11月8日 午前1時3分、蠍座にて新月を迎えます。
さそり座は「死と再生」を司る冥王星を支配星に持つ星座。
注目すべきはやはり、蠍座新月を迎えてから、木星が蠍座から射手座に移動すること。
射手座木星期の幕開けです。(射手座木星については別記事で書いているのでぜひこちらもどうぞ)
では、11/8の蠍座新月についてみていきましょ〜さそり座が表すもの
蠍座は12星座の中で、8番目のサイン。固定宮・水の星座です。
情が深く、一度掴んだものは離さない!!むしろ融合して一体になる。そんな密着感溢れる星座です。
一つ前の天秤座で出会った対人関係のあとで、特定の人と深い交流を求める段階。理念的な天秤座の意識を、次は情感の中に定着させていくことで、人は次なるステージへと成長していくことができるのですね。
そして、他者との深い関わりの中では、まず自分の殻を打ち破らなければいけませんね。自分自身を守っている殻を打ち破り、他人に対する壁をなくしていく。個人のテリトリーを凌駕していくことで、深く分かち合える融合感・一体感。
清濁併せ吞むといった言葉が蠍座にはフィットします。酸いも甘いも噛み分ける「没入スタイル」がステキな蠍座でございます。
蠍座は、目に見えない「接触」の可能性を秘めています。
本来は別の存在であるはずの「他者」を、
自分と融合させてしまおうとします。
蠍の毒は、誰かを殺してしまうのではなく、
自分自身の命と一体化させてしまおうとする意志、なのです。
死んだものの中から、まったく新しい命が生まれます。
蠍座は「死と再生」の星座と言われますが
これは、そのような「命のやり取り」のことを意味しているのです。
2018年11月8日 蠍座新月の特徴
では、今回の蠍座新月にはどんな特徴があるのか、みていきましょ〜
射手座木星期へのファイナルバトンタッチ
さそり座の新月を終えたその同じ日に、木星が蠍座から射手座に移動するというのは、どう考えても引き継ぎ感がスゴイ。
蠍座新月と蠍座木星の両者のエネルギーを、射手座木星期が受け取ると同時に飛翔してパパーン!と外の世界へと放っていく感じ。
その放たれた宇宙のエネルギーを11月8日以降の射手座木星期で、私たちは約1年間浴びることになるのです。
蠍座が射手座に渡すエネルギーとは何か。一言で表すと、それは「自分の中に秘められている可能性の萌芽」。
去年の10月に木星が蠍座入りしてから、自己の内側に溜めて溜めて溜めてきたもの、つまり、あなたに内在する可能性のタネを、これからの射手座期には外野で育て、光り輝く存在へと成長させていくのです。
ということで、木星が射手座に入る直前の蠍座新月は、普段はオモテに出てきにくい深い情感に出合い、自らの可能性に気づくチャンス。内面に深く入っていくことで、自分自身に大きな変化を起こすことができるタイミングです。
真の意味であなたが射手座期に育てたいタネを発見しましょう!
魚座海王星からのサポート
今回の蠍座新月、魚座の海王星と120度トラインの角度で調和しています。
トラインとは2つの天体間でフォローしあったり、長所を引き出し合う関係になること。
海王星といえば、インスピレーションの星。夢や無意識、心の世界などを扱う神秘的な星ですね。日常的な生活や仕事に活用するのはなかなか難しい天体なのですが、今回このタイミングで蠍座新月とトラインの位置になるということで、いつも以上に大きなサポートを受けれそうな予感です。
インスピレーションや神秘的な出来事や直感に従ったり、それらを素直に受けとめていくことが大事ですよー、と言われている感じ。
自分の思考を超えたものに対してオープンな態度でいることで、隠されていたものを発見したり、自分の中に秘められていた深い感情に出会ったり、埋もれていた欲望に気づいたり、射手座木星期に向けての良い気づきがあるかもしれません。
神秘的な能力って私は誰にでも本当は備わっていると思うのですが、普段は埋もれている人がほとんどだと思います。自分自身では自覚できないとしても、そういう見えない力や見えない流れがあるんだと、心を開いておくことが大切になってくるかと思います。
木星の射手座入りを目前にして、気分は既に射手座イェイ!って感じになっている人も多いかと思いますが(それ私)、新月を迎えたあと、射手座木星に入るまでは、しっとり静かに内省モードが良さそう。
自分自身を調整する感じで過ごすことで、蠍座パワーを上手に射手座木星期に引き継げるかな、と。
11月8日 蠍座新月でおすすめしたい過ごし方
いま上で言ったみたいに、8日を迎えてすぐ蠍座新月になるわけですが、木星が射手座に入るのは同じく8日の21時39分頃なので、実質約一日分ほどの時間があります。できれば木星が射手座入りするまでの間、しっとりモードで過ごすことをオススメします。少なくともドンチャン騒ぎは合わなさそう。(射手座の風をもうすでにビュンビュン感じている人はもうそんなこと気にしなくていいかも、笑)
これまでに深く心に響いた映画や小説にもう一度触れてみる
これまでにめちゃくちゃ感動した映画や小説、音楽でも芸術でも何でも構いませんが、とにかく深く感動したものにもう一度触れてみるとか、時間がない人はそれらのことを思い出してみてください。
自分がその映画のどのポイントに心が動いたのか、を知ることはとても大切なことです。あなたの情熱や大切にしたいものがその周辺にあるからです。
あなたが大事にしているものは何ですか?
