8月15日 21:29 水瓶座にて満月を迎えます。
自己創造を象徴する獅子座に天体が集まっている流れでの満月。水瓶座は変革&自由のサインです。
11日には射手座の木星が順行へ、翌日12日には水星が獅子座に入って、そのあと牡牛座の天王星が逆行スタートしました。
天王星が逆行すると、個人の無意識(潜在意識)が、集合意識&無意識とリンクしやすくなるとも言われてまして、海王星が象徴する「ビジョン」をより一層得やすくなるのではないかと思います(天王星逆行は2020年1月11日まで)。
満月の前日には太陽と金星との重なりがピークになって、翌日満月の際も重なり状態は続いています。娯楽や人生の楽しみを自己実現のためにイイ感じに使える配置にもなってますね。
楽しい気持ちで過ごしたいところ!
(ただ、、、星の配置的にも、満月の大潮的にも台風被害が心配)。
ではまずは、水瓶座の特徴から見ていきましょ〜。
目次
みずがめ座が表すもの
みずがめ座は12星座中、11番目のサイン。固定宮・風の星座です。ルーラーは天王星。
【キーワード:自由・個性・理想主義・普遍性・博愛・友情・フラット・理知・平和・未来・革新・グローバル】
一つ前のサイン「やぎ」で完成した社会的な常識や集団組織、ルールや慣習などに対して、意味や機能がホントにあるのか精査していきます。山羊座世界でルールやシステムを作り王国を築き上げることは、その背後において個人の自由が失われることを意味します。そんな山羊座世界に対して、社会的な意味や価値を問いただし反逆性を示すのが水瓶座。どこにでも通用する普遍的でグローバルな価値を目指します。
やぎの時点では、ある意味ローカルだった価値観やルールは場所が変わると通用しません。場所が変わったら通用しないものに水瓶座はメスを入れます。そして自由を制限してしまうルールや常識からも脱却し(というか破壊して)、広い視野と新しい秩序を獲得するのです(水瓶座が無秩序なわけではないです)。
風の星座である水瓶座が得意とするのは理知と思考。既存の型や枠を取り払うためには、自由自在な精神と行動そして革新力が必要で、それらの要素が備わっているのが水瓶座なのです。
自由自在性というのは、大人的なルールのもと制限・ルール・規範・制約があってこそ成り立つ安定した社会や組織の中にいる存在にとっては、かなり奇異で、ときには脅威に感じられるものです。
エキセントリックと言われる水瓶座ではありますが、ただ単に変人なわけではなくて。常識や慣習など「これまでの当たり前」にこだわらず、どこまでも自分の頭で考えることによって獲得される「自由自在力」があるのですね。
そしてその自在力があるからこそ生み出されるユニークさ&オリジナリティ。普遍性やグローバルと、オリジナリティという一見矛盾しそうな要素が水瓶座に共存するのは、この自在力が通底しているからなのかなと思ったりします。
ただ、革新的すぎるとなかなか理解されないですし、理想の未来があるがゆえに理論と哲学はあるけど実用レベルで稼働させることが難しい、という課題もあります。
水瓶座を表すものとして忘れちゃいけないのが「博愛精神」、ラブ&ピースです。山羊座的な社会との接点とはまた違って、場所や環境に左右されない、国境や宗教の垣根も無い、普遍的な人類愛を掲げて理想的な社会を作ることを目指します。
旗揚げをして民を率いて前進するというよりは、理知的に考え、俯瞰的に世界を見渡しながら、オープンなネットワークを広げていく。そこで共鳴し合った、ビジョンを同じくする仲間たちと共に、理想とする未来を志向します。
8月15日 水瓶座満月の特徴
8月15日、月は水瓶座に、その真向かいには獅子座の太陽。
獅子座には12日の明け方、水星も入ってきて、太陽・金星・水星・火星が獅子座に集結中です。
天体が集中している獅子座は固定サイン、そして月の水瓶座と、アセンダント近くにいる天王星(天王星は水瓶座のルーラー)が牡牛座で共に固定サインですから、スピード勝負の短距離走よりもマラソン的な持続性のあるスタミナやパッションがみなぎる感じ。
獅子座は個人として価値や評価、牡牛座は肉体的&物質的な価値、水瓶座は社会的自己としての価値だとして、それぞれのサインに付随する「価値」がありますが、それらの価値は自分の立ち位置はfixして内側からの気づきによって見出すものです。
つまり何が言いたいかというと、お盆休みで色々とお出かけはするでしょうけど、あくまでも自己の変化は内側にある主張や価値観が左右するな〜と。相手に合わせて動くというよりも、確固たる自分を固める方向です。
太陽は5ハウスにあり「遊び」「ワクワク」などがフォーカスポイント、月としても自由に自分らしく独立を目指したくなるものの、 MCに重なる土星・冥王星・ドラゴンテイルからの影響があり、既存の社会的な役割、対外的なミッションに関しては、引き続き大きな決断や覚悟、宿命的な責任などを課されることにもなりそう。
保身や不安や怖れの気持ちから古いものにしがみついていても、もうそこからはアナタが真に求めているキャリアや仕事のやりがいは見出せないかも。ひとまずの脱却の鍵は「遊びゴコロ」でしょう。
