『波動が変わる! あなたが変わる! 人生が変わる!』から学んだ「願望実現化 & 望む人生を引き寄せる方法を徹底解説」PART3です。
まずPART1では波動の基礎知識について、PART2では波動を上げるために必須な『浄化』について、さらに波動を使って願望を実現する方法についてお話してきました。
今回PART3では、本書で紹介されていた波動を強くする方法と、シーン別で波動をつかいこなすコツを紹介したいと思います。
目次
波動を強くする方法
波動を強くすれば願望実現をさらに引き寄せることができます。
なぜ波動を強くすれば願望を実現できるかというと、波動が強くなることで影響力が強くなるからです。人に対してだけでなく、モノや環境、お金などに影響を与えることのできるいわゆる「引き寄せ体質」になるということですね。ちなみに波動の強さは「エネルギーの大きさ」と同様だと考えてもらって大丈夫です。
人のエネルギーを大きくする鍵は「頭(意識)」「心」「丹田」が握っています。簡単に言うと、
- 信じる力を強くする
- マイナス感情を処理し、大好きなことをする
- 丹田を強くする
ということでエネルギーは大きくなります。
これらのことに上手に取り組んでいければ、エネルギーをたくさん発することができるようになって、影響力も大きくなります。影響力が大きくなるので、結果的に願望の実現可能性がより高くなります。
(このうち「マイナス感情を処理し、大好きなことをする」に関してはPART2で紹介した「潜在意識の浄化」のワークと概ね同じ内容になるの割愛します。)
では順番に見ていきましょう。
信じる力を強くする
信じる力を強くするというのは、自分自身の自信を培っていくことです。
自分を信じるというと、「信じる材料を探して信じようとする」という人がいますが、それをしているといつまで経っても信じることはできません。自分を信じることのスタート時点では、「何もない今の自分『この自分を信じよう』と決めて、ただただ信じる」ことです。
ここはとても大事な部分だと思います。「自分自身の自信を培っていこう」となったとき、おそらく多くの人は、何かに挑戦したり、何かを乗り越えたりアクションを起こしたりするなどして、「成し遂げる」ことによって自信をゲットしようと試みます。『行動→結果→報酬』としての『自信』です。
しかし、波動を強めるために信じる力を強くする場合、その秘訣は少し異なります。
自分という存在そのものを信じることで自信を培っていくのです。
自分の今の状況に関わらず、いまの自分を受け容れることです。
たとえば、特に過去のことについて、「あのとき失敗したから自分はダメだ」「あのときあの人に才能がないと言われたから自分には向いていない」といった感じで振り返ったところで、過去が変わるわけではないですし、ますます自信がなくなるだけ、だということは多くの人がわかっています。
過去に振り回されてはダメだとわかりつつ、ポジティブにスルーすることは難しいですよね。自信をもてと言われてもそもそもその持ち方が分からなかったりします。
そこで、実際は何が大事かというと、自信がなくなってしまう思考が湧き上がってきたときに、それを無理やりポジティブに方向付ける必要はない、という点です。
できていない自分に対して無理やり自信を持つ必要はありません。
その気持ちもすべてひっくるめて、すべてを受け入れることが一番大事。
その上で、「これも自分だ、この自分を信じて生きよう」と決意し、また一歩進んでいくことで、少しずつ真の信じる力を強くしていくことができます。
「今のそのままの自分を信じる」ことに取り組み、信じる力を強くしていくと、おのずと波動は強くなっていきます。
丹田を強くする
丹田はへその下10〜15cmの場所にあります。
丹田については、様々な健康本や精神世界の本でよく紹介されているので、すでに知っている方も多いかと思いますが、一言でいうと『気力が集まるとされているところ』です。
丹田に関して著者の考えで私が興味深いと感じた点は『波動を強くするための丹田のアプローチは男女で違う』と伝えていること。
男性=丹田を鍛えてエネルギーを大きくする
女性=エネルギーを抑え込んでいる要因をクリアにする
以下、少し女性寄りの意見になるかもしれません。男性の方、何卒ご了承くださいませ。
まず丹田のアプローチとして男女で違いがあるのは、もともと持っているエネルギーが違うからです。女性は男性よりも3倍もの強いエネルギーをもっているといいます。その理由は、女性は子供を産むことができるからですね。男性が出産を経験することがあったとしたら死ぬ可能性があると言われているぐらい出産という行為には多大なエネルギーが必要です。
女性はそれほどの大きなエネルギーをもっているのに、社会が(どちらかというと)男性寄りのシステムになっているため、エネルギーを出せず抑え込んでいる方が多いと言えます。
私は特にフェミニストというわけではありませんが、やはり実際に自分が社会で働いていて不利な立場を経験したことがあり、不甲斐ない思いをしたこともありました。女性が活躍できる場所がまだまだ十分に育っていないということを多くの女性が実感しているのではないでしょうか。
しかし喜ぶべきは、そもそも女性には内在している大きなエネルギーがある、ということ!
