こんにちは、サリーです。
本日は、やりたいことを見つけるための第一歩になる『やりたくないことリスト』について。
「やりたいことをしよう/好きなことをしよう」
「自分の理想のライフスタイルを実現しよう」
このような呼びかけは色々なところで飛び交っていますし、私自身このブログでも、自分の理想や望むものをイメージしてプランニングしていくことを何度かお伝えしてきています。
ただ、日頃占星術セッションをしたり、相談を受ける際にかなり頻繁に聞くのが「やりたいことがわからない」という意見です。
願望実現の本を読んでコツはわかった、スピリチュアルな世界も学んでいる、占いを受けたりして自分のこともある程度分かったけれど、それでも、自分が具体的に何をしたらいいのか全然ピンとこない、という状況である方が多いのではないかと感じています。
ということで本日は、やりたいことがそもそもわからない、と感じている人のヒントになればと思っています。
目次
自分の願望を知るにはアウトプットが必須


まず第一に、
「やりたいことがわからない自分はダメな人間だ」という気持ちが少しでもある場合、私が声を大にしてお伝えしたいのは、
「ダメな人間、自分軸がない、とかそういう次元の話ではなくて、そもそも自分を知る機会を作ってなかっただけのことですよ」ということ。
ただ機会がなかっただけです。
ちなみに、外部からの知識や情報をどれだけ蓄積させても、自分と向き合わない限り、自分らしい人生を生きる、という道に入ることはなかなか出来ません。
「なんか厳しいな、、、」と感じられるかもしれませんがこれはやはり真実だと思っていて、知識や情報だけで人は変わることはで出来ないんですね。私自身が知識重視人間だったので痛感していることでもあります。
しかも、、自分と向き合うことは、はじめの内は特に全然面白くありません。本を読んだり、あるいは誰かが提供するセッションを受けたり、スペシャルなエネルギーが注ぎ込まれたアイテムを身につけたり、といった感じで自分の中に新しいものを入れるのは手軽であり快感でもあります。そしてもちろん、効果もあるはずです。自分の中に新しいものを入れることも必要なのは確かです。
しかしその逆の「アウトプット」ということになると、人は能動的になる必要がありますから、場合によってすごく居心地の悪い時間にもなります。だから、はっきりいって、めんどくさい。
それでもあえて、地道なワークを私はいつもオススメしています。占星術家をやりながら、なぜ占星術ネタの記事をあまり書かないのか、と知人に言われたりもするのですが、それは私の中で「特定の分野の知識や経験に関係なく誰でもすぐに取り組める実践的な内容をどんどん紹介したい」という思いがあるからなんですね。
そしてその理由が、本当に自分らしく生きたいのなら、今の人生を望む方向へと変えていきたいのなら、最終的には色々なことを自分自身で洗い出すことが、遅かれ早かれ必至の作業になるからです。
もちろん私がサポートできることなら全力でサポートしたい、占星術リーディングで伝えられることは全部伝えたいと思い、日々セッションをしているのですが、やはり自分で自分の内に入ってもらうことも忘れてほしくはないと考えています。
やりたいことが見つからないと焦る前に


色々なことを洗い出すと今言いましたが、自分を振り返って過去を洗い出す作業つまり、「自己の源泉」を見つけるための取り組みを、JOYLEでは何度かオススメしてきています。
自分は何にワクワクするのかを知る、心地良さはどこにあるのか、自分は何が好きなのか、といったことを知る作業ですね。
でも、自分のワクワクを発見することや好きなこと選びを、これまでの人生であまりしてきていない場合、喜びの源泉を辿ることは簡単ではない、というのが実情です。
「自分の好きなことやればいいじゃん」
「やりたいことをやれば?」
こうやってサラッと言うことは簡単ですが、そもそも好きなことを好きだと感じること自体が難しかったします。
でも、今焦っている人には特にお伝えしたいのですけど、無理してやりたいことを見つける必要はないし、やりたいことを見つけられないと焦る必要も無い、ということです。
やりたいこと探しに苦戦する前に、まずはやらないこと、やりたくないことを徹底的に洗い出すことから始めましょう、というのがこの記事で一番お伝えしたいことです。
スポンサーリンク
「やりたくないことリスト」を作ろう
「今は仕方なくやっているけど実は嫌だ」
「なんでも叶うならこれはやりたくない」
「もうこれは続けたくない」
と思うものを、思いつく限り書き出しましょう。
不満を言ったらいけない、立派じゃないといけない、といった制限的な価値観があると、やりたくないことを思いつくことすら初めは難しいかもしれません。
責任感が強い人、奉仕精神に富んでいる人は、嫌なこと、やりたくないと思うことをはっきりさせることに罪悪感を感じるかもしれません。
「え、やりたくないことリストなんて作ったら、今の現状が全部当てはまるんですけど、、、」なんてこともあるかもしれません。
いずれの場合であっても、嫌なことを明言することに躊躇してしまう人こそ、「やりたくないことリスト」を作成してみることをオススメします。
(でも社会人は皆耐えてることなんだから当たり前だよね)
・毎日同じ人と顔を合わせ一緒に働くこと
(でも会社員なんだからスタッフがいて、毎日会うのは当たり前だよね)
・買い物をするときにいつも値段を気にしてること
(でもなんでも好きなもん買ってたらいくらお金あっても足りないじゃん)
このような感じで、自分が現時点で嫌だと思っていることを書き出してみると、それに対して常識的な自分や、大人らしい自分の意見が出てくるかと思います。
そして、基本的に人は生存機能として、変わることを危機として捉える傾向にありますから、「嫌だ」という感情をオモテに出して主張して変化の兆しを見せたりなんかすると、変わりたくない方の古い自分が横槍を入れてきます。
しかし、その横槍を入れてくる自分は、ビビっているだけです。ですので、「〇〇は嫌だ」と主張して変わろうとしている方のあなたが、優しくなだめてあげるようにすることが大切なのです。
「怖いよね、わかるわかる。でも私はもうこれが嫌だから変わりたいんだ。しばらく応援してね」といった感じで、優しく接しつつ、古いほうの自分には支配されない断固とした態度をもつように意識してみてください。
そして「やりたくないことはやらなくていい」と自分に言い聞かせ、許可を出してあげてください。
やりたいことをやっていくためには、好きなことを好きと認めることが必要ですが、それと同じくらい、いや、おそらくそれ以上に、嫌いなことを嫌いと認めることが大切です。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
やりたいことを見つける前に、まずはこういったシンプルなlike or dislikeというポイントで、ご自身の身の回りを振り返ってみてください。
自分の気持ちに素直になることが全ての始まり


