本日は、引き寄せを加速させるビジョンボードについて。
以前書いたビジョンボードの記事に内容を追加する感じで、より中身の濃いビジョンボードを作るためのコツをお伝えしたいと思います。
ビジョンボードの主役は、その名の通りビジョン=未来像=映像です。どんな画像を集めるかによって自分の潜在意識に浸透させる印象が大きく変わってくるので、画像選びにこだわることはけっこう大事なポイントだと感じます。
画像を選ぶ際の切り口については、占星術観点を取り入れたカテゴリー分けを行うことで、人生のバランスを考えることにもなったりしてかなり実用的なので、そのあたりも紹介しようと思います。
そもそもビジョンボードとは何か、どういうふうに仕上げるものなのか、そのほかビジョンボードを作るにあたって必要な道具やツールについては元記事↓をご覧ください。
目次
引き寄せを加速させるビジョンボードの作り方


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以前の記事ではお伝えしていなかった、引き寄せを加速させるためのビジョンボードの作り方について、今回は8つステップに分けて紹介したいと思います。
引き寄せを加速させるビジョンボード作成における8つのステップ
- コンセプト決め
- 願望を簡単に文字で書き起こす
- 画像・写真集め→ボードに貼る
- なぜその願望を叶えたいのか「目的」を知っておく
- SMARTの法則を活用
- 貼り終わったら全体をしばらく眺める
- 完成したビジョンボードを飾る/ビジョンボードの定期検診
- 行動する、実践する
ちなみに、もしあなたがこれまでビジョンボードを作ったことがないという場合は、突然この記事を読むと意味不明かもしれませんので、まずはビジョンボードについてざっくり知っていただくためにも、下の記事をお読みいただければと思います。
では以下で、各ステップについて詳しく説明していきますね。
1. コンセプト決め
ビジョンボードを作るにあたって、まずはじめに今あなたが思う「私はこれで生きていく」というライフコンセプトをざっくりと決めましょう。
例:「ワタシは自分軸で生きる!」「ワタシは自分で人生を創る!」「ワタシは社会に大きな喜びをもたらしている」「脱〇〇人生!」と言った感じですね。いま現在、あなたが理想とするライフコンセプト(=ビジョンボードのテーマ)を一言で表すとしたらどんなフレーズがありそうか、少し考えてみてください。
ちなみにここで悩みすぎると前に進まないので、ひとまず決めておく感じで大丈夫です。素敵なコンセプトが浮かんだら、最終的にはそれもテキストに起こしてビジョンボードに貼るのも良いですね。
2. 願望を簡単に文字で書き起こす
いきなり画像を探すとカオスになる可能性があるので、まずは各カテゴリーに合わせて、達成したい理想や願望をまず簡単に文字で書き起こします。
例:
- 仕事 → 転職/全く新しい業種にチャレンジ
- 家庭 → 一年に一度、家族で海外旅行
- 趣味 → タップダンスを始めて、今年中に披露できるレベルまで成長する
こんな感じで簡単にひとまず自分が求める結果を書き出します。具体的にどんなカテゴリーに分けて画像を探していくか、という「切り口」については後述します。
いつまでに達成したいかなどはここではあまり考えず、いまの時点で「将来」実現させたいと思うものを箇条書きしていきましょう。この作業は、画像をいきなり探してカオスになることを防ぐためであって、メイン作業ではないので軽めに行います。
ただ、箇条書きでパッと思い浮かばない場合は、日頃からあなたがご自分の感情や欲求を放置しているかもで、そうなるとワクワクやドキドキを捉えにくい状況になっているかと思います。その場合の前段階のステップとして出来ればしばらく時間をとって、下記のいずれかに取り組むことをオススメします。これは以前のビジョンボード記事でもお伝えした内容ですね。
- やりたいことリストを作る
- やりたくないことリストを作る
自分の欲求を放置しすぎていて自分のやりたいことがわからない、やりたいことリストが進みそうにない、という場合は、ネガティブアプローチから入る方が無理なく浮かびます。やりたくないことリストを作りましょう。
やりたくないことリストについては別記事で書いています。具体的なやり方、といってもかなりシンプルな方法で気軽に取り組めるものなので、いきなりビジョンボードで自分の願望を特定できない、という方は準備体操としてリスト作りから始めましょう。
3. 画像・写真集め→ボードに貼る
文字で簡単に書き起こした後に、いよいよビジョンボードのメイン作業となる、画像集めに取り掛かります。あなたの理想や願望の達成をイメージさせる画像・写真を探しましょう。ここはけっこう時間がかかるので、じっくり楽しみながら取り組みます。
