こんにちは、占星家のサリーです。
西洋占星術界ではかなりメジャーな星の動きである”水星逆行”。
本日はこの水星逆行についてお話します。
セッションの現場でも定期的にご相談を受けるテーマです!
目次
星のサイクルは誰もが知っておくべき便利な世界時計!
「今が世の中にそして自分的にどういう時期なのかを知りたい」
「時期に合った活動をして人生を大好転させたい」
「チャンスの波に乗りたい」
「上昇期に一気に活躍&発展したい」
そんな思いを持っている方は、地球上に存在する時間や時期という三次元世界の制約を上手に使うという意味で、星のサイクルや時期ごとの星的テーマを知っておいて損はありません。
理想を言えば、個人の出生図や個人の体内時計を考慮し時期を読むことがベストです。とはいえ、占星術を専門にしていない人がいきなり自分の個人レベルの星回りを観察し続けることはハードルが高いですよね。
であれば、まずは皆に共通する世の中の星回り、いわゆる”トランジット”を活用することから始めるのが現実的です。
そして中でも身近な環境で体感しやすく活用しやすいのが今回お話する「水星逆行」です。
水星逆行を上手にいかして、宇宙のサイクルに波乗りする!
↑これを目下の目標にしていただければと!
水星逆行には不穏なイメージがある?!
「○月○日から△月△日まで水星逆行です!気を引き締めていきましょう!」
といった”水星逆行注意報”のような発信を目にしたことがある人は多いかと思います。
通信障害、交通機関の遅延、株価の乱高下など様々なことが言われておりまして、このような情報をたくさん吸収するうちにいつのまにかネガティブなイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
実は占星術に出会った頃の初期の私が、まさにそうでした。水星逆行ということばを聞くと胸がざわざわし反射的にネガティブなイメージを抱くようになっていました。
不安を煽る星情報のおかげかせいか、、、
また私は普段占星術セッションを行っておりますが、水星逆行期間には逆行にまつわるご相談も増えます。
「受けたい講座(サービス)が水星逆行と重なっている、やめた方がいいかどうか」
「水星逆行の時期に旅行の予定を入れてしまったけど、何に気をつけたらいいか」
「飛行機に乗る予定だけど大丈夫かどうか」
「良いアイデアが浮かんだけど水星逆行期間だから採用しないほうがいいのか」
「水星逆行と知らず新しいことを始めてしまったので不安……」
などなど、内容は様々ではありますが多くの人が心配しているのかなぁと思ったりもします。
水星逆行という単一の要因であなたが体験する現実や運勢が左右されるわけではなく、その他のもっと大きな影響度の星配置は常に存在しています。そして本人の出生図の状態がどうなのか、さらには出生図を元にした体内時計など考慮すべき要素は他にも多くあります。
その上で個人レベルのサイクルにおいて水星逆行と何かしら同調するような暗示があった場合には逆行期間に大きな影響を受ける、ということは傾向として言えるかもしれません。
しかし!!!
はじめにお伝えしておくと水星逆行は恐れるような現象ではありません。
むしろ水星逆行期をチャンスと捉え、逆行期に合った適切な行動を起こしていくことで、後々の発展や前進に繋げていくことができます。まずはいくつかのポイントだけおさえておけば大丈夫です。
逆行期の波に乗ればいい!
