4月23日 11:27頃 牡牛座新月です。
先日4月19日(ほぼ20日へと日が変わる頃)に、太陽が牡羊座から牡牛座に移動しました。ここから約1ヵ月間、私たちの意識は「安定感/五感/心地良さ/身体性/自然/美」といった牡牛座が象徴するテーマへと向けられていきます。
Earthエネルギーを自分の物理的なホームに注ぎ込むことが、この牡牛座期とても大事なことだと感じています。
現在の社会の様相からしてさまざまな緊張感が漂っていることは明らかではありますが、星回りからしてもやはりメジャーイベントの影響下にあるため、「この変化をどのように受け入れて今後の生き方へと反映させていくか」を一人ひとりが真剣に考えざるを得ない状況が続きます。
とはいえ、今回の新月で私たちが個人レベルで促されることは、外側の緊迫や激しさに比べると、内向きで静的な事柄。不動なる安定感を得ることがキーとなるようなタイミングでです。牡牛座が目指すのは「豊穣なる穏やかな世界」。このタイミングで牡牛座世界を味わうことの大切さを感じていただくために、まずはその背景となる星回りについて話します。
背景に触れた後に、今回の牡牛座新月周辺や太陽牡牛座期に意識していただきたいこと、牡牛座新月の願い事について触れようと思います。
現在のこと
以前の記事でもお伝えしましたが、現在地球規模で起こっている変化は、これまでの世界を支えていた社会的秩序や基盤が崩壊し、新しい枠組みへと向かっていく、まだその「序章」の段階です。
いま認識しておいた方が良いのは、これまで当たり前だった社会システムのうち現在形態が変わりつつあることは、「もう以前の形には戻らないだろう」ということです。この不可逆性の流れを察知しているかどうかは、これからの時代に沿って生きるための大きなポイントになります。
なんとかして前の状態に戻そう、前の方法でやり直そう、とすることは、星的に見たときに異なる方向なので、高い可能性で上手くいかなくなると考えられます。
苦境に立たされて心境的にも大変な方もいらっしゃるかと思いますが、やはりシフトチェンジしていくことが結果的にはスムーズに時代の転換期の波に乗っていくことに繋がります。特に現在大きく影響を受けている人ほど、これまでとは違う方向へと舵を切ることが必要かもしれません。
新月の背景にある天体配置からの影響

今回の牡牛座新月の背景にある天体配置についてお話しします。
(長くなるので、新月だけでOKな人は飛ばしちゃってください。)
4月23日、牡牛座にて重なる月と太陽。そこには同じく牡牛座の天王星が重なっています。そしてこれらの集まりに対して、土星がスクエア(90度)。緊張感のある配置です。
土星は5月に逆行を始めるので天王星とピッタリの90度にはならないものの、土星がいるのは水瓶座で、水瓶座のルーラーは天王星。つまり、土星ー天王星間の結びつきが強力に反映されることが予想できます。
土星が太陽とぴったりスクエアになったのは今月21日。新月時には少し離れてきていますが、依然としてこの影響はあり、個人の「アイデンティティ」に揺さぶりがかかるような印象があります。
「これが自分だ」と思っていたものが否定されるようなハードな経験をする人も多いかと思います。このあたりは主に社会活動(=仕事)への影響として来ることが多いでしょうから、仕事においてこれまで発揮していた自分の輝き(太陽)が薄らぐような状況かもしれません。
「こうしよう」「あそこに向かおう」とあなたが掲げる意志に反して計画は停滞気味に。「喜んで」というよりは「そうせざるを得ない、そうしなければいけない」という義務的な促しによって自分自身の意志が反映されていきます。
とはいえ、人間は制限や束縛があるからこそ成長できる、という見方をしてみると、(というかこちらの方がむしろ”真実”で)、制限も抑圧も「自我を大きく成長させてくれる契機」となります。自分を振り返り、物事を深く考え、本当に自分にとって大切なことに気づくチャンスだとも言えます。そして私が伝えたいのはこちらのポジティブな側面です。
また、新月付近ではそこに月が加わるので、エモーショナルな側面においても「抑圧」の作用がやってきます。憂鬱な気分、自信のなさ、物事を悲観的に考えてしまうような感じ。他者からの非難を恐れて自分の自然の感情が表現できない、といったことがいつも以上にあるかもしれません。
(ネガティブっぽいことを言ってますが、こういう背景があるからこそ、今回の新月周辺には「心地良さ」が大事なんだ、というのが私が最も伝えたいことです。これについてはのちほど!)