というのも、根本的な変容を促す冥王星が、獅子座の天体たちに訓練や再構築を(自覚できないレベルで)連続的に求めてくる流れがあります。太陽&金星のタッグで、ワクワクドキドキを起動力として自己実現へと繋げていけますが、とはいえ単なる耽溺、単なる享楽に浸るのではなく、そのなかで、遊びゴコロを「身につける」ことが課題になっている感じです。
で、そのあたりのちょっとした緊張感とも関連してきそうなのが、「自分自身」を表す1ハウスにいる天王星の存在(水瓶座のルーラーです)。天王星は8月12日のお昼に逆行を始めたばかり。春分&夏至に引き続き、きましたね〜1ハウスの天王星。天王星が促すのは変革。それが1ハウス、つまり「セルフイメージの改革/自己変革」。
右へ倣えの、人と同じ考え方や生き方、行動などには反発するエネルギー。自分だけのこだわりを追求したり、常識や慣習的なルールに縛られずに独自のやり方(天王星)で業績を出していく、社会を変えていく(MC近くの土星冥王星)というメッセージは引き続き強調されています。
今まではなんとなく組織の中で、誰かについていって「なぁなぁ」でやってこれた感じがあるけれど、もしかしてもうこれじゃダメなんじゃないか、組織や会社に縛られず自分のオリジナルなやり方で社会に打ち出す自分(ペルソナ)を考えなくちゃいけないんじゃないかとザワザワしている人も多いのではないかと。
天王星ですから、この促しは内側からの個人的動機というよりは、否応無しに突きつけられる時代の流れとか時代錯誤な生き方になりつつあるかもしれない自分に対する違和感を目の当たりにするようなこともあったりで。
天王星って独立とか離反とか、今いる場所から「離れる」みたいな感じ、さらには月は水瓶座11ハウスで、個人的な関係はどちらかというと作らない場所なんですよね〜。
なので独立エネルギーが強いのですけど、その一方で特定のディープな関わりを示す8ハウスには木星がいるんですね〜。今いる組織や集団から離れて飛び立つことは、一人孤独になることではなくて、あくまでも自分にとって大事な人や信頼できる人との絆を深めることで幸運がやってくるんだ、と言われているような気がします。
今回の満月図の軸は5ハウス-11ハウスで割と幸福感漂う雰囲気ですが、典型的な「幸せ=楽しい=レジャー」として捉えるのはやっぱりちょい狭し。というか、そうじゃないからこそ節目の春分や夏至のときと似たような配置があるのだろうと思うし、天王星の逆行スタートの直後に、その天王星をルーラーとする水瓶座(しかも11ハウス)で諸々が共鳴する連なりができていることにも宇宙の采配を感じられる。
この満月周辺ではプライベートで遊んで楽しんで満喫して、とアクションとしての遊びも存分に味わいところ。ただ、個人のワクワクや喜びを味わいながらも、未来に思いを馳せて理想的な社会という俯瞰的な視点も入れておきたいのです。
個人的な願いで構わないので、水瓶座らしく、より良い未来のためのビジョン、自分を取り巻く人々と共にどんな社会を創っていきたいのか、未来に向けて思いを馳せてみてください。11ハウス&水瓶座で「自由」は大きなテーマとなりますが、単独のボヘミアン自由人というよりは、組織や体制に縛られずに、同志として共に未来を創る、といった「貢献」や「希望」が関係しておりますので。
自由の定義を説明するがごとく、月の度数は「本能や感情を自発的に訓練することで、理性的な心身一体化へと成長する」ステージ。
太陽の度数も、情熱だけでGOするのではなく成熟した獅子座。「生命力や衝撃を上手にコントロールする」ステージです。
獅子座の燃え上がるアツさのみならず、理性やコントロール力が発揮されるこの水瓶座満月のタイミングで、「理想とする未来を構想せよ」と、宇宙から言われている気がしませんか。(ん?しない?まぁいいです!笑)
そして感情論とかスピ的にとかよりも、どちらかというと理知的なアプローチでラブ&ピースを。そのほうが水瓶座の波長にも合います。(理知的なアプローチについては「あとがき」で少し話します。)
獅子座に集結する天体たちが訴えているように、創造性を発揮して人生をエンジョイすることを促されるわけですが、月からのムードをうまく使って今思いを馳せておきたいことは、未来をどうしたいか、という点。未来を構想し、構想した未来の実現のために、どんな「遊び精神」を身につけるのがベストなのかを少し考えてみてはいかがでしょうか。
獅子座が表すのは「個人レベル」での愛と創造そして喜び。でもそこに、ちょいと抽象的普遍的なレベルでの愛つまり「博愛・友愛」そして、同じく普遍的な意味での「自由」や「オリジナリティ」を視野に入れる余地を残してほしいんですね〜。
そして、遊ぶ「行為」をすれば良いというわけではなくて、大事なのは「遊びゴコロ」です。すべての活動に、遊びの要素を盛り込むということ。そのあたりの意識変革をしていくことが天王星的なセルフレボリューションにも繋がります。
今いるローカルな場所に思いや愛情を注ぐだけでなく、視座を高めヒューマニズムの視点で、理想とする世界の未来イメージを思い描いてみてください。
8月15日 水瓶座満月で意識したいこと
あそぼう!