ですので、女性は男性のように丹田をひたすらに鍛えることよりも、それ以上に、抑え込んでいるエネルギーを解放していく必要があるのですね。
もちろん男女ともに、丹田からエネルギーを出すことは大事なので、そのために一番大切なのは「リラックス」することです。
頑張りすぎたり、力んだり、思考を使いすぎると波動が下がります。基本は、深呼吸をすることを心がけること、そして姿勢を整えることです。
そして男性は「挑戦」や「修行」をしていくことで、丹田を鍛えエネルギーを大きくしていくことができます。
(個人的には男性というより「男性性」と捉えていいと思います。ですので、女性であっても自分の中にある男性性を目覚めさせていきたいのであれば「挑戦」「修行」をキーワードにして物事に取り組んでいくと良いですよね。)
「修行」のわかりやすい例は、滝行とか巡礼とかですね。あえてキツイ体験をして自分の精神を強くするイメージです。
挑戦とは、現時点でできないことをできるように目標を立てて成し遂げていく一連のプロセス。これは日常の中でできることも含まれるので、ジムに通って何ヶ月で何キロ痩せるとかもそうですし、何月までに資格試験に合格するとかも当てはまります。今までできなかったことに挑んで、目標を実現していくことで男性は丹田を強くしていけるということです。
では女性はどうすればいいのか。
- 自分を愛すること
- 自分を最優先させてあげること
- 自分が輝くこと
女性は特に、結婚をして子供を産んで子育てをするようになると、どうしても子供優先の生活になります。よほど意識が高くないと、美容ケアだって時短が最重要事項になるでしょうし、ゆっくりと自分を見つめ直すことよりも、子供の将来のことを第一に考えるようになります。
そういう諸々の理由から、自分を愛する、自分を大事にするということを忘れがちになっていきます。「まぁ私さえ我慢すれば」とか「もうそんな年じゃないし」とか「自分のことより子供をしないと母親失格だ」とかって思ったりすると思うのですけど、波動的に考えたときに、やっぱり大事なことは、まず自分を愛することなのですね。
まず自分を愛して、自分が輝ける場所を作って、その波動で周りの人を包み込むこと。
母親である前に、女性であることを味わうことで女性の波動は強くなるということです。
私の体験談
女性にとって自分を愛することが大事だと改めて感じている私自身の話を少しだけ。
私は元々仕事一本の生活を送っていて、『男性性』を強めるような生活をひたすらしていました。自分に対して厳しいポリシーが多くあり、それらを守っていくことで自分に自信をつけていくという、まさに男性的アプローチで暮らしていたんですね。学生時代も体育会系でした。
もちろん、そういった環境の中で色々な経験もできて良かったのですけど、決定的に「自分を大事にする」という部分が欠けていて、かなり自分を雑に扱ってきました。成功するには苦労しないといけないと思っていたので、常に疲弊している状態は言わずもがな。
しかし、ふとしたきっかけから、「あれ、なんで自分はこんなに自分にムチ打ってるんだろう」と疑問をもつようになり、そこから数年かけて自分自身の気持ちや女性的感覚を大事にするようになっていきました。
自分を大きく変えた決定打としては、女性が多く働く職場で働いたことでした。そのとき、その同僚女性の言動や普段の生活を知ったりするなかで「あー、女性はこういう風に楽しむものなのか」と発見したんですね、笑。人生で初めて、女性らしい空気感やライフスタイルに遭遇したのです。
女性としてありのままの自分を良しとして、しなやかに柔和に、かつ強く生きている人たちに出会ったことで、私も女性であることを存分に味わって楽しもうと思えました。逆にそれまでの人生では本当に女性性を無視していた、と言えるでしょう。
よくよく考えてみると、女性特有の病気も手術も短期間で何度か経験しており体が警告していたのだと今では明確に分かります。私の場合は女性であることを楽しんでいる人たちに出会ったことで自分の中で変化が起き、女性性を育むという感覚が芽生えました。
そして自分が楽しむことを大切にするようになったので、周りにも人生を前向きに楽しんでいる人が集まってきました。
コスメにしてもダイエットにしても恋愛にしても家のインテリアにしても何でもいいのですけど、女性として人生を楽しむことを優先して暮らし始めたら、自分の前に差し出される世界が確かに変わってきます。
『波動が変わる! あなたが変わる! 人生が変わる!』を読んで改めて気づきましたが、当時の私が精神的にも解放されたのは、女性であることを味わい楽しむことで素直に自分のエネルギーを外に出せるようになったからだと言えるでしょう。
女性はもっと直感力に自信をもっていいし、解決策なんかどうでもいいタダ話したいだけの非生産的な会話だって楽しんだらいいし、ファッションやメイクを楽しんだら良いのですね。女性は女性なりの波動の強め方があることを覚えておくと、これはかなり大きな支えになるのではないでしょうか。
【シーン別】波動をうまく使うコツ