何より大前提で忘れないでおきたいことがあります。
占星術について何も知らなかったときも、水星逆行の存在を知らなかったときも、変わらずあなたはあなたの人生を歩んできたはずです。
では占星術に出会った今、何をするのが賢いかといえば、
「逆行期の波に”上手に”乗ること」です。
占星術を知ったことであなたの道が狭まってしまっては本末転倒です。そしてどのみち影響を受けるならポジティブな形で影響を受けていきたいですよね。まずは「逆行は怖れるためではなく活かすために宇宙が用意してくれている」と捉え直すようにしてください。
そして宇宙のリズムに乗って、日々の指針作りに役立てていきましょう。
ということで、水星逆行による影響を考慮しつつ、逆行シーズンを最大限に活かして幸運を手にするために意識したいことをシェアします。
かつて逆行嫌い(?)だった頃の私の考えを変えてくださったのが石井ゆかりさんの著作でした(あの素敵な文体に癒されない人はいないはず!?)。当時の初心を自分が忘れないためにも、今回はあえて引用多めの記事となっております。
水星逆行というものを知ったけれど今まさに逆行嫌いになりそうな人のお役に立てば幸いです。
逆行とは何か?逆行の意味
まず「水星逆行」という言葉にあまり馴染みがない方に向けてざっっくり説明します。
占星術で扱う主要10天体のうち、太陽と月以外の8つの天体が”逆行”します。水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星ですね。太陽と月は常に順行。
逆行とは見かけ上、星が本来の進行方向ではなく普段と逆向きに動いているように見える現象です。「動いているように見える」だけで実際に逆行しているわけではありません。
天体の逆行は、よく、2つの電車が併走している状態にたとえられます。
2つの電車が並行に、同じ方向に走っているとき、片方の電車に乗ってもう一方を見ると、どう見えるでしょうか。
同じ速度で走っていれば、相手が止まっているように見えます。
こちらのほうが早ければ、相手がずるずると後ろに下がっていくように見えます。
地球も、惑星も、同じように太陽の周りを回っています。これは、速度の違う電車が、並んで走っているようなものです。
ですからときどき、地球から見て、他の星が「後退する」ように見えるわけです。参考:『星読み+』 石井ゆかり:著(以下引用は同書です)
占星術ソフトでホロスコープを出し時間を動かしていくと、ホロスコープ上で天体が行ったり来たり(順行と逆行)を繰り返します。自分の出生図と重ね合わせて見た時に自分自身の天体と重なる場所で逆行が起こると、本人が実際的に何らかの状況で「行ったり来たり」していることが多く、本人もそれを感じている、というのはよくあることです。
そして時期的に自分の出生図とは直接の関連がなかったとしても、どんな逆行時であれ逆行天体が何であれ万人に共通することがあります。それは、
第一に、地球上の出来事からすれば後退したり停滞しているように見えたとしても、宇宙視点(というよりは太陽系全体)で見れば必ず何らかの形で成長や進化に繋がっているということ。
第二に、天体が逆行している(ように見える)時、私たちにはチャンスがやってくるということです。どんなチャンスか?
一度通過した場所を再度訪れ、もう一度やり直したり見直したりして、物事を軌道修正するチャンスです。
選択肢を再考したり見直しや調整をすることで、より良いアップデートができたり今後の方向性が明らかになる時だと言えるでしょう。
2023年の水星逆行期間とその特徴
水星逆行による一般的な影響や、逆行時に意識しておきたい点などは後述します。
先に、現在の水星逆行がもたらす時期的なテーマや考慮点をお伝えしますね。
- 1回目 → 2022年12月29日〜2023年1月18日 山羊座にて
- 2回目 → 2023年4月21日〜5月15日 牡牛座にて
- 3回目 → 2023年8月24日〜9月16日 乙女座にて
- 4回目 → 2023年12月13日〜2024年1月2日 山羊座→射手座
2023年水星逆行の特徴
2023年の水星逆行は最初の三回は地の星座で起きます。
- 1回目→山羊座で逆行が始まり、山羊座で逆行終了
- 2回目→牡牛座で逆行が始まり、牡牛座で逆行終了
- 3回目→乙女座で逆行が始まり、乙女座で終了
そして4回目のみ、山羊座で逆行が始まり、火のサインである射手座で逆行が終わります。
つまり2023年は地の星座での逆行がメインだということ(火の射手座以外のは全て地のサインです)。
一方、2021、2022年は風サインでの逆行がメインでした。
2021-2022年の流れを経て、逆行期間での風から地への移行があるというのが2023年の特徴です。
ではこの地サインでの水星逆行が意味することは何なのでしょうか?