プライベートの充実をぜひ〜。
お仕事面での葛藤はあるかもですけど、しばし忘れて楽しい時間を過ごすことで、不要な使命感を手放せたり、古い仕事観から解放されることもあります。そして今がそのとき。
もっと違う生き方があるんじゃないか?
もっと人生を楽しんでもいいんじゃないか?
もっと喜びやワクワクを選択してもいいんじゃないか?
ただただ自分が楽しんでいるときに、ふと、チカラが抜けてこれまで頑なに掴んでいたものがポロリと落ち、思いのほか軽やかに許可を自分に下せるかもしれません。
2019年2月5日の水瓶座新月で書いた願い事の見直し
2/5の水瓶座新月で願い事を書いた人は、自分がどんなことを書いたか、当時の自分の状況を振り返ってみましょう。これからも変わらずに続けたいこと、今はすでに興味がないものなど、さまざまな変化があると思いますので、その上で、新たにアップデートさせた願い事を書いてみてください。
感謝タイム
満月=手放しモード。実際に何かモノを捨てるにせよ、リリースしたいことを願い事で書き出すにせよ、すべては感謝とともに手放すことを意識してください。いかなる時も「愛とともに」。
自己対話のススメ
今回の満月図全体を意識した自己対話を。願い事を書く前などにちらっと考えてみると自分の内側にぐっと入っていけるかと思います。
- あなたが理想とするラブ&ピースな世界ってどんな感じですか?
- より良い未来を作るために、あなたはどんなふうに周りに愛を放ちたいですか?
- あなたが感動できること、喜びを感じることって何ですか?
- 周りから要求されることではなく、あなたが望んでいることは何ですか?
- 世間で良しとされる生き方ではなくて、あなた自身が叶えたいライフスタイルはどんなのですか?
- 時代に変わっても、変わらずに大事にしたいものって何がありますが?
- あなたの未来にとって理想的な仲間、友人、社会貢献ってどんなのですか?
- 世間で言われるレジャーやエンターテイメントが、果たしてあなたにとっても本当に楽しさを感じられるものでしょうか?
- あなた自身がエンジョイできて、なおかつ周りも社会も笑顔になることって何があるでしょうか?
