『ソース』プログラムの実践。ワクワク人生で自分の源泉と繋がる方法。

自分の源泉 Mind

「さて、これからどうやって生きていこうか」

しばらく前、二年間住んでいたイギリスから帰国して実家で荷解きをしていた時に、私はこの自分自身の問いかけに動揺しました。

「できればいまこの瞬間に集中していたい」と考える自分にとって、計画を綿密に立てたり、目標を掲げてそれにきちんと沿って進んでいくということは、一年後に着る服のコーディネートを考えることの無意味さと同一線上にあるもので、先のことを考えるよりは今できることをとりあえず今日やろうよ、と思うのが常でした。

なので当然のごとく帰国後のことを特に考えてなかった私は、帰ってきてはじめて、次どうするかを決めていないこと、人生に対するプランが無いことにハッとしました。

好奇心の枯渇が招く疲労感

ぐったりする女性

プランがなかったことの前提として、まず、海外生活の諸々の疲弊によって帰国当時、私の好奇心は枯渇していました。もちろんイギリス生活の生活は自分なりに楽しんでいたし、挑戦したかったことも色々と実行できたし、心身ともに強くなったのは確かです。

ただイギリスで生活費を稼ぐことに苦心していた私は、自分の好きな「海外」という土地にいながら、好きなことを追求する、ということをしていませんでした。当時の自分にとって、「好きなことをする」というのは「副次的なアクティビティ」であり、仕事や英語にプライオリティを置いていた自分にはそこまでの余裕がなかったと言えます。

そこで、帰国後に浮かび上がった「これからどうやって生きていこうか」という問いかけの応答として、まずは向こうで出来なかったことを一つ一つやっていくことにしました。

まずは、書籍を買いまくることから始まり、部屋のインテリアを整え、観葉植物を育て、ジムに通い始め、神社巡りをして、一日一回は何かクリエイティブなことをするようにして、日々淡々と過ごしました。あとで自覚したことですが、私は帰国当時、心身ともに疲れていて生命エネルギーみたいなものがかなり近い状態になっていました。そしてそれを補うように、自分を取り巻く環境を好きなことで埋めていったのです。

すると、徐々に、自分の内的エネルギーが充満していく感覚を味わうようになりました。「自分の好きなことをただ楽しむ」ことの効果を実感した私は、ずっと前にやりかけて放置していた、マイク・マクマナスの「ソース」に軽い気持ちでもう一度取り組むことにしました。

そして思いのほか、ソースのプログラムは自分を見つめなおすきっかけとなり、これからの人生に大切な気づきを起こしてくれたのです。

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喜びの源泉を探る

喜びの源泉

そもそも、あなたの「ワクワク」をあなたの人生をドライブさせるカギとして使うということは、なんというかコロンブスの卵のように、いわれてみれば、「なんで今までそういうことに気づかなかったのだろう」と思うくらいです。

このワークブックは「努力して」するものではありません。「ワクワク」しながら、楽しみながらやっていただきたいと思います。

ソース セルフスタディキット/マイク・マクマナス:著

故マイク・マクマナス氏が考案した「ソース」は、自分の中に埋もれている”ワクワク探し”をサポートするプログラムです。プログラムとはいっても、本の内容に沿って、質問に答えながら自分で進んでいくセルフスタディ形式です。

ソースプログラムはワクワクに沿って生きることで、人生の全方位をワクワクベースで構成し、自分の可能性を活かし、充実した人生を送ることを目的としています。

よくよく考えてみれば、自分が好きなことにしたがって人生を歩んでいくというのはすごく自然なことなのですが、家庭や社会に深く根付いた価値観というのは怖いもので、大人になるにつれて周りが作った、そして自分自身がつくった信念や固定観念によってがんじがらめになっていきます。

ワークブックでは、自分がいまこの時点で信じている考え方や価値観(とくにネガティブなもの)をひとまずは置いておいて、自分が特に輝いていた時代や瞬間をベースにして自分を振り返ることで、本来の自分にとっての喜びの源泉がどこにあるのか、そして、自分の向かいたい方向がどこにあるのかを探ります。