そして、画像・写真を集めながら同時にボードに貼っていく作業も開始します。冒頭で紹介した別記事の中でお伝えしていますが、マグネット式のコルクボードなら気軽に貼り替えが出来るのでオススメです。
画像集めのポイントは、できる限り自分の感覚にフィットする画像をセレクトすることです。自分が好きなテイストを集めることで、より臨場感が高まります。
たとえば、あなたが「家族に依存せず自分自身でお金を稼ぎたい」という理想を持っていたとして、同時にあなた自身が「ゆったり心地良く働きたい」と思っているならば、おそらくバリキャリの「The ビジネスマン」といった写真を選ぶことは少し違いますよね。
スローな時間が流れていそうな空間で会議をしている写真や、居心地良さそうな場所でパソコン作業をしている写真などを選ぶことが適切です。
このあたりの画像収集に少々こだわってみると、引き寄せ力がアップしますヨ。


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4. なぜその願望を叶えたいのか「目的」を知っておく
画像を選ぶ最中でも、選んだ後でもどちらでも構わないのですが、一つひとつの願望に対して、「何のためにそれを叶えたいのか」という目的を自分自身で知っておくようにしましょう。
たとえば、「痩せたい」という願望だけでスリムな人の画像を探すのは不十分。何のために自分は痩せたいのか、痩せて何をしたいのか、自分にとって痩せることが何を意味するのかなどを考えながら画像を貼っていくと、これまた引き寄せ力アップです。
「痩せたい」という願望の場合、痩せる過程においてどのようなアプローチで痩せたいのか、10kg痩せてビキニを着ることが目的なのか、痩せる過程でジムに通ったり健康的なライフスタイルに切り替えること自体が目的なのかで選ぶ写真は変わってきますよね。
ビジョンボードを完成させて今後ボード上の写真を見るときには、願望を達成した際に味わうであろう「感情」や「感覚」を先取りして味わうことが肝です。
そのためには目的がはっきりしているほうが、よりリアルな感覚を味わえて効果的だということです。
周囲に与える影響までイメージしてみる
さらには、願望が達成されることで「周囲にどんな影響を与えるか」をイメージしておくと、臨場感を高める上でかなり効果的です。
願望が実現した世界では、自分に対して周囲の人がどんな反応をしているか、あるいは自分が周囲にどんなふうに接しているかなど、自分を取り巻く世界の変化を妄想してみる。余裕がある人はボードの隅の方などに周囲に与える影響を文字情報として貼っておくのも良いですね。
5. SMARTの法則を活用
願望成就をより現実のものにするために有効なのがSMARTの法則です。期限や数量など、数値化できる形で条件を具体的にしたものを写真の横や隅の方に文字情報として貼っておくことで、それに応じた情報や行動ができるようになってきます。
ただ、この5のパートに関しては二つ注意点があって、一つは期限やスコアなどの詳細があることがかえってストレスになる人もいるということ。ビジョンボードを見る度に焦燥感を感じたり億劫になってしまっては逆効果です。
もう一つは、とにかく壮大な願望についてはSMARTの法則は無視した方が良いということ。SMARTの法則は、基本的に「目標」を実現化するために有効なものなので、「ドリーム」を思い描く際に適応しすぎてしまうとおそらく具体的な数値化となると現時点ではあまり意味のないものになります。ビジョンボードではドリームを思い描けば良いので、ガチガチに縛りすぎないことがポイントです。
「今の時点ではかなり現実的ではないけどでもいつか叶えたい!」という、ブッ飛んだ系の願望については、その前段階でできそうな「小さな願望」について別の画像を探し、その小さな願望に対して数値化するようにすると良いかと思います。
たとえば、「死ぬまでに世界一周したい」という願望があったとして、それについては「死ぬまで」という漠然とした期限にしておきます。そしてその前段階として「一年以内にアジア旅行でプチ予行演習する」という小さめの願望を作る、という流れです。
自分にとって下記の法則を使った方がやりやすい、モチベーションが上がる、と感じる人は取り入れてみてください。私の場合は、物事の区切り(=数値化)があったほうが先が見えて取り組みやすいので一応の目安として数字で具体化するようにしています。ただ、実際はあまりこだわっていません。
繰り返しになりますが、ビジョンボードを作成するメインの目的は画像によって臨場感を高めることです。左脳的な取り組みは副次的なものとして捉えてください。