普段の仕事や生活の中で埋もれがちな、もっと根源的な感情に触れられるよう意識してみましょう。
蠍座新月の元では、自分が普段押し込めている感情がバァーと出やすいですから、どんどん出して浄化すると同時に、自分の感動ポイントもチェックするようにしてくださいね。
ソウルワーク、ソウルアクティビティについて考える
映画や読書などで自分がどこで深い感動を味わうかを思い出したとして、その後にできることとして、ソウルワークやソウルアクティビティに考えてみることをオススメします。魂が喜ぶ仕事や活動のことですね。
たとえばですけど、チームで切磋琢磨して這い上がっていって輝かしい結果を残す、というストーリーの映画にあなたが深く心が揺れ動かされるとします。
その場合、皆で協力して困難を乗り越え頂点に立つ、ということがあなたにとって一つの大事なテーマだと考えられます。
自分の日々の暮らしを振り返ってみて、複数人で共に上を目指していく活動が入っていれば、その活動の中であなたは深い喜びを感じることができます。
でも、もしそのような要素がどこにもない場合、誰かと何かを共に頑張る活動を意識的に取り入れていくことで、あなたが今よりももっと心から喜び、同時に誰かの喜びにもなることが他にあるかもしれません。
自分の心が動くことに関連することで、自分がこれから始められることはないか、職業にはできなくても、ライフワークとして、趣味として、自分を喜ばせることのできることはないか、考えてみてください。
射手座木星期に拡げていきたいことを考える
木星が射手座入りすると、世の中の流れも私たちの意識も蠍座木星期とはずいぶん変わっていきます。
人にも物事にもオープンになるでしょうし、理想をもっと語りたくなるでしょうし、未知の世界にどんどん足を踏み入れたくなるような冒険心に駆られるだろうと。
そして射手座期には、自分が良いとするものはどんどん行動に移していくことが大切なのですが、やはり方向性は大事。
蠍座木星期に温めてきたことをベースにして、自分はどの方向に弓を射るのかをある程度定めておく必要があります。
射手座木星が終わる約一年後に自分はどんなことを達成していたいか思い描いてみましょう。
たとえば、上で考えたソウルワークに邁進している自分が、一年後、新しい人間関係や新しい土地で今とは全然違う毎日を過ごしている姿を妄想してみるのもいいですよね。
深く傷ついたり、根深く残っている過去の出来事を受け入れ、許す。
蠍座の大きな一つのテーマである「変容」。変容というのは、徐々に変わっていく「変化」とは違って、瞬時に起こるもの。(と私は思っています)
私たちが理想に向かっていきたい時に、なかなか進めなかったり、なぜかブレーキがかかったり、うまくいかない場合、過去に起因していることは多いです。しかも、あなたは過去にそれに大いに傷ついたり、受け止められてないことに気づいていないことが多々あります。
自分の現在を見渡してみて、よくない状況があるとして、その分野において過去に何かあったかな、と少し考えてみることは時にとてもとても有益です。
もしかしてあのとき実はすごく傷ついていたんじゃないか、と思ったら、気持ちの中でその当時の自分を抱きしめてあげることで癒されることがあります。徐々にではなく、一瞬で起こるんですね、そういう変容というのは。気づいてもらったことで、傷ついていた心は癒される。(これについては私の体験談を最後にお話します)
私は、過去を振り返ることはあまり好きじゃないです、前だけを向いていたいタイプなのですが、すごいスピリチュアルな話で言うと時間って存在しないんですよね、そもそも。だから過去も変えられるし、未来も変えられる。過去も未来もすべて今この瞬間で起こっていることだと知っておくことは役に立つかもしれません。
過去へのアプローチという同じカテゴリーで、スピリチュアルじゃなくて心理学的に知りたい人は『嫌われる勇気』で有名なアドラー心理学がオススメ。
「われわれは過去の出来事によって決定される存在ではなく、その出来事に対して「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定する。
人は過去に起こった膨大な出来事のなかから、いまの「目的」に合致する出来事だけを選択し、意味づけをほどこし、自らの記憶としている。逆にいうと、いまの「目的」に反する出来事は消去するのです。」
つまり、絶対的な過去なんて無いよ、過去は自分で決めれるんだよ、ということです。ご興味ある方は下の記事を読んでみてください。さらに探求したくなったらアドラーの著書を何冊か読んでみるとたくさんの気づきがあると思います。
あなたがついつい嫉妬心や対抗心を燃やしてしまう人は誰ですか?