地のサインでの水星逆行が意味すること
前提として2021-2022のようにメインが風サインでの水星逆行が起こると、期間内での見直しや調整が”実験的なもの”になったり、活発な議論を通じて軌道修正が行われたり、はたまた世の流行に合わせていくような形で見直される傾向があります。
その結果として風サインでの逆行期間にはより理性的な意思決定ができたり、より新しいアイデアや独創性に溢れたアイデアなども出やすくなります。
それに対して、2023年の土サインでの逆行では、
【より実際的、安定的、実利的、有用で信頼性のある高い価値のもの】
へと調整していくためにプロジェクトや思考プロセスが”振り返りモード”になる逆行期となります。
つまり水星が司る”知的活動”や”コミュニーケション”そして”目下の考えごと”といったテーマにおいて、
「本当にそれを行うことによる効果があるのか?」
「現実的な恩恵をより享受できる適択はどれなのか?」
「自分が今取り組んでいること真の価値は何なのか?」
「盤石な土台づくりのために再考した方が良いことは?」
「このアイデアはどれほど具体的で実際に”使える”ものなのか」
といった視点での少々現実的な見直しが逆行期間に行われる可能性が高いです。
それに応じてあなたの成熟度や過去の経験や実績を今一度見直す流れもありそうです。
”結果を出す”為に必要な見直しを行う
土サインでの逆行期に意識しておくといいのは「結果を出すこと」にそれなりにこだわってみることです。あと、実際的なテコ入れをすること。
つまり気持ち的に満足して終わりではなく、見直す箇所やアップデートすべき箇所が見つかったのであれば、実行に移すことです。
「結果を出すための」テコ入れ期間にしてください、という感じですね。
以下オススメのセルフトークです。時期に適した自己対話で大事な気づきを得られるかと!
- どうすればもっと自分が手にしたい結果(利益)を得られるか?
- どうすればもっと実用化や仕組み化へと繋げていけるか?
- 時代や流行が変わっても自分(の仕事や責務において)にとって変わらず「価値あるもの/こと」とは?
- 今自分が「既にもっていること」は何か?
- 机上の空論ではなく何が実際に評価されてきたか?
- これまで自分が既に積み上げてきたことは何なのか?
といった視点で、自分や目の前の物事と向き合うこと。
ぜひ現在の水星逆行期間に適したセルフトークで、効果的な見直し期&振り返り期を過ごしてくださいね!
大切なことなので繰り返しますが、
「水星逆行は怖れるためではなく活用するために宇宙が用意してくれたチャンスだ」と捉えてくださいね。
水星について。そもそもなぜ水星逆行が注目されるの?
改めて水星逆行自体の話に戻ります。
太陽と月以外の8天体はどの天体も定期的に逆行することを上でお伝えしました。水星、金星、火星の逆行は特に要注目です。もちろん他のトリガーとなる天体の動きにもよりますが、順行から逆行に移るタイミングや、逆行から順行に戻るタイミングなどは特に「揺らぎ」が起こるときなんですね。
内的変化のみならず世の中の動きやご自身の身の回りの動きにも注目しておくと興味深い発見があることも多いです。
水星逆行が世間でも話題になりやすい理由としては、水星が象徴するものが個人レベルでの影響を受けやすく、生活や社会の中で表面化しやすいことが影響しています。
水星の公転周期の短さも一因ですが、何より水星が司るテーマが現代人の生活に影響を与えやすい性質を持っているからだと言えるでしょう。
水星の公転周期
公転周期が最も短いのは月の約28日周期ですが、その次に短いのが水星の約88日です。
水星が司る分野
水星が司る分野のキーワードには下記のようなものが挙げられます。
- コミュニケーション・会話
- 情報・伝達
- 移動
- 知的活動全般
- 情報の発信&受信
- 思考面
- 言葉・文字・記号
占星術の視点では各天体ごとに担当分野があります。上記の水星キーワードを見ていただくとお分かりいただけるかと思うのですが、現代社会においてかなり身近な影響を受けそうなジャンルではないでしょうか。
