりは、「世のため人のために自分が成長していけますように」という内容で発願するのがベストですね。

対話するように言葉を尽くして祈る

言葉には強力なパワーがあります。言葉を尽くし、丁寧に、具体的に言うことが大事。そして、言葉を尽くすというのは、真剣さ、誠意を伝えるということでもあります。
目の前に神様がいることをイメージして、語りかけるような感覚でお祈りしましょう。

神様にお願いしたことは人に言わない

これには二つ、理由があります。

  1. 願望実現の邪魔が入らないようにするため
  2. 神様とより親密になるため

大きな願い事を他人に打ち明けると、まぁだいたいは笑われるか、無理でしょと言われるかです。周りの口出しによって自信をなくし、あきらめてしまう人がどれだけいるでしょうか。

昔から、宗教的な秘儀や占いの奥義も、限られた一部の人にだけ語り継がれてきました。神々と密約を交わし、秘密を守ることにより、摩訶不思議な働きを味方につけてきました。神様との間に二人だけの秘密をもつことで、その関係性に不思議なパワーが宿るということですね。

結果は神様にお預けする

99パーセントは自力を尽くして、最後の1パーセントは神様にお任せすることが祈りの基本姿勢です。

祈りにおいて大切なのは、結果を期待し過ぎないこと。

結果を手放して、神様に任せてしまうことです。LET IT GO。そして感謝!なによりも感謝を忘れないことです。

神社参りでカラダも心もリセットする

神社参拝_心身リセット

以上、神様に喜ばれる参拝作法、お参りしておきたい神社の選び方などについてお話してきました。

もちろん願い事が叶ったら嬉しいですし、神社に行く人の多くの理由が「発願・祈願」だと思います。

ただ、それだけではもったいないという気もします。というのも私自身、神社参りを習慣にするようになってから、日常の様々な点で素敵な変化があったからです。

定期的な神社参拝で自分の日々の心身状態が向上したと実感しているのもあるのですが、それ以上に神様に祈願することは自分自身に宣誓をすることにも繋がります。その結果、誓った通りの人間に成長していけるよう自然と励むようになるのではないかと思います。

神社参拝を習慣して起こったこと

神社参拝を定期的に行うことは、定期的に心身を清めることでもあります。そして、心身が清まると、様々な変化が起こります。

  • 早起きするようになった
  • 自然の空気を吸収することで、清々しい気持ちに満たされる
  • 感謝の気持ちが深まって幸福感が高まる
  • 小さなサインに気づけるようになる
  • 落ち込んでいても神社に行けば、なぜか解消される
  • テレビをほとんど見なくなった
  • 午前中の神聖な時間の大切さに改めて気づいた

これらは私に起こった変化のごく一部ですが、共通していることは、神社に行く習慣ができることで、気分の良い状態が続きやすくなるということです。

周りの人や小さな出来事に感謝ができるようになり、結果的に人間関係も平和になる。イライラしたり、邪悪なことを考えている状態で神社には参拝できないことが体感的にわかるようになるので、どうすれば自分も周りもピースフルな気持ちで暮らせるかを考えるようになります。

「そもそも神様とか信じない」という方は、無理に参拝する必要はないかと思います。ただ、大自然に満ちた場所として、宗教という観点でなくとも神社という場所には良い空気が、良い波動が、流れています。

では、最後に少し御朱印にまつわる話を。

何のために神社で御朱印をいただくのか

御朱印は神社参拝をした証としてもらえる、墨書きで書かれた文字に捺印されたものです。
しばらくブームになっていて、今では御朱印巡りもすっかり定着しましたね。こういうやつ↓

御朱印

御朱印

御朱印帳

御朱印帳

その御朱印にまつわる話なのですが、

しばらく前、ある有名な神社に行ったときに、一人の男性が御朱印帳を大量にもってそれに御朱印を頂いている光景を目にしました。大きな紙袋4袋ぐらい全部御朱印帳が詰まっていて、御朱印書く人はもう明らかにヒイヒイ状態でした。