そしてこのような土星との関係があるところに天王星がブレンドされます。
水瓶座や天王星が象徴するのは「イノベーション」「科学技術」「人道主義」など。未来志向でヒエラルキーのない世界を目指します。水瓶座のことを語り出すと長くなるので省略しますが、全ての事柄に通底するのは「自由」「個性」「解放」です。
土星の存在を考えると、試練的な制限や束縛といった状況が来るんだけれども、それが同時に自立や自由を促進することにもなる。これまで依拠していた既存の社会システムや組織体制から”離れる”ような流れになっていることは、おそらく今多くの人が感じていることでしょう。
大事なことは、そういった突然の要請や予期せぬ流れによって、自分自身が経験していることを「希望をもって対応すること」です。前向きに対応することで「新しいチャンスを得る」「新しい視点を獲得する」「新しい道が開く」といった潜在的な可能性が掘り起こされる時期でもあるからです。
突然方向転換を迫られるようなことがあったとしても、それは長期的に見ると、私たちの新しい価値観の形成、新しい生き方の土台づくり、はたまた精神的な目覚めといった、時代の転換期には必須とも言える”革新力”を身につけることになるのです。
牡牛座が象徴するテーマとして、「価値」や「お金」があるとして、そこに上記の一連のエネルギーが作用すると考えれば。現状として経済活動の停滞や切迫がある一方で、同時にオンラインでの活動をする人が増え新たな収入源を模索する、という流れが起きていることは、まさしく天体配置が個人レベルに反映された動きだと解釈できます。
ちなみに、オンライン化への実際的な”行動力”は、水瓶座火星からの影響もあり、活性化されています。火星は金星とトラインですから、ふたご座金星が表す「情報のオープンネスを楽しむ」「新しいコミュニケーションの形を楽しむ」「軽やかに学ぶ」といった姿勢を心がけることが、オンライン移行に際してポジティブな効果を及ぼしているはずです。
ついでなので言っておくと、その金星はこれから徐々に海王星とスクエアを形成しつつ、5月中旬から逆行となります。これをエロス(金星)とアガペー(海王星)の衝突と捉えれば、人類への慈しみ・愛はある一方で、目の前の人には失望するような暗示。身近な人間関係のトラブルはこれから増えるかもしれません。コロナ離婚なども囁かれていますが、このあたりは一つの大きな課題になるかもしれないな、と星的にも、もしかすると。。。
木星と冥王星が先月末に会合し、この重なりは今年はあと6月・11月と計3回起こります。2020年全体に影響を及ぼすアスペクトです。欲深く目先の利益を追うとかえって信用を失うことになりそうですが、利他主義で進むことで指導力やカリスマ性が増して、大きな大きなチャンスを掴む可能性を秘めています。
地球規模の「善き在り方」を考えて動く”ポジティブな影響力をもつ人達”がもっともっと増えるだろうと思います。人や社会に「希望」を与えてくれる人の存在が、あなた自身に大きな活力と変容力をもたらしてくれることを既に経験しているかもしれません。
そして、これらのことは、単に一過性のムーブメントではない、ということが天体配置から読み取れます。
今年の12月以降に土星水瓶座期が本格始動すること、2023年に土星が魚座移動すると、入れ替わるように冥王星が約20年間水瓶座に滞在すること、さらには今年が今後約200年間続く「風の時代」の始まりだということを考えれば、今起きている変化が一過性ではないことは明らか。社会の在り方や人生の鋳型、経済活動や家族の在り方に、新しい形の「普遍性」と「個性」が反映された新世界へと移行していくわけです。
より自由になり、さまざまな選択肢が増える分、これからは自分独自の価値観や個性、自分がどうしたいのかという「自分軸」で動くことでしか、むしろ人生を展開する術がなくなる、と言っても過言ではないかもしれません。
地の時代の価値観から解放された人にとっては、すんごく生きやすく楽しい世界になるのではないか、という感じです。
ということで、背景が長くなりすぎてもはや書き手の自分が新月のことを忘れかけていましたが、このような流れがありますよ、ということでした。
これらを踏まえて、今回の牡牛座新月において一人ひとりの共通課題があるとすれば、それは、「快適さや安心、自分が価値を感じていたことに対して(牡牛座太陽/月)、新しい視点を取り入れ(天王星)、具現化すること(土星)」だと言えるでしょう。
「抽象的すぎること間違なし!」なので、具体的に話します。
牡牛座新月&太陽牡牛期に意識しておきたいこと

今回、新月が起こるのは牡牛座。月にとって牡牛座はエグザルテーション(高揚)の場所です。能力が高められる状態。