「移動」は交通機関を、「伝達」はメールやLINE、「情報の発信&受信」はSNSやブログ・Youtubeが関わりますし、そもそもITや通信機器(スマホやパソコンを筆頭に)も含みます。「コミュニケーション」は会話だけでなく「書く」ことや「読む」こと、さらには「ビジュアル”コミュニケーション”」なども含みます。
つまり、現代社会におけるビジネスや生活に欠かせない事柄のほとんどが水星にまつわるものだと言っても過言ではありません。それゆえ水星逆行が起こると私たちは生活のごく身近な領域で影響を感じることになるのです。
水星逆行による影響
水星逆行は年に約3回〜4回起こりますが、水星逆行中は具体的には以下のようなことが起こりやすくなります。
- 仕事や計画の遅延
- メールの返信、手紙の返信など、「返事がなかなか来ない」
- カンチガイや誤解が多くなる
- やり直し、見直しを迫られる
- なくしたものが戻って来る
- 旧友や昔の恋人など、過去につきあいがあった人から連絡が来る
- 再会、再開
”逆行”と表現するだけあって「逆方向に進むような」「過去に焦点が当たるような」時期となります。
水星逆行シーズンはわたし自身の実際の体感やセッションでの会話などを振り返っても、”過去”へと意識が向きやすく「物事の振り返りや見直し」には最適な時期だなと感じます。
ということは逆に言うと、
- 未来へ向かってグイグイ何かを始める
- 前へ前へ進もうとすること
は宇宙的なタイミングとして「ちょっと待った」という流れなのです。
水星逆行だけでなく、ここに金星逆行もあわさってくると何かと予測がしにくい時期になるので、金融占星術などでは特に要注目&要注意のシーズンになったりもしますね。相場が荒れる傾向(汗)。
通信障害(身近な例ではネット接続エラー、アプリ不具合など)や交通機関の遅延はもはや水星逆行期の恒例行事と言っていいほど。
ほかには何年も連絡を取ってなかった同級生から突然連絡が来たり、昔関わっていた仕事の関連依頼が来たり、といった感じで”過去案件”が浮上しやすいのも水星逆行シーズンにはよくあることです。
とはいえ、何が起きてもニュートラルな心で対応するのが結局のところは無敵です。
実務面であえて事前に注意しておくと安心なのは「スケジュールに余裕を持つこと」です。
ギリギリの予定を立てていると何だかんだでズレる可能性がいつもより高くなる”かも”しれませんので、普段より余裕を持って動くことが賢明です。
旅行に行くタイミングや新しいことを始めるタイミングが水星逆行期間と重なったとしてもそれ自体は気にしないでください。あなたの元にやってきた波をまずは大切にしてください。
また、あなた自身がいま「〇〇がしたい」「〇〇へ行きたい」という気持ちがあるのに、水星逆行を理由にして断念する必要もありません。自分自身の内なるタイミングを大切にしましょう。
自分の想いや願望を尊重した上で、
- 普段よりは少し余裕をもって動くこと
- 連絡時や移動時のケアを丁寧にする
- 過剰な前のめり行動は控える
など逆行期間と相性の良い心がけでいることをオススメします。
この時期には、ものごとがゆっくり進んだり、確認ややり直しを余儀なくされることが多いです。でも、それはあくまでも「ゆっくりになる」「やり直しの必要が出て来る」だけです。
「不幸な時期」「悪い時期」ではありません。
むしろ、本来なら決して戻れない過去にちょっと戻って心残りな忘れ物を取りに戻れるような、ラッキーな時期、と考えられます。ゆっくりペースになるので、身体を休めるのにも適しています。
「水星逆行中は体調が悪くなります」という人もいます。これは、身体が「ずっとためこんできた疲れを清算するときだよ!」とメッセージを送ってくれているのでしょう。
上の引用にあるように、水星逆行が「不幸な時期」「悪い時期」では決してないということは押さえておきたいポイントです。
そして、実際に「逆行中は物事がスムーズにいかないなー」と感じた場合。