蠍座は、前述したとおり、この人!って決めた人がいたらもう自分がその人の一部になるぐらいに深く関わっていくようなイメージです。なので、まぁ執着心とか嫉妬心がメラメラするのですけど、それをひた隠しにするのも蠍座らしいんです。
で、何が言いたいかというと、、、、蠍座新月のタイミングで、自分のそういう嫉妬心や対抗心に向き合ってみませんか、ということ。
嫉妬心や対抗心は普段、自分でも感じないようにしてる可能性が高いですからね。そういう隠しスポットに焦点を当てるのは今が良い!
あの人の言動はいつもすごい気になる、でもなんかムカつく、とか。なんだかあの人を見ていると癪にさわる、とかっていう気持ちも、もしかしたら憧れの気持ちが反転しているのかもしれません。素直に憧れることができないんですよね、特に近い人や年下だったりすると。。
でも大事なことは、誰かに嫉妬心や対抗心を抱くということは、あなたがその人のような存在になれるということです。あなたにそのタネがあるから、その人に反応するということ。だから、執着している誰かがいると思うのであれば、それを自分で認めた上で、自分もその人の魅力を同じように身につけたり、同じようなポジションにつけるんだという意識と自信をもつようにしてください。
蠍座新月の願い事を書くときのポイント
願い事は、新月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう!
願い事の数は、多すぎると自分の気が散漫になるので、やっぱり10個程度が良い感じ。
書く前には、机の上をきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマなどを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるよう心がけてみてください。そうすれば深くリラックスして、自分の内面につながりやすくなります。頭で書くのではなく、心で書くように意識しましょう。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
また、願い事をすべて書いたあとは一度声に出して読むことをオススメします。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まりますし、逆に心の願いとはズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。そう、このズレや違和感に気づくのが大事!
読み上げて、「よしこの願いで間違いない!」と思えない場合は、本当の望みが別にあるか、もしくは心理的なブロックが働いているかのどちらか。後者の場合は、心理的ブロックが外れて精神的自由の身になっている理想の自分を願い事の一つとして書き足すのがいいかもしれません。
さそり座新月が叶えてくれること
ソウルメイトに出会う
蠍座といえば、ソウルメイト。
私としては恋愛関係としてのソウルメイトに限定しなくてもいいと思っています。
というのもソウルメイトは魂が共鳴し合うような深い関係を築ける相手ですから、あなたにすでに愛する家族がいるのであれば、ビジネスパートナーとしてソウルメイトや、とことん深く付きあえる友人のソウルメイトなども存在すると考えていいはず。自分の魂を研磨していく上でキーパーソンになる相手として幅を広げて考えてみることをオススメします。
不労所得のある生活
これは以前の蠍座満月のときの記事でも書いたので繰り返しになりますが。
最近の世相の動きとして、ワークスタイルの変化があげられます。
従来の一般的な労働集約型のワークスタイルは、AI化やネットビジネスの発展、仮想通貨の普及によって、ますます変化することが予想されます。そうなると、不労所得や権利収入といったお金の稼ぎ方がますます注目されるはず。
蠍座が象徴するテーマとして「豊かさ=お金」が挙げられますけど、牡牛座の「豊かさ」が「自分で稼ぐ収入」であるのに対して、蠍座は「権利収入や遺産の不労所得、不動産や株、最近でいえば仮想通貨などの外から流れてくる収入」であることに注目しましょう。
蠍座新月のタイミングで不労所得についてもアイデアを練って、願い事として書いておくと良いのではないかと思います。
働いた分だけお金を稼ぐのではなく、放っておいてもお金が入ってくる仕組みを考える、それは蠍座が得意とするフィールドです。
ちなみに下の記事で初心者向けのお金に関する本を紹介してますのでご興味ある方は参考にしてみてください。
最後までやり遂げる力をつける
ついつい三日坊主で終わってしまう、習慣化がなかなか出来ない、途中で投げ出してしまう、、、、そんな悩みをお持ちの人は、目標を達成する粘り強さを身につけるには、蠍座のパワーがぴったりです。
根気よく一つのことを深めていくことが得意な蠍座。
誰に何と言われようとも、あなたはあなたが決めたことを淡々とやる。口出しできないような没入感。
うまくいってもダメでも、一つのことを追求する中で、人は何か偉大なものを発見する。そういうふうに宇宙の仕組みはできている!
