2019年1月6日 10:29 山羊座にて新月を迎えます。部分日食を伴う新月です。
1月1日元旦には、火星が12サインの始めのサインである牡羊座に移動しました。約2年かけて12星座を巡る火星の、スタート地点でもあるので、行動力に火がつく2ヶ月になりそう。正月ボケするようなゆったりモードを、今年は感じていない人も多いのではないでしょうか。エンジンが一気にかかっていく感じですね。
そして、勢いだけでとりあえず動いちゃえー、では終わらない、覚悟をもった本気度高めの前進をしていくことになります。
5日に水星が射手座から山羊座へ移動し、6日に山羊座で日食。
7日には天王星が逆行終了して、そのあと金星が射手座入り。
ちなみに天王星の逆行が終了した時点で、全惑星順行期間が3月6日まで続きます。
部分日食の山羊座新月を迎え、天王星も逆行を終えるとなると、まさに新年らしく、未来に向かって前に進んでいく感じがします。
日食でいったん私たちの何かが死んで、新しいエネルギーの元で未来に向け生まれ変わりが起こります。リセットされることで、私たちは次のステージへと進むことになるのです。
棚ぼた感覚ではなく、これまで培ってきた実感と実力で、目標を実現させていく。
そんな固い決意を携えて、今回の山羊座新月を2019年の幕開けとすることができれば、射手座木星の幸運の波が約一年間、アナタの魂の拡大と成長をもたらしてくれるはずです。
山羊座は社会性のサイン。社会における自分の役割は何なのか、自分にとって社会的な自己実現とはどんなものか、を意識したいときです。
仕事や社会的活動において、目標を自分に課したり、それを実際対外的に宣言することになるかもしれません。
それでは、本題へ。1月6日 山羊座新月についてみていきましょう。
やぎ座が表すもの
(別記事からの引用です)
山羊座:地のエレメント/活動宮
【キーワード:社会・責任・システム・伝統・成功・努力・秩序・修行・管理・組織化・仕組み化】
やぎ座は12星座中、10番目のサイン。守護星は土星。
一つ前の射手で、理想を高く掲げ、遠くの未知なる世界を目指しました。次はその広大なエネルギーを地に落ち着かせ、現実的にコツコツと地固めする段階です。
イメージとしては、世界を轟かす映画監督になるぞ!と志すのが射手座。そして、すぐに映画を作ることはできないので、希望に溢れた夢をいったん脇に置き、気持ちを現実に向けて実際に映画館のアルバイトを始めて、夜中には作品のアイデアを練る日々を過ごす、という感じでしょうか。
ポイントとして、あくまでも山羊座は合理主義なので、無駄な努力ではなく自分にとって必要なことをきちんと見極めて戦略的に経験を積みます。非生産的なことや非効率なことは避けたい。
いったん個性は身を潜めて組織や集団の中で働き、業界の一端に携わることで自分なりの意義を見出していく。でも同時にその陰では、夢に向かって着々と目標も達成していく。虎視眈々と狙いを定める野心と向上心。そして最終的には世界で注目を浴びる映画監督として名を馳せる、、、!