ソース セルフスタディキットから得られる効果

真っさらのページ

ソースのスタディキットは、本の中にある質問にひとつひとつ真摯に向き合い、自問自答をしていく作業です。

まずはこれまでの人生の棚卸し作業を行い、かつての自分の喜びの源泉を辿り、それを元に、これから何がしたいのか探っていきます。生活のあらゆる面において自分のワクワクを発見していくことで、バランスの良い取れた生き方が可能になります。

ソースプログラムが目指す自己実現としては下記のようなものが挙げられています。

・ありのままの自分や本来の自分を発見する

・どんな仕事が本当にしたいかを見つける

・人生のあらゆる分野において自分がしたいことを見つける

・自分が社会にどんな貢献ができるかを知る

・自分だけが持っているユニークな才能や隠れたワクワクを発見する

・仕事と生き方との矛盾をなくし、バランスの取れた人生を送る

・現在の仕事を客観的に評価し、方向づけをする

・実践可能な人生の方向を定めて、物事を達成する自信をつける

・心から満足できる仕事を得るために行動を起こす

・理想の仕事がどんなものか、具体的に考える

・日々の生活が以前よりも満足できるものになる

・自分の存在意義を知る

・自分にぴったり合った友人や伴侶、パートナーに巡り合う

このワークブックの内容を詳しく紹介しすぎると皆さんが実際にワークに取り組む際に内容を先に知ってしまい、それはプログラム上良くない気がするので、本記事では私が実際にこのプログラムに取り組んでどう変わったか、ということをシェアしたいと思います。

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自分にとって一番大切なことがわかる

消えゆく水泡

ソースのワークブックを進めていくと、いくつか人生の根源的な質問に出会います。

<あと一日のいのちだとしたら>

<あと一週間のいのちだとしたら>

<あと六ヶ月のいのちだとしたら>

<あと一年のいのちだとしたら>

たとえば、上記の質問です。私たちは、毎日の生活に埋もれていると、根本的なこの「いのち」のことや「生きている」ということ自体を忘れます。いつまでも人生が続くような惰性感をもって、なんとなく日々を過ごしかねません。でもよく考えてみると、確かに言える唯一のことは、死が100%いつか訪れるということです。

ここでは死ぬことについて深入りはしませんが、ただ事実として「私たちは死ぬ」ということです。死にゆく存在だということを出発点にすることが、人生の優先順位を考えるときには欠かせない要素だと思います。

残り一日のいのちだと、できることにかなり限りがあります。でも六ヶ月だとどうでしょう。一年だといろいろなことができそうです。そして、多くの場合、健康に生きている人たちはあと何十年生きられるだろうと思います。

何十年生きられるのであれば、本当にしなくてはいけないことは、余命一年のときにやりたいことをまず具体的に考えて、そこをベースにして、これから長く続くであろう人生をデザインしていくことなのではないでしょうか。それが、自分の源泉につながって創造していく真のライフデザインだと思うのです。

あなたにとって本当にやりたいこと、というのは今すぐにはできないことかもしれません。私の場合も、最も取り組みたいライフワークの実現には、実際的に経済的なことや物理的な環境の事情ですぐには実行することができません。

それでも、自分にとって大切なことがわかったうえで、その方向に人生の舵を取りながら過ごしていくのと、どこに向かっているのかわからない状態で進むのとでは、人生に対する満足度や幸福度は変わってくるのではないかと思います。

自分の本来のエネルギー源を再発見できる

可能性は無限え

ソース・ワークブックの前半作業はただただ自分の過去の棚卸しです。これまでの人生で楽しかった場所や、楽しかった仕事や活動、学習体験などを、幼少時代から現在までかなり細かい時代に分けて振り返っていきます。ワクワクをベースにしたものなので基本的にはすべてポジティブな思い出や記憶を振り返ることになります。