では以下で、今日から自身の生活で活用できる波動をうまくコツを一部紹介していきます。
時間がないとき
本書で一貫して伝えられていることが「がんばると波動が下がる」ということです。仕事で締め切りが直前に迫っていると、ついつい頑張ろう頑張ろうと前のめりになってしまいますよね。でも、大事なことは、
「時間はある」と意図し、急ぐことをやめ、深呼吸をする
ということ。確かにそうだと思います。焦れば焦るほどパフォーマンスは下がります。時間がないときこそ、深呼吸することを覚えておきましょう。
ピンチのとき
- ピンチを乗り越えた自分をイメージする
- 「すでにそうなんだ」と思い、「今の自分に必要なことは何?」と意図してお風呂に入ったり、散歩をしたり、ドライブをしてリラックスする
- 思いつくことをメモし、できることから行動する
ピンチの時こそ、まずその場から少し離れてみること。窮地になっているときは、視野がかなり狭くなっている可能性が高いです。一度全体像を把握するために、そこから一度離れる必要があるのですが、ポイントはやはり良い波動をもって距離を取ることです。しばしの間、好きなことをしてリラックスすることがいいですね。で、その間に得たインスピレーションを元にして、状況を突破していくようにします。
パワースポットにいくとき
訪れの前の「禊ぎ」、つまり浄化がとにもかくにも大事です。
- 感情のクリーニングをする
- 海由来の塩を入れたお風呂に入る
- 自然の水の場に行く
疲れているから、落ち込んでいるそのままの状態でパワースポットに行くことはオススメできません。パワースポットは多くの人が集まるところなので、ネガティブなパワーも同様に集まっている可能性があり、自分の波動が低い状態のままで行くと同じような低い波動を引き寄せてしまうからです。
できる限り自分の状態をいい方向に持っていってから、つまり禊ぎを行ってから、訪れるようにしましょう。
自然を感じる場所にいくとき
・心が疲れたときは海がオススメ
・何かを決めるときは山
・温泉は水も火も両方チャージできる
海は癒しの「水のエネルギー」をチャージしていくれ、山は活動に影響する「火のエネルギー」をチャージしてくれます。
感情の手放しをしたいなら海、活力を得たいならば山。これはよく言われることですが、私自身の経験でも確かにそうだと実感しています。
自分のなかにどんなエネルギーを取り入れるべきかによって出向く場所を選択するようにしましょう。
海は浄化力が高いので、落ち込んでいるときや疲れているときにオススメです。ネガティブな思いがサーっとどこか遠くに流れていく感覚を味わうことができます。逆に、何か行動を起こしたいときとか新しいことに挑戦したいときは、山に行くことで決意が固まり、実行できる後押しをもらえます。
氏神様への毎月のお参り
氏神様は、その土地のエネルギー調整をしてくれていますが、氏神様の力が弱くなると、その土地の波動も弱くなり、その結果事件や事故・災害が多くなるといいます。そうなると、氏神様の力を強くすることが大事になってくるのですが、それに必要なのが「人間の信仰心」です。
氏神様と関わりを深くし毎月足繁く通っていくと、氏神様は力が強くなりますし、私たち人間には不思議なチャンスやご縁が引き寄せられやすくなっていきます。なぜかというと、神様がやってくれることの大きなものは「ご縁繋ぎ」だからです。
この「ご縁繋ぎ」というところがポイントですね。神様が願い自体をそのまま叶えてくれるというよりは、その願いを叶えられる道を作ってくださるということ。
「道を作る」というのは、つまり、願いを叶えるために自分が出会うべき人、モノ、場所にしかるべきタイミングで出逢わせてくれるご縁を繋いでくださるということです。だからこそ、まず私たちがすべきことは、神様との関わりを深くして、神様の力を皆で強めていくことが大事だといえます。
PART3 あとがき
以上、『波動が変わる! あなたが変わる! 人生が変わる!』を読んで、私がハッとした箇所を取り上げつつ、波動ネタを掘り下げてきました。もともと1記事でまとめるつもりが、再読している最中にもここも大事だな、ここもここも、どんどん増えていってしまいました。
波動ネタって一歩ずれたらすごく浮ついたスピリチュアルになるし、浮ついた内容になりかねないのですけど、そういう意味で今回紹介した書籍は地に足のついた説明で、いわゆる怪しげな精神世界が苦手な人もスッと入っていける内容になっているなと感じました。
では、みなさんが波動を使いこなすようになることを願って、本日はこのあたりで。
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→直接的に波動という言葉は出していませんが、お金を味方をつけるための思考法について書評をしつつ書いています。お金が常にあると考えることの重要性、周波数を変えること、お金を使う時に感謝を放っていくことなどについて書いていますが、要はこれらすべて、お金周りの波動を良くしていくことと同じことです。波動に興味がある人にとっては楽しい内容になるかと!