↑目標達成が得意で、社会に貢献しようとする責任感や使命感を備えた山羊座の王道的な成功ルートといえそうです。
ただ、こういった山羊座の成果主義が裏目に出ると、集団の活動のために自分の個性を犠牲にしてしまったり、自身で設けたルールや常識の「枠を」超えられない、といったことが起こってきます。堅固な組織から、突飛なイノベーションが起こりにくいのと似たような感じかもしれません。
また、自分に対して過度に義務や負担を課して、気づいたらなぜかいつも修行してる、みたいな。とはいえ、傍から見ると修行にしか見えない過酷さにむしろやりがいや喜びを見出すのも山羊座っぽい気がします。「なんであの人、あんなしんどそうなことやってるんだ!?」と思ったら結構山羊座率高い、という私の経験談ではありますが。
いかんせん忍耐強いですから、耐えていることに自分が気づかず、疲れていることに気づかないということもあるかもしれませんね。
と、根がマジメなので、ときにはルールや目標にとらわれ過ぎないユルさをもつことは必要です。計画通りにいかないことも楽しむようにする。自分の中の常識やルールという枠からあえて飛び出していくこと、余白や遊びといった要素を取り入れることでセルフレボリューションが期待できます。
山羊座が重視するのは「成果」や「手応え」。自分の行いが社会的にきちんと評価されているかどうかは大事なポイントで、そうなると当然、出世欲や野心は人一倍強くなります。いきますよ、どこまででも、ええ。ガチでTop of the worldを目指してくだされ。
新しいものよりは、歴史に裏打ちされた伝統あるモノ。見た目の華やかさよりも、その中身や品質を重視。ただ新しさも華やかさも「使える」と思ったら、きちんと取り入れてしまえる「デキる」タイプ。公共のために自らの使命を全うすることにやりがいを感じる傾向。となると必然的に、社会的にはオモテに出る人が多くなります。
(書いてて思い出しましたが、私の周りはけっこう太陽、月、MCあたりがヤギの人って多いんだよなぁ、、、日々見習うことがたくさんあります)
2019/1/6 やぎ座新月の特徴
今回の山羊座新月では、月の他に、水星、土星、太陽、冥王星の4つの星が山羊座に滞在しています。
主要10天体のうち、半数が山羊座に滞在しているということで、山羊座感溢れる新月図でございます。
今回の山羊座ステリウムが意味するところ、それは、この2019年の新月第一弾には、社会における自分なりの役割や使命は何ですか、ということを意識する時になる、ということです。強制的に何かがリセットするかもしれませんし、何かに突き動かされて自ら動くことになるかもしれません。
今回の山羊座新月は、魚座の海王星と協力関係にあります。海王星といえばスピリチュアリティやインスピレーションといった無意識的な領域。
無意識レベルでエネルギーやメッセージ、イメージなどを受け取り、それらを反映させながら「現実社会で自分の役割を全うしていく」流れになりそうです。
いずれにしても、今のタイミングであなたのテーマとなっている対外的な事柄が、これから社会(自分以外の他者)との接点において何かしら影響を与えるものとなり、人生における大きな転換点となるはずです。
自らの魂が喜ぶ活動や仕事に取り組んでいく中で、そこで得たものをその先どういったカタチで他者へ分け与えることができるのか、社会的な貢献ができるのかという「世の中への還元」という視点を意識することが不可欠です。
そして、同時にご自身にとっての理想のキャリアアップの方向性や、望むステータスがどんなものなのかも考えてみましょう。
「責任」を司る土星と、「変容」を司る冥王星に挟まれた今回の山羊座新月。現実を見据えた取り組みが、変容をもたらします。
2018年からの山羊座土星期(厳密には2017年の12月から)に築き上げてきた、そしてこれからも築き続ける「自分にとっての真実」を、2019年は自らが外に向かって動き続ける中で具現化させていきます。そして、2020年の山羊座木星&土星期でその具体的な成果を受け取る、といった流れになるでしょう。
1月6日 やぎ座新月で意識したいこと&取り組みたいこと
1. 2019年の目標を具体的に決める
今回の山羊座新月のように、新年という節目&山羊座ステリウムのときは、目標を掲げるに限る!