“御朱印巡りに代行業が参入しているのかしら・・・”

事の経緯も目的もわからないのですけど、もしかしたら病院関係の人でどうしても足を運べない人のために代表でもらいにきたのかなーとか、彼は外国人観光客の添乗員さんで、スケジュールの急な変更でどうしても皆は違うところを先に観光する必要があって、その間に添乗員さんだけ急いでもらいにきたのかなーとか色々妄想しつつ思いつつ、その様子を見ていました。

で、おそらく20分程、その様子を見ていました(私自身、御朱印を頂くために列に並んでいたので)。

御朱印を待っている間その男性は、とにかくバタバタしていて忙しそうでした。

電話したり、テキスト打ったり、手帳を確認したり、終わった分の御朱印帳をチェックしたり、自分の荷物をなにやらチェックしたり。書いてもらっている御朱印を「待つ」という行為を最大限感じないようにしているのか、私はその彼のバタバタ感が気になりすぎて、目を離すことができませんでした。

そして、しばらくして全て終わったそうで、最後に御朱印帳の冊数を確認して、彼はため息をつきました。

そして、御朱印書いてくれた人に言いました。

「一つ御朱印帳がなくなってますねっ、知りませんかっ?どこかに落としてませんかっ?あーーーまぁいいやっ、とりあえず、領収書おねがいします!!○○テレビっす!とりあえず、押してるんで、巻きでお願いします!」

(私の心の声)「・・・え、テレビ局の人?ってゆうか、押し?巻き?ここは神社〜。。。」

彼が、テレビ局のスタッフとして御朱印をもらいにきたとして、まぁその用途はなんでも良いとしましょう。視聴者プレゼントかもしれないし、番組成功の祈願のためかもしれない。全然それはいいと思います、私も含めて皆、験を担ぐために神社に来てるわけですから。

ただ、思ったことがあって、

「その態度、神様は喜ぶんだろうか?」

ということです。

きっと神様は、人間のそんな粗相も受け入れた上で、きっと願いを叶えてくれようとしてくれると思います。でも、なんとなく「どうだかなー」って思われそうじゃないですか? 神様に。

皆それぞれ何か想いがあって参拝にきているはずです、誓いを立てるために来としても、願い事があったとしても、目的がなんであれ、神様が喜ぶような、神様に応援してもらえるような姿勢で望むのが、最低限の礼儀だと改めて感じたのでした。

  1. 神社を訪ねる前には、神様の性格や働きをよく知り、学んでおく。
  2. 身だしなみを整えて、心身を清めて、お参りする。
  3. 神社ではお祈りする前に、丁寧に自己紹介をする。
  4. 気持ちを込めて、気前よく玉串料を包む。
  5. ムダなおしゃべりをせず、神社の空気を、じっくりと味わい尽くす。
  6. 神様のことを褒め称える気持ちで、祝詞を奏上する。
  7. 神様にも共感してもらえるようなお願い事をする
  8. 参拝から帰ったら、神社で味わった空気を心の中で思い出して、みんなに幸せのおすそわけをする。

人に何かをお願いするときには、私たちは命令形では言いません。どうやったら相手が動いてくれるか、どう伝えてたら喜んでやってくれるか、と日頃考えるのと同じで、頼まれる側としての「神様の気持ち」を考えていくことで、信頼関係を結ぶことができるでしょう。

御朱印帳は、もともとは神社仏閣に「納経をした」という証にいただく「納経帳」でした。納経することなく、本殿への参拝なしに、御朱印だけをいただくというのはスタンプラリーみたいなもので、そこに意味があるのはかなり疑問です。

神社までせっかく足を運んだならば、ゆっくり時間をとって、その神社のご新気を自分の中に吸収するつもりで、全身を清らかな気持ちで満たすようにしましょう。

では、本日はこのあたりで。

神社参拝

開運必至!神社に通う習慣で授かる3つの恩恵

神社の月参り

【おついたち参り】神社参拝での開運の秘訣は「月参り」。1日と15日は神社へ

スポンサーリンク