振り返ってみて面白いことが、時期によって見事に記憶がない期間があるということです。それはつまり、自分として過ごしていなかった時期であり、何かの目標のためがあったがゆえに「自分を生きる」ことを喪失していた時期であることに気づきます。私の場合は、高校受験と大学受験の時期です。勉強した記憶だけがあり、当時何を思い、どんな思いだったかを覚えていません、不思議なぐらいに。

そして、この過去を振り返る作業を通じて、私がさらに発見したことは自分のかつてのエネルギー源です。「人と話すこと」「誰かと一緒に落ち着ける部室のような自分たちの空間」「好きなものに囲まれて過ごすこと」「緑や海などの自然」「チャーミングなキャラであること」などが自分にとって、実はとてもとても大事な要素だったということです。

それに反して、私はここ5年ほど、いや10年ほど、人と話すことよりも本から学ぶことを優先し、仲間づくりより一匹狼でいることを選択し、家は寝るだけの場所として割り切って拠点はすべて家の外に形成し、自然よりも大都会が自分にとっては心地いい、そしてちょっと気取ったクールな感じが自分だ、と信じていました。よかれと思って、というか、自分がそういうタイプの人間だと思っていました。

でもソースの中で、質問を通して自分の過去を振り返っていくことで、もともとは、そうではなかったこと、実際には反対の要素が自分にとってエネルギー源になっていたことを思い出しました。

そして、大事なことは、本来のエネルギー源を思い出したことによって「深い安堵感」を味わったということです。「自分の人生に対する深い肯定感」を味わったとも言えます。

この安堵感や肯定感という感情は、そのあと将来へのワクワクを構築していくときにとても大切な土台となるものだと感じています。

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本来のエネルギー源を忘れる理由

閉じ込められた人

ではなぜ、私は自分にとって大切なエネルギー源を忘れていたのでしょうか。

私たちは環境によって自分の信念や価値観を塗り替えていきます。そして、その時々の環境にはそぐわない本来自分が持っていた価値観やスタイルを否定することによって、現在の環境に適応しようとします。

その「否定」というのがなかなか曲者です。否定することによって、元々の自分が楽しめていたことを無理やり箱のなかに押し込めることになります。そして、箱に押し込められ、それが長い間放置されてしまうと、その箱の存在も、その箱に閉じ込められている「楽しみ」も忘れ去られます。

でもそのようにして、強制的に閉じ込められてしまった気持ちは、自然に消えていくものではありません。

はじめのうちは、その「楽しみ」はノックをして開けるように私たちを促します。でもノックを無視し続けると、ノックする側も疲れますから、止めます。そして静まります。

でも、静まりはするものの、その存在が完全に風化することはありません。つまり、閉じ込められてしまった「楽しみ」は箱の中にいるままなのです。

そのため、新しい環境に適応しようとするなかにも、自分の内面のどこかに、得体のしれない「なんかちがう」という違和感が残ります。その違和感がいずれ慢性の「疲労感」になったり「無力感」になっていったりします。

つまり、自分の本来のエネルギー源につながって活動していれば、忙しくても長時間働いても、体は疲れても、それは表面的な一時的な疲れで済みます。人が身体をもつ限り活動したら疲れるのは普通ですよね。

でも、本来のエネルギー源につながっていない時の、漫然としない疲れは自分が閉じ込めた喜びや楽しみの閉じ込めからきている可能性が高いので、その場合もう一度ドアを開いて、彼らの存在を思い出してあげることでしか解放することができません。逆にそれらを認識しさえすれば、ずっと感じていた重みが不思議となくなります。存在に気づいてあげることが大事なのです。

ブロックが外れると、ワクワクの発見は簡単になる

自由に生きる女性

ソースのワークを通して、過去を丹念に振り返り、本来のエネルギー源を思い出すことができれば、そのあとは作業がスムーズに進みます。

自分が過去において閉じてきたフタが開けられていくので、感情面でもブロックが外れ、自分がどういうことを心の底で望んでいるのかということを、素直に見つめることができるようになります。

そうすれば、あとはひたすらワクワクすることを探していくだけです。逆に過去の振り返りをせずに、今の自分の状態からのワクワクから始めてしまうと、実はそのワクワクすら自分の喜びの感情にフタをしたままの価値観だったりするので、そこは気をつけたいところです。