普段は計画的に何かをするのが好きではない人も、1月6日の山羊座新月ではぜひとも計画を立ててください。
さらには具体性、現実性を伴った目標にすることで、山羊座エネルギーとリンクできます。山羊座は、結果を出すための地道な努力と積み重ねが得意で、課題を着実にこなしていく責任感もありますので。
そして、自分の望みに向かって現実的に励むためには、長期的スパンと短期的スパンの目標設定が必要になってくるかと思います。
具体的な準備と行動を。そのための目標設定。
この目標設定の話は長くなると思ったので、あらかじめ別記事を書いておきました。
「さぁ皆さん、新年の抱負を決めましょう」と漠然と投げかけることはしたくないので、あくまでも実践するために記事内容を活用していただくことを願っています。
紹介した上記の記事では、1年を基準とした目標設定を紹介していますが、星の流れ的には、1年の他に、2年越しの目標と7年越しの目標を加えれば、山羊座土星時代と天王星牡牛座時代を兼ね揃えた最強のプランニングになります。
まじめに目標設定をしようと思ったら、山羊座新月の日の一日だけでは終わらないので、新月の日をスタートして、何日間かあるいは数週間かけてでも、じっくり目標や望みと向き合う時間を設けてみることをオススメします。
2. キャリアアップや目標達成のために必要な学びをスタートさせる
学生時代の夏休みの宿題で、少しずつ取り組んで結果的にきちんと終わらせることができる人、まさに山羊座的です。
射手座木星期である2019年は、自分の興味あることや好きなことを学び、可能性を拡大することがラッキーアクションとなりますが、そういった学びを「実力」として身につけるために、この山羊座新月でスタートを切ることはグッドタイミングです。
特に、キャリアアップのためのスキル習得や、資格習得のための勉強をしたいということであれば、まずはこの新月で「資料請求」から始める、というのもアリでしょう。
3. 仕事・キャリアに関する願い事を書く
願い事については、下で詳しくお伝えしますが、今の星回りでぜひ願っておきたいテーマはビジネスやライフワークに関することです。
ベストな願い事を書くためにも、社会における自分のポジションについて思い巡らす時間を、確保するようにしましょう。
4. やりたくないこと、やらないことを明確にする
山羊座サインのもとでは、ムダなことを徹底的に省いていくことで、目的に向かって着実に進んでいくことができます。
ただ、山羊座のエネルギーが出すぎてしまうと、目標が目的化してしまうことにもなりかねません。苦しみにも耐えることができてしまいます。
そこで大事になってくるのが、「やりたくないこと」や「やらないこと」をあらかじめ明確にしておくことです。
目標達成のために自分の楽しみを見送り続けたり、大切な人を犠牲にしたり、誰かを利用する、といったようなことは、もう続けていくことはできないように流れが来ています。あくまでも、楽しみや喜びとともに目標を達成していく。目標に向かうプロセスの中で自己実現をしていく。
一瞬一瞬の心のあり方が、自分らしい社会的成功に繋がっていくことを意識して、喜びとしなやかさを獲得した無敵の山羊座パワーを自ら受け取りにいきましょう。
願い事を書くときのポイント
願い事は、新月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。数は10個程度で。
書く前には、机の上をきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマなどを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるよう心がけてみてください。深くリラックスして、自分の内面につながるように。
願い事を書く前には深呼吸でリラックスしてα波を出そう
自分の本音や深い願いを発見するためには、自分自身がまずリラックスする必要があります。深呼吸をして気を落ち着けて、α波を出してから書き始めるようにしてください。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読むことをオススメします。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まりますし、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。ズレや違和感に気づくこと。
読み上げて、「よしこの願いで間違いない!」と思えない場合、本当の望みが別にあるか、もしくは心理的なブロックが働いているかのどちらかである可能性が高いです。
後者の場合は、心理的ブロックが外れた自分になっていることを、願い事の一つとして書き足すのがいいかもしれません。
山羊座新月では具体的な数値や期間を含ませて願うのがコツ
現実主義の山羊座にとっては、願い事を書くときに「じゃあそれをいつまでにやるの?」「具体的にどういうことなの?」といった具体的なところを問われていると思いながら書くといいかと思います。5W= Where(どこ)、Who(だれ)、When(いつ)、What(何)、Why(なぜ)形式で自分に質問攻めをすると良さそう。
抽象的な表現はできるだけ避ける、自分の行いの延長線上にはない突飛な願いよりは、自分の培ったものの先にある望みを書くようにしましょう。
山羊座新月が叶えてくれること