では以下で、SMARTの法則をビジョンボードに適用させる方法を紹介します。
Specific(明確な)
「明確で具体的な」願望を持つことです。「幸せになりたい」から「幸せそうな写真を見つける」では不明瞭なのですね。
具体的な写真を見つけることは難しいかと思うので、写真は必ずしもドンピシャなものでなくても大丈夫ですが、自分のなかで具体的な願望を知っておくようにしましょう。
たとえば、パートナーを見つけたい、という願望をビジョンボードに反映させたい場合は、探す写真としては、カップルの幸せそうな後ろ姿や結婚式のベタな幸せそうな写真になるかなと思います。
ただ探す写真はそういったベタなものだったとしても、それとは別に自分自身の中でその相手がどんな人なのか、どんな関係性を築いているのか、というところまで思い描いておくことが「感情喚起」という点で有効です。具体的に描いておくことで、ビジョンボードを見るときに感情や感覚が引き出されやすくなります。
Measurable(測定可能な)
「測定可能な、計測できる」願望を掲げるようにしましょう。
「収入を増やたい」と思ってお金の写真を貼るよりも、「収入を〇〇円に増やす」と決めてその額の写真を貼る、というアプローチです。
そして、やはりここも「何のために」収入を増やしたいのか、を考えておくようにしましょう。収入を増やして手に入れたいものがあるのか、家族や周囲の人にしてあげたいことがあるのか、あなたにとって本当に必要な額であれば必ずそれは手に入ります。
ただこれは、上限額を決める、ということでもあるので、無限に増やしたい人はあえて額を決めずにただただ溢れる札束の写真を貼るというのもアリかなと思います。その辺りは自分のハートに尋ねるようにしましょう。
Achievable(達成可能な) ビジョンボードではココは無しで!
目標達成においては「成し遂げられる、達成可能な」目標を立てることが有効だとされますが、ビジョンボードでは、以前のビジョンボード記事でもお伝えしているように「夢想家」としての自分でビジョンを思い描く時間です。
つまり、現時点では非現実的でも、まだまだ自分にとっては先だと思えることでも、OKなわけです。
Relevant (関連性がある)
「関係のある、関連性がある」願望を持つということ。ビジョンボードは夢想する時間なので、「ぶっ飛んだ願望」の写真を貼ることは大いにOKなのですが、「突拍子もない」願望の写真を貼ることはあまり効果が無いかも、ということです。
突拍子もない願望とは、たまたまその場で思いついた願望とか、今まで思ったこともないのにとりあえずビジョンボードを作るために無理に掲げた願望などです。要はあなたの内側から来る望みではないことをとりあえず掲げても、それはあまり意味が無いことなのです。
こうなったらいいのにな、と自然に湧き上がってくるワクワクや楽しさがあるものはあなたの人生に紐づいた願望だと言えます。自然と出てきたワクワクする願望の背景には、何らかの目的やミッションがあってあなたがそれを叶える必要があること。
そしてさらに言えば、願望を達成することが「恐れ」を回避するための気持ちから来ているものはなく、何らかの愛を満たすためのものであること。どんな願望を掲げるにしても、愛ベースに変換させた上で画像を探すようにしましょう。
ということで、ボードに貼る写真はきちんとあなたの気持ちに沿ったものであることが必須です。
Time-bound (期限付き)
これは上で少し言いましたが、「期限」を設ける、ということ。
いつまでに願望を達成したいのか、期限を決めた方がモチベーションが上がる人はテキストに起こしてプリントアウトし、写真の横に貼っておくようにしましょう。
私は確信しているのですが、宇宙に任せたほうがいいこともあります。実際的・現実的なものに関して数値化するのは有効ですが、自分という一人の人間で全てをコントロールしようとしない方が得策です。集合無意識に投げる、という視点を忘れないようにしましょう。時期は「お任せ」である方が良い場合もあるのです。
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6. 貼り終わったら全体をしばらく眺める
ということで、画像集め&貼り付け作業が終わったとします。
全体をじっくり眺めましょう。
じっくり眺めて、いろいろ妄想して、「なんかテンションが上がる!」と思ったらOKです。
頭で考えずに、ぼーっと見ながら違和感がないか自分の気持ちを確かめてください。「これはちょっと違うかなぁ」と思うものがある時に考えるポイントは2つです。
- その願い自体がズレていないか。