他者と深いつながりを築く
家族や恋人のみならず、他者ときっちり関わっていくことが苦手な人は、それを克服できている自分をイメージして願い事を書きましょう。
信頼関係は一日にしてならず。蠍座は長期戦が得意なのです。
才能を開花する
隠されていたものを発掘する、といえば人の才能。
自分にどんな才能があって、何に向いているのか、というのは案外わからないものです。というのも自分にとってはそうできることが当たり前だったりするので。
誰かに客観的に意見をもらったり、自己肯定感を高めることで、自分が持っている才能に気づいていけるのですが、何はともあれ最も大事なことは、「自分は自分の才能を開花するのだ」と決意することです。自分を信じることです。
そういう自己信頼も含めて、才能を開花していく自分をイメージして願い事を書いてくださいね。
あとがき。蠍座木星期、私に起きた『変容』について
以上、11月8日の蠍座新月について、さまざまな角度から見てきました。
今回の蠍座新月は、蠍座木星期の最終章である同時に、射手座木星期へと蠍座が自らのエネルギーを託すとてもドラマティックな流れです。
もう射手座木星の気持ちとしては、「待ってました、あとは私に任せてください、アナタが育ててきたものは、私の手で大きく咲かせてみますから!」って感じですかね。
蠍座パワーを全力で受け取ったら、射手座木星としてはそれを拡散していくしかない。
蠍座が間もなくバトンを射手座に渡すように、私たち人間一人一人も蠍座新月の元で静かにバトンを握りしめている。それは私たち自身が自分たちの未来に託す可能性のタネ。間もなく旅立つタネを最後に見守っているのが、今なのです。
そう考えると、今回の蠍座新月ではやはり、これまでの一年間を慈しんで、ヨシヨシヨシヨシと最後の門出を見守る意識で諸々の取り組みに励むことが良いかなと。
静かにしっとり過ごしたいですね〜
最後に、私が蠍座木星のラストスパートの時期に体験した自分自身の変容といえる出来事を一つ、具体的にシェアしたいと思います。長いので、興味ある人だけ。
変容は一瞬で起こるもの、そして不可逆的。
私はここ1ヶ月ほどでしょうか、自宅の部屋で全然作業ができなかったんですね。ブログの記事にしても読書にしても、普段当たり前のように部屋でしていたことがなぜか出来ない状態が続いていました。頭痛がしたり、すぐ集中力が切れたり、外に出たくなったりという感じでいつもソワソワしておりまして。
で、結局、自宅で作業するのは諦めて、カフェやコワーキングスペースで過ごすようにしていたのです。自宅で作業することはもういったん諦めて。
なんで自宅に籠もれないんだろうと色々と思いを巡らせていたのですが、一つ考えられる要素としては、部屋にいると自分が世界から切り離されている感じがしているからだ、というのは徐々にわかってきました。
それは以前からもずっと自分にとっての悩みで、定期的にやってくる孤独感みたいなもの。
単に集中力がなかったり、体調のせいではなくて、もっと根本的な問題だということも前から感じていたのです。
で、カフェにいる時に、一度この「自宅で作業ができない」というテーマに向き合ってみようと思い立ちました。
とにかくそのとき感じていた感覚を文字に書き出してみることにしたのです。書いて書いて書きまくった。
なぜ世界から自分が切り離されていると感じるのか、なぜ外に出て人の気配を感じる必要があるのか。部屋が自分にとって完璧に理想とする空間になっても、それでも自分はコワーキングスペースを使うだろうか、などなど。とりあえず、いろんな可能性を考えてみたんです。
で、ふと、自分が会社員時代によく会社で夜中に一人で作業をしていたことを思い出しました。
締め切りが翌日の朝一というタイトスケジュールの中、終わらせなきゃいけないことが山ほどある。徹夜は大前提。それでも終わるかどうかわからない。でも終わらせるしか選択肢はない。
でも、その責任やプレッシャーや業務の遂行というのは、それほど大きな問題じゃなかったと思うんです、自分としては。