長年続けてきたことが社会的に評価される
会社で長く携わってきたことが評価されて昇進したい、ながらく趣味でやっていたことをこれからは仕事にしていきたい人はこの機会にぜひ。
自分をしっかり管理する力をつける
計画倒れで終わってしまう、その日の気分でできることが大きく変わってしまう人は山羊座のストイック力を頂戴しましょう。
ライフワークで自分らしく生きる
お金のための仕事ではなく、何か大きな使命をもって活動をしていきたい人は、この山羊座新月で大きく願いましょう。
社会の中での自分のポジションが明確になる
一会社員としてだけでなく、一主婦としてだけでなく、自分という存在が肩書きとなり、確固たるポジションとアイデンティティーをもって活動できる自分になるために。
マジメすぎる、ストイックすぎる、自分を追い込むクセを手放す
真面目さやストイックな姿勢は大きな武器ですが、度が過ぎると自分を制限するものになります。規律と緩みを上手く調和できる自分になるために。
あとがき。自分の命を使い果たすこと
先月の蟹座満月では、自分の居場所がテーマでした。
そして今回の山羊座新月でも、居場所という概念は、社会への意識が強い山羊座を考えると欠かせないテーマでもあります。
ただ、蟹座の意味するルーツやホームとはまた違って、自分が落ちつける場所というよりは、周りが自分を求めてくれる場所、自分が他人に影響力をもてる場所といった感じで、どこまでも「世の中における」自分の居場所を確認する、という意味合いになります。
そして、自分以外の存在のために、自らの命を使い、貢献をしていく姿勢は、ある意味滅私奉公のように思われるかもしれません。
しかし、自分を何に捧げるのかという捧げ先を、自分が所属する会社やコミュニティ、ビジネス自体に向けるのではなく、もっと大きな視点でこの世のために自分の命を使い果たすと捉えることができたならば、向き合い方や意識の持ち方は一気に変わってきます。
この世のために、という言葉の意味は、誤解を恐れずに言うならば、私たちが一人一人、神の化身として生きるということです。
かんながらのみち(随神の道)と言われたりもしますが、これは神の御心のまま生きることを意味し、人間の小さなエゴに捕らわれずに真理の道を歩んでいくことです。
神という言葉がしっくりこないならば、「大いなる源」でも「宇宙」でも「偉大な何か」でもご自身に合う言葉に置き換えてみるといいかと思います。
山羊座の特徴を本記事の冒頭で書いているときに、坂本龍馬を思い出しました。
歴史的にすごい功績を残した人は、生きながらにして神的な活動をしているものです。ちなみに坂本龍馬が尊敬していた人物の1人に楠木正成がいるのですけど、楠木正成といえば人間でありながらも神様として神社で祀られるようになった人物のうちの1人です。
私は初詣をかねて、ふと思い立って先日神戸の湊川神社に行ってきたのですが、神社にいるときに「自分の命を使って、世の中に貢献せよ」というメッセージ的なものを強烈に受け取りました。
そのときは、まぁ楠木正成だし、楠木さんの墓碑はかの徳川光圀(水戸黄門さん)が建てさせたぐらいだから、「世のため、人のため」というエネルギーを感じるのも自然だなぁと思っていました。が、この記事を書き始めたときに「世の中に貢献する」というメッセージが今回の山羊座新月にそのままリンクするものだと、ハッとしたのですね。
時代の流れ的に、自分の好きなことを仕事にしていくことはこれからもますます、大きな潮流になっていくだろうと思いますが、その時に忘れないでおきたいことは、自分の好きなことをする、喜びになることをする、というところを終着点にしないということです。
自分の喜びや個性を押し殺してきた人にとって、自分らしく生きるということは、ある種の生まれ変わりです。素の自分のままで生きること自体が超ビッグイベントなわけです。
だからこそ、喜びにフォーカスして日々を生きたり、ビジネスも自分らしく働けるやり方で、といった姿勢が今、広く受け入れられるようになったといえます。
そして、なぜそういった喜びベースの体質を作っていく波が来ているのかというと、その行き着く先で、天命を全うしていくために一人一人が神の化身として利他の精神で生きるステージが、次に用意されているからだと思うのです。
自らが自己犠牲や苦しみの日々を送りつつ、その一方で、この世界の真・善・美を伝えることは困難です。
自分にとっての天命や使命が何なのか、今の時点であなたがわからなかったとしても、あくまでも自分自身への覚悟として「授かった命をこの世界で役立てていく」という決意ができた時点で、流れが変わっていきます。特に、今回の新月付近では。
今の自分にできることが、たとえ社会的には微々たるものであっても、できることをやっていくしかありません。それが現実でもあります。これまた山羊座ステリウムですから。
誰の役に立つのかわからなくても微小な影響力だとしても、まずは成果や結果を期待せずに自分の命を使いながら誰かのために、社会のために、生きていくと覚悟を決めることです。今回の山羊座新月は、その決心のタイミングだといえるでしょう。
そして、決心をカタチに変えていくために、誰もが取り組める第一歩が「目標設定をする」ということでもあります。
ということで、今回の山羊座新月では、通常の新月の願いに加えて、目標設定にも取り組むことを強くオススメしたいと思います。
改めまして、本年もよろしくお願い致します!
では、本日はこのあたりで。