牡牛座にいる天王星が約7年かけて、「豊かさとはなんぞや」ということを”変革”させてきているのが2018年(本格的には2019年)からの潮流ですが、それにドッキングしているのが今回の新月。牡牛座が示す「豊かさ」がテーマになります。
豊かさ、と言うと「お金」が思いつくでしょうし、実際金銭的価値も牡牛座のテーマではあるのですが、もちろんそれだけではありません。
むしろ、どんなことが具体的に自分にとっての落とし所になるか(ハウス)は、ホロスコープ的に見ると個別で異なるので、特定の分野に狭めて考えてしまうと本来受け取れるはずの宇宙からのエネルギーを取りこぼしてしまうかもしれません。サイン(星座)が放つエネルギーに注目してみましょう。
牡牛座が司る事柄に共通して言えることは「心地よさの追求」です。キーワードとして挙げられることは「安定感/静寂/安穏/五感/身体性/自然/美」など。
つまり、現在これほど外野が混乱していて、先行きが不透明、さらには予測できない流れが起こる社会的激震の最中に、意識(太陽)と感情(月)からのシグナルが「心地良さ」や「穏やかさ」であるということ。
激動の波に、精神と身体が”飲み込まれる”ことがなきよう、自分を大切に扱い、どっしりと大地と繋がっておくことが「今」意識しておくことだと言えるでしょう。
天王星からの「エッジの強さ」もあるし、土星からの「制限」もあってエグられる部分はあるだろうと思います。しかし今は、地球との繋がりや身体感覚を呼び起こすこと、自分なりの心地良さを大事にすることが、心の安らぎやエネルギー源を得ることに繋がるはずです。
また、天王星とのコンタクトを考えると、今回の新月周辺で「解放感」や「自由」を何らかの形で経験するタイミングになるかもしれません。
ということで、今回の牡牛座新月周辺、および太陽牡牛座期の約1ヶ月間の意識ポイントは以下です。
・自分の五感を信頼する
・シンプルさ、素朴さ、純朴さへと回帰する
・自分が地球と繋がっていることを感じる
・内の静寂や平穏を大事にする
・「Being(自己の存在)」&「今この瞬間」を愛でる
・自分が心地良いと思うことを優先する
そして、これらの意識ポイントを満たせる具体的なアクションとして、下のようなことを提案致します。選択肢Maxで列挙しますので、このうちどれかはきっと取り組めるはず。
・花の香りや色を楽しむ
・美しい絵を見る/絵を描く
・着心地の良いもの/肌触りの良いものを選ぶ
・ごはんをおいしく食べる/料理を楽しむ
・土に触れる/植物を育てる
・マッサージ(時期的にセルフで!)
・自分の五感を生かせるクラフトを楽しむ
・大切な人や動物と触れ合って、体温を感じる
・楽器を演奏する/歌を歌う
・音楽鑑賞を嗜む(リモートワークの人は自然音をBGMに作業するとか)
・(想像の中で)自分のお気に入りの場所に行って「JOY」を感じる
・(外出が問題のない限りにおいて)緑を眺めて大地を感じて自然のエネルギーを受け取る
・自然豊かなネイチャースポットにバーチャル旅をする(瞑想で。もしくはgoogleアース使うのもありですね)
・自宅を、自分を、「サンクチュアリ(聖域)」にする
・グランウンディングの瞑想ワーク
・生活のベーシックな部分を整える(食生活、生活リズムなど)
・深呼吸をして自分が存在していることを”身体を通して”感じる
色々挙げてみましたが、全てに共通することは「心地良さ」を大事にすることです。中でも私が重要だと感じていることは自然との結びつき、母なる大地との繋がりです(いわゆる「グランウディング」)。外に出なくても、上で書いたように出来ることはたくさんあるかと思います。
どれも五感をリッチにさせてくれる活動です。自分のカラダを使って、自分なりの心地好さを感じることができる活動です。QOL(クオリティオブライフ)の向上を促進させてくれることです。
外的環境からは大きな波がやってくるかもしれませんが(土星、天王星、冥王星)、自分自身でコントロールできる部分において(月、太陽)、徹底的に「心地良さ」を選んでいくようにしましょう。
メディアで日々更新される情報、社会の混乱、経済の停滞、今後の仕事に対する不安など、外的要素に意識を向ければ全てが荒れているように見える、というか実際そうでしょう。しかし、牡牛座のエネルギーを取り込むことで、自分自身の内面においては、平穏や静寂、自己回帰の感覚が深く在ることを感じられるはずです。
そしてそれは、ソトとウチの世界の二極化を同時に経験することにもなり、台風の目の中にいるような不思議な感覚を味わうことにもなるかもしれません。
牡牛座新月の願い事

新月を迎えたら、ぜひお願い事をしてみましょう。