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夢の状態をイメージする、ワクワク地図を作る

過去の振り返りが一通り終わったら、次は自分の将来に向けて夢のイメージを膨らませていきます。

1. 夢の仕事や活動
2. 
夢の職場環境・労働環境
3. 夢の人間関係
4. 夢のレジャー・余暇
5. 夢の住まい

これらのことをイメージして、自分にとっての本当の望みをクリアしていく作業します。ここでも具体的にイメージしていったほうが、後々のワークがスムーズに進みます。そして、夢の状態をイメージし、具体化したあとには、ソースプログラムの中核をなす「ワクワクの地図」に取り掛かります。

ワクワクの地図とは、あなたの人生の宝を探し当てるための地図です。あなたのワクワクを示す言葉が織りなす模様を通して、あなたはどんな人間か、あなたは人生で何かを求めているのか、あなたにとって大切なものは何か、などが明らかにされます。あなたをワクワクさせるソースの青写真ともいえます。

ワークブック後半の作業

このあたりでお気づきかもですが、このソースプログラム、まじめに取り組もうとおもったらけっこう時間かかります。私は前半部分の過去を振り返る作業に二週間ほどかかりました。

そして、おおまかな作業の流れとしては、過去の振り返りが終わったあとに未来軸の作業がはじまります。「ワクワクの地図」を制作して、存在意義に関する探求をして、『ソースの車輪』を制作して、『コラージュ』をつくります。

『ソースの車輪』の制作に関しては、このテーマでいくつも記事が書ける濃度なので、これから少しずつ書いていきたいと思います。簡単にいうと「バランスをとるために必要と思われるワクワク人生の分野を、放射線状に書き出したもの」であり「自分がそれを見たら一瞬で自分にとってのライフバランスとワクワクの方向がわかる車輪の図」です。

『コラージュ』に関しては写真やイラストを使って、自分のワクワクの精度を上げ、目に見えるところにワクワクの源泉を置いておくための作業なので、日々の生活で少しずつやっていけば、いいかなと思います。なのでひとまずソースの車輪までを一気に作ってしまうことをおすすめします。

ソースの作業をひとまず終えて、いま自分が伝えたいこと

青い空と二匹の鳥

私は、自分で趣味程度の感覚でやり始めたので、そもそものきっかけにシリアスな目的なんてなかったし、楽しければいっか、という感じで取り組み始めました。

で、終わってみた今、外的環境が生活が変化したいうことは劇的には起こっていません。

ただ、このワークブックをやったあとには、軽やかな自分が確かにいたし、自分の好きなことやこれから進んで行きたい方向性がはっきりしたのはかなり間違いないことだと思います。なので内面的な変化はかなりあったな、と。

行きたい方向性や自分にとって大切なことがはっきりわかると、周りの意見や批判を心配することがほとんどなくなったように思います。自分はこれで行くのだと、決意と覚悟をもって、日々の行いをできているとも思います。

もちろん私もまだ自分のライフワークに向けての途上なので、なにか大成功を収めたわけではありません。でもこのブログを通して皆さんに、今後私自身がワクワクを選択して過ごす日々を観察してもらえたら、それは結果として残していける一つのカタチになるのではないかと考えています。

まずは、自分のワクワクをする選択をする習慣をつけること。それに尽きると思います。

そしてそのためには、ある程度過去からのブロックを解放してあげる必要があり、その意味でワークブックの前半の作業が役に立つだろうなと感じています。

自分のこと意外とわかってなかったんだなーって発見するのって、面白いし痛快ですヨ。

※本記事で紹介しているのは、セルフスタディキットのワークブックの内容です。ソースのコンセプトについてまずは知るために、上の通常書籍をご一読するのをおすすめします。

セルフスタディキット高いじゃん、と感じた方に朗報です。
アマゾンのKindle Unlimitedのメンバーになると無料です。ほんと、すごい時代になりました。

では、本日はこのあたりで。

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