ただ、分かち合える同僚がいなかったんです。仲間がいなかったんです。
共に物理的な時間を過ごし、一緒に乗り越える自分以外の存在がいなかったんですね。(小さな会社だったので一人で会社に残るのはごく日常的にあることでした)
大変な状況に「やばいぞ」「これ朝までに終わるかよ!」と言い合ったり冗談を言い合える相手。気持ちや状況をただただシェアできる人がいなかったことに、実はすごいすごい寂しく思っていたことに初めて、ほんとにはじめて気づいたんですね。
その瞬間「あー!あのとき自分は寂しかったんだー!」と心の中で叫びました(カフェにいるので実際には叫べない)。
「えー!自分は寂しかったのか!」(心の中でやっぱりかなり驚く)
すると、実はもっと誰かと和気あいあいと働きたかった、弱音を吐いたり悪ふざけができる仲間が欲しかった、など、考えたことのなかった思いが一気に出てきました。涙もザァー。(たくさん人いるから必死で隠す)
会社で一人黙々と作業をし続けたことで自分は強くなった、孤独のチカラがついた、という成長部分だけをこれまで見ていたんですね。そしてそれは確かにそう。強くなったし、自分でこなせる力もついたとは思います。
でも、寂しかった自分には完全にフタをしていたことに全然気づいていなかったことに、我ながらびっくりしまして。
私が最近自宅で作業できなかった本当の理由は、当時の一人時間が、思わぬところで自分にブレーキをかけていたからだと、ようやくわかったのです。I got it!!!
もうあんな孤独を味わいたくない、一人で作業をしたくない、そういう思いがずっと心の中にあったことに気づいたことで、視界が開けた。
そして、その日以来、自宅で何のノイズもなく普通に作業ができる日が続いています。まぁそんなに日は経ってないのですけど、もうほんと不思議なくらいの変わり様。過去に何度も何度も感じていた「一人で部屋にいるときの鬱屈感」がどこにもない。
さらに。
当時からの寂しさが癒されたことで、誰かと何かをすることや分かち合うことについて、以前とは比べ物にならないほど自分の心が開いたなと感じています。実際に、そのあと新たな出会いがあったり、これまでの自分とは違うアプローチで人と関わる機会もあって、流れが色々と変わってきているなぁと。
でも私がしたことって、自分の内側に入ったことぐらいです。「あー!自分は寂しかったんだー!」って気づいたぐらい。
でもその一瞬でいろいろなことが変わる。んでもって、そういう気づきで変わったものは、もう元には戻らない(たぶん!)。その感覚をどっかにポロっと落とした感じ。
そしてそのあとの状況が自然と変わっていく。
そういう、次元が変わるといえばいいのか、質自体が変わってしまうような一瞬かつ深い変化みたいなものが「変容」なのだろうなと今回改めて感じました。
だからこそ、私が今思うことは、自分を本当に変えたいのなら自分と向き合うしかない、自分と向き合って内面を変えるしかない、考え方を変えるしかない、ということです。
他人を変えることより、環境を変えることより、対処法を考えるより、自分と向き合うことは一番近いようで一番避けがちなことです。でも向き合うしかないのだと思います、遅かれ早かれ。
蠍座サインの目的は、特定の相手と内面まで深く関わることで、自分を根本から変えてしまうことだと言われています。変化することで、かつての自分は死んで、新しい自分に生まれ変わる。この「死と再生」は、他者との関係においてだけでなく、自分自身の中でも起こすことができると私は思います、私たちは決意した瞬間から、気づいた瞬間から過去の自分を卒業できるはずだと。
いつだって自分を変えられる。
なりたい自分を自分で選んでいく覚悟。
自分の嫌なところを受け容れる自分への優しさ。
幸せになる覚悟。
宇宙の動きが活発な今の大事なタイミングで、
みなさんが深く深く自分自身が幸せになる覚悟をもつことを願います。
では、本日はこのあたりで。