ギバーになろう
さっき上の満月の特徴のところで「水瓶座&11ハウスは単独のボヘミアン自由人というよりは、組織や体制に縛られずに、同志として共に未来を創る、といった貢献や希望が関係している」と書きましたが、これをごくごく身近なところで実践するとすれば、自分から与える存在になる、ということが挙げられます。
ギバーになるか、テイカーになるか。
あるいはマッチャーになるか。(※マッチャー=ギブとテイクのバランスをとる人)
獅子座ムードが高まって、「自分が楽しめることをする!」「我、Enjoy!」となりますけど、より広い視野と精神的抽象的な愛を表現する水瓶座&11ハウスの月が照らされていることを考えると、「個人レベルの楽しみは、自己の利益だけを考えることと同等ではない」ってことが暗示されているようにも思います。
テイカー=自分の利益を優先させる人。
ギバー=人に惜しみなく与える人。
人に惜しみなく与える、と聞くと「自己犠牲が伴う」とか、「自分ばかりが損する」と感じてしまうかもですが、それはアプローチの仕方や自分の意識の持ち方に改善が必要なだけで、実利的にリターンが多いのはギバーのほうです。他者への貢献度が高いのもやはりギバーです。
自分がいつも受け取る側にいると、一時的なリターンは得られますが、最終的には損をしてしまうこと、そしてなぜそうなるのかも既に研究結果が出ていたりもします(ご興味ある人は『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』をお読みくださいませ)。
ってことで、自分が楽しんでいること、素敵だと思っていることを、周りも笑顔になるようにちょっと工夫してみたり、ほんの少し相手の役に立つような感じにアレンジして出してみてはどうでしょう。自分が楽しんでいるor喜んでいるそのポジティブなエネルギーで周りを巻き込んで、愛ある循環を起こしていく、そゆことを意識すると良いんじゃないかと思います。
(とはいえ、今は太陽獅子座シーズンですからあなた自身がまず輝くことが第一ですヨ。)
願い事を書くときのポイント
願い事は、満月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。
願い事の数は多すぎると気が散漫になるので10個程度で。縦書き&筆ペンがおすすめ。
書く前には、机周りをきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるように。何よりも大事なのはリラックスすること。
宇宙に願いを放つわけですから、ひたすら下を向いてカリカリ書くより、ぼーっと外の景色を眺めつつリラックスして(変性意識・瞑想状態に近い状態で)書くのがGOODです。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読むことをオススメします。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まり、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。
水瓶座満月が叶えてくれること
- 常識やルールにとらわれすぎる自分を卒業!
- 自由な発想と価値観でオリジナル人生を!
- 自分を束縛している窮屈な人間関係におさらば!
- 意外性のある新しいビジネスチャンスで成功する!
- 先見性と独創性で業界に新風を巻き起こす存在になる!
- 多様性のある交友関係を築く!
- 博愛精神のある器の大きな人間になる!
- 未来の構想力を高めて、理想を実現できる人間になる!
などなど。
あとがき
以上、8月15日の水瓶座満月について、みてきました。
水瓶座的な書籍、というか占星術的な流れともシンクロしてるなと感じた本があるので、最後にその話を。近頃書店で平積みされている『NEWTYPE ニュータイプの時代』。こちらの本、今の星回り的にワタシとしてはヒット&フィットしまして!
満月の特徴を話した箇所で、感情論とかスピ的にとかじゃなく、理知的なアプローチでラブ&ピースな未来を描きましょう、てなことを言いました。その理知的なアプローチの一つのヒントになりそうなのが、こういった本だと思うんですね。
って、なんかカッコよく言いましたが(そうでもないだろ)、いつものごとく、イイと思ったものを勝手にシェアしているだけなのですけど。あは。
占星術的な潮流をそのままビジネスの世界に転換させて具現化したような内容としても読めるし、少し前に魚座海王星のことを書いた記事で紹介した『直感と論理をつなぐ思考法』に関連する話題もあります。『直感と論理をつなぐ思考法』が面白いと感じた方は、今回の本からもインスパイアされるものがあるのではないかな〜と思います。
これまで日本で高く評価されてきた、従順&論理的で、黙ってよく働いて責務を果たすいわゆる優等生は、AIが発達するとともに今後「オールドタイプ」として価値を失っていくというのは多くの方がどこかで感じていらっしゃるかと思いますが、じゃあこれからはどんな人が世界を創っていくのか。新時代を生き抜くニュータイプの人たちはどんなふうに考え、動いていくのか、といったことが書かれています。
で、スピ話とか占星術とかいったん置いておいて、実際の一般的なビジネス社会でどう変わってきてるのかを知っておくのは大事(だと私は思う)。
ニュータイプの特徴の一例↓
- 価値創造は問題解決能力よりも課題を発見する力がキーとなる
- 未来は予測せずに「構想」する
- 自分がやりたいことにフォーカスを絞る
- 「遊び」を盛り込む
- ルールより自分の倫理観に従う
- 命令ではなく好奇心に駆動されて働く
- 専門家と門外漢の意見を区別せずにフラットに扱う
- 綿密に計画するよりも、とりあえず試し、ダメならまた試す
精神世界のコンテクストでは以前から既に来ている流れであっても、改めて実社会のビジネスのカテゴリーで明文化されると、いよいよ時代が変わってきたんだなと感じますよね〜。
スピリチュアルなこととか占星術のことを呟きながらいつも紹介する本は全然違うジャンルで、果たしてどれだけの人が関心を持ってくださるのかは謎なのですが。ダイバーシティ(?)を目指すがゆえ、あえていつも外させていただいております、ご理解いただきありがとうございますw
それでは、あなたが素敵な水瓶座満月の日を過ごすことを願って、
本日はこのあたりで。