「いまは水星逆行中だからしょうがない!」とイージーゴーイングに捉えましょう。なんなら水星逆行のせいにしちゃいましょう(笑)。
そして予定変更やミスを寛大に受け入れることを学ぶ機会(自分の器を大きくする機会!)にしてください。
そして逆行が終わった時には「よしここから」と意識的な切り替えをしていきましょう。占星術を知っているからこそ使えるターニングポイントです。
水星逆行中は過去と再会し、振り返る時期
水星逆行中はとくに「過去」や「振り返り・見直し・やり直し」に焦点を当てることで、上手くその期間を活用できます。
逆行による停滞感が仮にあったとすれば「それは活かすためにある」と考えておきましょう。
逆行期間と相性が良い向き合い方をするためには、以下のキーワードが役立ちます。
- 振り返り
- やり直し、見直し
- 再考
- 点検、修理
- 復習、学び直し
- 再燃、再認識
- 再会、復縁
- 延期、遅延
たとえば、もし今あなたが資格試験の勉強に取り組んでいるのなら。
水星逆行中は同じ勉強をするにしても、新しい分野を一から学び始めるより、これまで学んできたことを復習したり、これまで得た知識を強化するような取り組みをするのがベターな学習方法だ、ということになります。
あるいは現在お仕事で大きな案件を任されている場合。
水星逆行中にプロジェクトを一気に前進させることを目指すのでなく、いったんこれまで進めてきた内容を俯瞰して再考する機会をぜひ作ってみてください。
そして、逆行が終わり順行へと転じたタイミングで、
- 復習期を終えて新たなことを学び始める
- 次の案件に取り掛かる
- 次の段階に進んでいく
など「前に進む感覚で」次なるステージに切り替えていくことが上手な波の乗り方だと言えるでしょう。
過去との比較が重要な発見になることも!
水星逆行中に過去を見直すことで現在に変化を起こすことができるという話を少し。
たとえば、水星逆行中に久々に幼なじみと再会したとしましょう。
昔の話をしているうちに、当時の自分がどのような価値観をもっていたのかを再認識し、かつて自分の近くにいた人間が「いま」どのような価値観を持っているのかを知ることができます。
お互い昔とそれほど変わりないかもしれませんし、劇的に変化しているかもしれません。変化があるかどうかが大事なのではなく、
「望む価値観を今の自分がもてているか」
ということを探るための機会になることが重要です。
久々に会合した人たちと昔を振り返ることで「昔と現在の自分自身の比較」ができますよね。
そして「お相手と自分との価値観の比較」もできます。
お互いの環境の変化によって価値観がどう変わったのかを比べることができるということです。
健全な比較はお互いの変化や成長を客観視するためにはとても役立つものです。
そして水星逆行時に過去に関係する人達に会ったことが、自分の後々の重要な決断や選択に繋がることもあります。
ということで、
水星逆行期間には上手に過去と向き合い、自分自身とも向き合うことをぜひ意識してくださいね!
水星逆行期おすすめアクション
以下で、水星逆行シーズンにオススメのアクションを紹介します。私自身逆行期には以下のようなことを一応意識しつつ、水星逆行を活かした時間を過ごそうと心がけております。
ご参考までにどうぞ!
● メールやLINEは送信前にダブルチェック
● 伝言事項は口頭で済ませず、証拠を残す
● いつもより積極的に言語化する(日記や記事)
● 学習ゴトは復習期間にあてる。学び直し。
● ふと思い出した昔の友達や知人がいれば連絡してみる
● 帰省する
● 昔よく行っていた場所に久々に行ってみる
● スマホ、タブレット、PCのデータバックアップ、修理
● 自宅にある通信機器の点検、メンテナンス
● 保険、電話電気ガス、ジムなど各種契約プランの見直し
● 資産ポートフォリオ(orアセットアロケーション)の見直し
● 仕事のプラン再検討
他にも色々できることがあると思いますので、あくまでも星の動きを活かすことを楽しみながら対策してみてくださいね!