- その願い自体は本当だけど画像がもたらす印象が自分の求めている結果とは違わないか。
2については、たとえば、自分はクールビューティーを目指しているのに、写真がキラキラお姫様系だとしっくりこないはずです。そういう意味で全体のトーンが自分好みに仕上がっているか、という点は「自分が求めているものを知る」という意味で大事なポイントです。
7. 完成したビジョンボードを飾る
日常的に目に触れる場所にビジョンボードを設置しましょう。
毎日眺めるようにしよう、という意見もあり以前は私もそう思っていたのですが、今の考えは少し異なります。毎日同じ場所で目にする、となると、そのうちにビジョンボードのある風景に慣れてしまい背景化する、という事態が発生するからです(←わたしです)。
背景化することが潜在意識にはむしろ良い、という意見もあるかもしれませんが、私の考えとしてはビジョンボードはアップデートすることに意味がある、とも思うのですね。願望が全く変わらない、なんてことは日々行動している限り無いはずなんです。なので、オブジェとして背景化し、挙げ句の果てに埃がかぶるようになってしまってはマズイ。
ですので、以下の2点を心がけるのがオススメです。
ビジョンボードの定期検診
- 定期的に【置き場所】を変えて、ビジョンボードを見る自分の視点を飽きさせない。
- 定期的に、あえてビジョンボードを【隠す期間】を作る。
→忘却期間を設けて、宇宙に「投げる」「委ねる」時間を持つことも必要です。引き寄せ力がアップします。
定期的にビジョンボードをじっくりと見る時間を設け「今の自分」がどう感じるか、を大切にする。そして、今の自分にフィットしなければアップデートする。
たとえ一年の間であったとしても、理想や願いがずっと全く変わらない、というのは相当なレベルで初志を貫徹できるスゴイ人です。少なくともわたしはドンドン変わるので、笑。
情報が古くなっているとビジョンボードを見ても「いつかの自分が思っていた願いだな」と認識してスルーしてしまうようになります。今の自分にしっくりくるものへと、定期的に更新し続けることをおすすめします(特に私のような人は!)。
8. 行動する、実践する
ビジョンボードを作ったあとはまず、「必要な情報や出会いが自分の元にやってくる」ということを心から信頼することが大切です。
この「信頼感」、かなり大事です。
信頼感を携えて、そのまま行動しましょう。願望達成に沿った取り組みを実践しましょう。
どれだけ願っても、あなたが今いる場所から一歩も動かなければ、自分との約束を破っていることにもなってしまいます。あなたはビジョンボードを作ることで自分と約束したわけですね。
そして、作ったあとに祈るだけで全く行動をしないのであれば、どれだけこの世界が幻想であったとしても、この世界が想念で出来ていたとしても、念じて叶うものには限界があります。行動することで道が開いていきます。上から何かが降ってくるわけではなく、あなたが自分の足で進んだ道の途上にそれぞれの達成ポイントが用意されています。
進み方がわからない、どんな行動が正解か不正解かわからない、といったことはたいして重要ではないかもしれず、今この時点で出来ることをしていくこと、今この瞬間に取れる行動を一つひとつしていくという小さな行動のプロセスにおいて道は出来上がっていきます。
PART2へ。ビジョンボードを作ることで行動が伴ってくる
記事が長くなってきたので、画像を集める際のポイントについてはPART2で紹介します。
ひとまず本記事でお伝えした「ビジョンボード作成における8つのステップ」について改めて箇条書きしておきます。
引き寄せを加速させるビジョンボード作成における8つのステップ
- コンセプト決め
- 願望を簡単に文字で書き起こす
- 画像・写真集め→ボードに貼る
- なぜその願望を叶えたいのか「目的」を知っておく
- SMARTの法則を活用
- 貼り終わったら全体をしばらく眺める
- 完成したビジョンボードを飾る/ビジョンボードの定期検診
- 行動する、実践する
おそらく、真面目にビジョンボードを作っていると、「これだけ時間かけて作るだけ作って、行動しなかったらやべぇな、、、」という気持ちになってくるかと思います。これは良い前兆、笑。行動が自然と伴ってくるようになるはずです。
ということで、こだわり抜いたビジョンボードを作ったあとは、ビジョンを妄想のまま終わらせないためにも、一つひとつ出来ることをやっていきましょう!
ビジョンボードを作る際に、実務的に役立ちそうなグッズ、サイトやツールについては以前書いた記事を参考にしていただければと思います。
それではひとまず、本記事は以上で。
PART2書いております↓