自分が本当にしたいことがわからない?自己理解を深め自分の本質を知る方法

質問 マインド

こんにちは、占星家のサリーです。

「やりたいことが分からない」

「どうやったらい自分らしく生きられるのかわからない」

「本当に夢中になれることを見つけたい」

そんな思いをお持ちの方に向けて、この記事では、特別な技術や知識を使わずに自己理解を深め、自分の本質を知る方法をお伝えします。

私は日頃占星術のセッションを行っており、占星術を通じて宇宙から自己を見つめることがとても有効だと感じています。占星術は、一般的に怪しいと思われがちな「占い」とは全く異なり、個々の人間の本質を見つけるためのかなり便利なツールなんですね。

とはいえ、最も理想的なのは、特別な技術や知識を使わずに、自身で自己分析を行い、自分自身について深く理解することだとも感じています。

セルフパワーを養うことが、自分の本質を見つけるための一番のステップなんですね。

では特別なスキルや知識を使うことなく自分の本質を知るにはどうしたらいいのでしょうか。やりたいことを見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。

私からの提案は、「自分に対していくつか重要な質問を問いかけること」です。重要なキーワードを使いながら自分への質問、自己対話、自己問答を行うこと。

自己への的確な質問を通して、スピリチュアルなパワーやスキルを介さずに「自分にとって何が大切か」を知ることは可能です。自分と真摯に向き合うことでピュアな思いや願望を見つけることができるのです。

質問を投げかけることで、自分の本質を引き出す

このブログでも頻繁に取り上げているテーマですが、自分の望む未来を創り出すためには、「心のブロックを解放する」ことが非常に重要です。

心のブロックを解放すると、詰まったパイプから汚れが落ちて水がスムーズに流れるようになるように、自分が本当に望んでいること、本当にしたいこと、本当に喜びを感じることが自然と明らかになってきます。

しかしながら、長年にわたって自分の喜びや興奮を無視してきたり、自分の感情に正直に生きることを忘れていたりすると、自分自身の深層を探る作業には時間がかかるのが現実です。

そのため、長い間眠っていた自分の本質を「お〜い、起きろ〜!」と声を大にして呼び覚ますことが必要です。その方法として最もシンプルで効果的なのが、自分に質問を投げかけることなのです。揺さぶりをかけて、眠っている自分を目覚めさせてあげましょう。

自分に質問を投げかけると、自分自身で「答えを探す」能動的な姿勢に切り替わります。それはネットで情報を検索するのと同じで、答えを求めて自ら探し求めるようになるのですね。

自分にポジティブな質問を投げかけると、その答えを見つけるための思考のパターンも同様にポジティブに変わっていきます。

それでは、次に自分の本質を見つけるための質問の例をいくつかご紹介します。

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自分の本質を知るための質問

自己理解は、あなたが自分自身と真剣に向き合い、自己への質問を重ねることから始まります。ですが、おそらく多くの方が日々の生活や業務に追われ、自己の本質について深く思索する機会を十分にもつことは難しいですよね。

でもだからこそ、自発的に自己理解タイムを設けて、自己への質問を投げかけることが必要となります。

以下で、自己理解を進め自分の本質を知るための重要な質問を挙げていきます。一部には私自身の体験を元にした具体例も交えています。

これらの質問に答えながら、あなた自身が理解を深めてみてください。しっかり質問と向き合うことで徐々にあなた自身が本当にやりたいことのヒントが掴めてくるはずです。

1. これまでの人生でワクワクしたことは何ですか?

これまでの経験を振り返り、ワクワクした気持ちになった瞬間を思い出してみましょう。

ここでは、ながらく忘れていた「かつて自分が好きだったこと」、苦手意識が芽生える前に「ただただ好きでやっていたこと」にフォーカスして、記憶を辿ります。この時、過去に興奮した瞬間や忘れていた楽しい体験を思い出しましょう。

Question.1

Q. 小学校卒業までにワクワクした経験は何ですか?

Q. 中学校時代に何にワクワクしましたか?

Q. 高校時代に何にワクワクしましたか?

Q. 大学・専門学校時代にワクワクしたことは何ですか?

Q. 社会人になった当初、何にワクワクしていましたか?

上の質問に答えたら次のステップはこうです。

  1. ワクワクしていたことを、「現在も続けていること」と「今はもうやっていないこと」に分ける
  2. 今はもう続けていない活動について、なぜ止めたのか、その理由を思い出す

そして、もし辞めた理由が、

  • 誰かから何らかの形で否定されたことが原因でやめた(友達や親の意見)
  • 本当は続けたかったのに環境的にできなかった(家庭の事情、他に優先すべきことがあった)

といった、外的な要因でやめることになった場合、そしてなおかつ現在も「やっぱりやりたい」と感じるのであれば、もう一度挑戦してみることを強くオススメします。

【私の例】私が上記の質問を自分自身に問いかけたとき、昔、父親にキャンプに連れていってもらっていたことを思い出しました。キャンプ場の自然に囲まれたイメージが、楽しい記憶とセットになっており、自然の中に自分の身を置くことが大事だったことを思い出しました。

2. 時間を忘れて夢中になった活動や仕事は何ですか?