水星の逆行中は、とにかく「紙に書く」ことをおすすめします。
紙に書くと、否応なく、自分が第1番目の読者となってそれを読まねばなりません。書いたものがすぐさま、目の中に文字として飛び込んでくるからです。この「読む」作業が、逆行中の流れと相性が良いのです。
まさに上の引用通り!紙に書きましょう!
自分の直感を信じることを忘れない
どの星が逆行していようとも「自分が今どうしてもこうしたい!」と思えるならば、それが「ベスト」のタイミングです。星が運命を決めるのではなく、貴方の心の深い納得こそが、運命を正しく動かします。
星の逆行は、何かトラブルや気になるできごとがあったときに「もう少し待ってみようかな」という余裕をもつために、とっても役にたつのです。くれぐれも「今は星が逆行しているから、なるべく行動を控えて、死んだふりをしなければ!」なんて、思わないでいただきたいのです。
↑この姿勢も超共感でございます!
私自身、普段から「自分の直感を信じること」の重要性をけっこうしつこく伝えています。最終的には自分の心の声に耳を傾けることが大切なのですよね、やはり。
水星逆行シーズンには、普段なら後ろ向きになってしまいがちな過去の出来事、とくに自分にとって好ましくない思い出に対して、逆行中だからこそ内省することがしやすくなることも多々あります。
自分がかつて否定してきた過去の部分に明るい光を灯し、否定していた自分自身と思い出を今一度温かく包み込むことができる時なのです。
ということで、”かつての嫌いな自分”に愛を注ぐ作業も、水星逆行時には取り組みやすいのではないかと思います!
自分の運命の展開を信じよう。宇宙は、あなたの幸せを願っている。
by ジャン・スピラー
そう、宇宙はあなたの幸せを願っています。
「宇宙はいつだって愛で動いている」
このように捉えて生きたほうが少なくとも楽しい人生になるのではないかと、ワタクシは思います。
余談:出生図の逆行天体について
本記事のメインテーマは世の中の星回り(トランジット)、つまり現在の「運行天体」の水星逆行についてでした。そして、この運行天体はそのまま「出生図」にも反映されるものとなりますので、本記事の最後では出生図の逆行天体についても関連テーマとして触れておきます。
出生図=あなたが生まれた瞬間の唯一無二のホロスコープです。
私が普段セッションを行っているのも基本的にはこの出生図を全ての土台として扱っております。
「出生図?ネイタルホロスコープ?なにそれ?」という方にはよくワカラナイと感じる内容かもしれません。ですが、「へぇ〜生まれの時間でそんなことも分かるんだな!」ぐらいの感じで軽く読んで頂けましたら、いつか何かの時に「ハッ!そういうことだったのか!」と開眼することがあるかもです。
きっとその時あなたは既に占星術の沼にハマっているはず。。。
出生図で逆行がないと、、、
自分が生まれたときに実際の運行天体が逆行している場合は当然ながら出生図(ネイタルチャート)にも逆行天体が入ってきます。
2~3天体が逆行していることは普通にありますが、逆行状況が極端な場合(逆行天体がゼロだったり、逆に5天体以上が逆行していたり)は、何らかの形でご本人を特徴付ける要素にもなっていたりすることも多いです。
もちろん逆行天体だけで出生図を判断することはないのですが、逆行天体であれ他の特徴であれ、何かしら極端な偏りがある場合にはまずそれらを「注視しつつ」リーディングを始めるんですね。
たとえば、
- 全天体が順行していて(逆行がゼロ)
- さらには新月生まれで(出生図で太陽と月が重なっている)
- ソフトアスペクトが多い(60度や120度など)
ということになってくると、何らかの形で人生が割と前のめりに進んでいく傾向、がある”かも”しれません(出生図の他の要素がそうでない場合はこれに限りません)。
最も素敵な形で上の特徴が現象化されてると、
「人生が生まれながらに”イージーモード”」な人もいます。
(イージーモードの環境が、自分を研磨する機会を損失させていることもありますがそれはさておき。)