新月は「新しい意図を掲げる」「新しい方向に自分を向ける」「新しい自分になることを決意する」といった感じで、前向きに意図を放つことで流れを変えられる良い機会です。
この新しい意図を掲げることが、今回の場合「牡牛座的なこと」であればベストです。上で紹介した牡牛座的活動を参考に、ご自身が身に付けたいことがあれば、願い事として放ってみましょう。
他にも牡牛座っぽい願い事を例として少し挙げておきます。
- 自分の五感を研ぎ澄ませたい
- 美容に関するお願い事(自分に最高に合う美容法やアイテムを見つけたいetc)
- 地に足をつけて生きていきたい
- もっと自分の感覚を信じられるようになりたい
- 自分軸で生きたい
- 自分のさらなる才能を発掘したい
- 物質的に豊かになりたい
- 穏やかなスローライフを送りたい
- 土いじりを始めたい
- 身体の声にきちんと耳を澄ます人になりたい
- 自分への信頼感を高めたい
- 自分を取り巻く環境をガチッと固めたい
あとはダイレクトにお金のことですね。収入を増やしたい、財産を増やしたい、自分の市場価値を上げたい、とかも、もちろんアリです。
地のサインである牡牛座は抽象的なことは相性が合いません。目に見えるもの、形あるものと結びつけること。不動サインですから、何かを「定着させること」「固めること」「安定させること」といった要素があるとベターです。自分がはっきりと感覚的にイメージできるようにできる限り具体的に書くようにしましょう。
ではあなた個人の新月の影響は?

今回の新月は天王星とのコンタクトがあるので、あなた自身のなかで何かスタックしていることを打開する”閃き”を得るかもしれません。
「これまでとは違う方向でやっていこう」「今まではこうだったけど、これからはこうしよう」という方向転換への願望が浮上する可能性。と同時に土星とのコンタクトもあるので、きっとそれは「結構自分にとってはしんどいこと」なはずです。
自分の中で今「行き詰まっている」と感じること、「変化を恐れて変われずにいること」はどんなことか、じっくりと振り返ってみることで、宇宙からのシグナルを受け取れるでしょう。
新月を過ぎるとまずは月が天王星とぴったりと重なり、26日には太陽と天王星がぴったり重なります。冥王星の留もあったりで象徴的な動きが続くので慎重に動きたいところですが、潜在意識とのコンタクトが起こりやすいタイミングでもあります。
閃きや新しい視点、秘められた願望、あるいは普段は抑えていたネガティブな感情など、内から湧き上がったことに対してオープンでいるようにしましょう。
そこで得た打開の策は今のあなたにとってコンフォートゾーンではなかったり、すぐには上手くいくことではないかもしれません。しかし、天体配置からすると、長いスパンで見たときには新しい生き方へと繋がる可能性を大いに秘めたものです。
さらに、ホロスコープをご自分で読む人は、今回の新月が自分のチャートの何ハウスで起こるかをチェックしてみましょう(二重円で)。そのハウスのテーマ(家庭、仕事、趣味、人間関係、勉強、お金など)に関することで、自分が「方向転換」を促されることのヒントをもらえるかもしれません。
2ハウスで起こるなら、ずばり”収入源”の見直しでしょう。自分が世の中に提供できる価値をじっくりと考えることが課題になりそうです。5ハウスなら自分の”創造性”の表現の仕方を変えることを促されているのかもしれません、あるいは作品を生み出すための舞台やプラットフォームを変えよう、という思いが湧き上がっているかもしれません。いずれにしても、チャートを見ても見なくても、
- 自分の価値をもっと高められることはないか
- 豊かさを阻害していることは何か
- 変わることを恐れていることはないだろうか
- 自分の小さな箱から出れずにいることはなんだろうか
- 頑固になっているところはないか
- もっと自分の五感を大事にすべきところがないか
といった感じで、じっくりご自身を振り返ってみてください。そして、今のあなたにとって必要なメッセージを自らの「身体感覚と五感を通して」受け取りましょう。
外的な荒波に翻弄されることになったとしても、自分が何と向き合うのがベストなのか、あなた自身がきっと一番知っています。それを教えてくれるのが、牡牛座の”自己信頼”のエネルギーだからです。
自分の”感覚”に対する信頼、身体からのメッセージを受け取る感知力を高める機会として、今回の牡牛座新月、そして太陽牡牛座期を過ごしていただきたいと思います。
では、本日はこのあたりで。
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