過去の学校の活動や仕事で、時間を忘れて没頭した経験について考えてみましょう。

Question.2

Q. 学生時代に取り組んだことで夢中になったことはありますか?

Q. これまで携わった仕事のプロジェクト(または日々のルーティン仕事)のなかで、給料や残業時間を忘れて没頭した経験はありますか?

自分が何に夢中になったのかを思い出すだけでなく、「なぜそれに夢中になったのか」も考えてみてください。

例_学生時代に部活動に励んだり友達と遊ぶことに夢中だった場合。部活の「どんな側面に特に夢中になったのか」を具体的に思い出して、「なぜそれに夢中になったのか」も考えるようにしてください。

【私の例】中学校時代に「夢中になったこと」で思い出したことは、校内新聞を作った経験や美術の課題に徹夜で取り組んでいる自分の姿でした。部活はチーム競技でしたが、一方で一人黙々と作業をしたり、編集をして発信するということに、自分の内面がとても充実感を覚えていたことを思い出しました。

また、社会人になってからは「読書」は誰に何を言われなくても喜んで取り組んでいることを改めて思い出しました。

上記の質問に答える上でのポイントはこうです。

  • 人の評価よりも、自分のやりたい気持ちが優っている
  • 誰かに促されなくても自発的に続けることができる
  • 他人から見て価値がなくても、自分には価値があると思える
  • 忙しくても時間を見つけて取り組むことができる

このように、自分が夢中になるものに対して、純粋な興味や愛情があるか確認してみましょう。

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3. 忘れられない出来事は何ですか?

Question.3

これまでの人生で忘れられない出来事は何ですか?

時間が経過しても、いつでも鮮明に思い出せる記憶は、現在の自分を形作っている大きな要素の一つです。

思い出がネガティブなものだったとしても大丈夫です。

  1. その経験から何を学んだのか?
  2. その後どのように自己が変わったか?

この二点を辿ってみると、その出来事が自分にとってどのような意味を持つのか理解することができます。

【私の例】高校時代の友人の闘病生活と死は私の人生に大きな影響を与えました。

そして、社会人になってから、ある日非常にスピリチュアルな不思議な体験をしました。劇的な精神的変容と癒しを経験したことから、世界観がひっくり返りました。それらの経験が巡り巡って海外移住や現在の仕事に携わることに繋がりました。

進路や人生の節目において大きな決断をする際には、我々は忘れられない体験や記憶の影響を受けているものです。そして、自分の気持ちに正直に従って決断したことであるならば、その決断の理由の元になる要素はあなたの本質的な部分なのです。

4. 残りの命が○年だとしたら、あなたは何をしますか?

Question.4

Q. あと3年のいのちなら何をしますか?

Q. あと5年のいのちなら何をしますか?

Q. あと10年のいのちなら何をしますか?

これらは一見ありきたりな質問に聞こえますが、考えてみる価値があります。実際に残りの命が5年と決まってしまったら、どのようなことに時間を費やすでしょうか。必ず訪れる死について、真剣に考えてみましょう。

最期には何も持っていくことはできません。名誉や地位、お金はすべて消え去ります。

今生きている命で、残された日数の中、すべての社会的要素が全く意味をなさないとわかったとき、あなたは何のために自分を使おうとするでしょうか?

今ここに存在するあなたが、残された時間の中で何をしたいのか、何が本当に大切なのか考えてみてください。もし残り5年の命でやりたいことが見つかったら、それを今から何らかの形で始めましょう

結果がすぐには現れなくても、本心からの願いに従って人生を進めていくことで、自己の源と繋がって生きられるようになります。そうすると、あらゆるタイミングやチャンスが自然とやってくるようになるのです。このことは、私自身もそうですし、何より日頃のセッションを通じて何度もクライアントさんの変容を見てきて実感していることです。

5. 制限が全くないなら何をしたいですか?

Question.5

「何もかもあるとしたら」「無限の可能性が言葉通りあるとしたら」、有限の人生のなかであなたは何をすることを選択するでしょうか

私たちは大人になるにつれて様々な制限を自分自身に課していきます。

  • お金がないから
  • 才能がないから
  • 家族を養わないといけないから
  • タイミングじゃないから
  • 年を取りすぎているから、、、etc.

あなたが普段自分自身に課している制限を、一度全て取っ払ってください。

なんでも出来る

なんの制限も無い

スキルも何でも身につけられる

何でも手に入る

誰にでも会える

お金もいくらでもある

その無限の可能性のなかで、あなたは何をしたいでしょうか?

可能性は無限にあります。

でも、時間は有限です。

つまり、私たちは無限の可能性を有限的に選択していかなければいけません

そして、無限の可能性の中で、あなたのやりたいことがはっきりすれば、それに関連することを、それに「いつか」繋がることを「今日」から始めるべきです。

本来この世界に制限はないはず。制限をつくっているのは自分自身の思考であり、「自分が世界に意味づけをしている」ということを忘れないようにしましょう。

まとめ

自分の本質を知るための5つの質問
1. これまでワクワクしたことは何ですか?

2. 時間を忘れて夢中になった活動や仕事はありますか?

3. 忘れられないことは何ですか?

4. あと○年のいのちなら何をしますか?

5. 制限が全くないなら何をしたいですか?

これらの質問は本質的な自分を掘り起こし、流行や気分に左右されない核となる自分に出会うことに役立ってくれるはずです。

大事なことは、真剣に問いかけ、真剣に考え、真剣に答えることです。

自分自身に対して真剣に向き合う覚悟ができたとき、道が開きます。

あなたが今の時点で「やりたいことがわからない/見つからない」場合、仕事や生活環境などの外的な事柄を変えようと試みる前に、まずは質問を通して自分自身の本質を知ることから始めてみることをオススメします。

では、本日はこのあたりで。

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