その一方で、出生図で全天体順行で何かしら前のめり感が強いということは、やりたいことを自由にやったり、物怖じせずに飛び込んでいく本人のスタンスが、場合によっては周囲から”浮く”ことや、”変人扱いされる”ことにも繋がっている可能性もあります。
また逆に、たとえば出生図で
- 土星が逆行
- 水星や金星も逆行
- しかもそれらが月や太陽など重要な天体と90度や180度などのハードアスペクト
などの条件が複数重なってくると、
「人生は大変なものだ」
というハードモードな世界観がこれまでの人生で形成されていることが多いです。
幼少期に両親との関係で何らかの課題(父性の欠如や母親の影響で自我が抑圧されていたなど)を経験していたり、その両親問題がご本人の知性面や愛情面における自己否定感を強める原因になっていることも多いです。
「自分の意見や考えを上手に伝えられない」といった経験をしていたり、友人や恋人との関係において愛情の受け渡しがスムーズにできずに大人になっていく可能性が出てきます。
となると、学生時代のみならず社会に出てから「いざ自分を外に出していきます」となった際には「働きづらさ」やそもそも「生きづらさ」が強まっていくことが考えられます。
ではその生きづらさをどうすれば解決していくことができそうか?
となったときにこそ出生図の中で諸々の天体やハウス同士の繋がりや状態を見ていくことで解決のヒントが得られます。
このように、逆行天体とそれに関連してくる天体の状態を読み解くことから、まずはざっくりと人生傾向を掴むことも可能です。
出生図の水星逆行の特徴
また、出生天体が逆行している場合はその天体が象徴する活動に関して「独自のやり方」で切り開いていく可能性も考えられます。
たとえば水星が逆行している場合、
独自のコミュニケーション方法を身につける必要があったり、独自の勉強法を編み出したりするなどして「個性的な知性やコミュニケーション能力」を発達させていることがしばしばあります。
このような知性面での個性は、画一性を重視する学校教育においては結果として「理解の遅れ」や「コミュニケーション能力の低さ」などと誤認識されることがあります。
ですがもちろん知性が劣っているわけでも知能が低いわけでもありません。
むしろ、
・本人独自のやり方で学習方法や伝達力を磨く
・大人になった時に「特異な技能」として仕事等で発揮される可能性を秘めている
・頭の回転が非常に早く、普通とは違う形での知性やユーモアの感覚をもっている
といった特徴があります。
出生図の特徴は全て才能に昇華できるもの!
そもそも出生図に表れていることは全て才能です。
社会の常識の中で「普通」と言われることがあなたにとって「普通」とは全く限りません。自分ではずっと短所と思っていたことも見方と環境を変えれば長所や特技に変貌することがほとんどです。
苦手なことや短所や課題すらも人生ゲームとして乗り越えていけば全て才能になります。
もはやそんなことを言い出すと、誰もが才能に溢れまくっているのですが、実際はそうなのです。
ですが、自分のポテンシャルを低く見積もっている人が多すぎる!
これは非常にもったいないことだし、
「あなたには果てしない価値と可能性がある」という真実から遠ざかる生き方なんですよね。
だからこそワタクシは、、、
”皆が自分らしく輝いて人生を謳歌する世界”がもっと当たり前になるよう、出生図の研究とセッションを日夜行っている、ということでございます、、、、!
逆行天体を調べられるサイト↓
MyAstroChartもしくは天体位置計算機など。
(天体の箇所に「R」と入っているのが出生時に逆行していた天体です)
既に占星術色々知ってますよーという方なら
などで様々なアストロデータを出せます。さらなる探求にぜひ。
ちなみに私は普段、Solar FireやAstro Gold、SIRIUS
といった専用ソフトを必要環境に応じて使用しています(有料ですがもし占星術を仕事にしたいなら必須!)。
水星逆行の話から随分と話が広がってしまいましたが、今回の記事がご参考になったようであれば何よりです!
では、本日はこのあたりで。