自分は何が好きで、何が嫌いか。
どんな状況が心地いいのか。どんな状況は楽しくないのか。
自分らしく生きるためには、このように自分の反応に自分自身がまず素直になることを習慣づけておきたいところです。
人は人、自分は自分。誰かがこう言ったから、ではなくて、自分がこう思うから。
自分はこれが嫌いだから、好きだから、と素直になれることで、自己肯定感が高まります。
やりたいことをやる、つまり願望実現においては、実際に夢に向かって行動を取ることや、願いを引き寄せるための諸々の小さなコツがあるのは事実ですけど、一番大事なポイントは自己肯定感、自尊心がベースにあるかどうかです。
どんな願いがあっても、最終的にそれを叶えようとしている自分自身に対して、マイナスのセルフイメージがあるとしたら、それはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。
何かを実現させるためのあらゆる土台は、自己肯定感、自尊心に集結する、と言っても過言ではありません。
自分らしい人生を送るためには、自分軸が必要です。そして、自分軸を形成していくためには、自分の好き嫌いを知ることが身近なところでまず気軽に取り組めることです。
そして、やりたいことを見つけるためには、やりたいことを探すのと同じくらい、やりたくないことを知っておくことがポイントだといえます。
スポンサーリンク
やりたくないことリストから、やりたいことリストと変換させる


やりたくないことをはっきりさせるだけでも、これまで自分の気持ちを置きっ放しにしてきた人にとってはかなりの効果があるのですけど、もう一歩進みたい人にぜひしていただきたいことは、上で考えた「やりたくないことリスト」の視点を変えて、「やりたいことリスト」へと変換する作業です。
→電車に乗らなくていい通勤スタイルを実現したい or 自宅で働きたい
毎日同じ人と顔を合わせるのが嫌だ
→毎日いろんな人に出会える活動をしたい
買い物をするときにいつも値段を気にしてるのが嫌だ
→値札に見ずに買い物ができるくらいの経済的豊かさがほしい
そして、次が大事なのですが、
やりたいことを実現するためには自分が何をする必要があるだろうかと、やりたいことベースで考えるようにしてください。
つまり、電車で人混みに揉まれるのがいやだから自分はどうしたらいいか?と考えるのではなくて、
電車に乗らなくていい通勤スタイルを自分は望んでいるから、そのために自分は何をしたらいいのだろう、と考えてみる。
回避型で未来を考えると、思いつく選択肢が今の自分の状況から手に届く範囲でしか思いつきません。
あなたの本当にやりたいことが今の状況の延長線上にあるとは限らないので、ピュアな気持ちで自分のしたいことについて思いを巡らせることが必要です。そしてそのためには回避型よりも目的志向で考えたほうが色々なアイデアが思いつきやすいということです。
願望実現のコツを学ぶ前に、まずは自分自身のことを知ろう


さきほども述べましたが、やりたいことをやるためには、「行動力」と「願望実現のコツ」、そして「自己肯定感」が必要です。このうち、自己肯定感が最もベースになる部分です。
どれだけ行動に起こせても、自分の気持ちに素直に向き合えていないと、行動力はあるけど実はたいしてやりたくないことをやっていた、なんてことにも陥ります。
また、願望実現のコツ(アファメーションやビジョンボードなど)をおさえておけば、実現度が高まるというメリットはありますが、コツをおさえていても結局のところ自分が望まないこと・望むことをわかっていなければ、コツの活かしどころがズレているということになりかねません。
つまり、やりたいことをして生きていきたい、もっと人生を良くしていきたい、と思うならば、何よりもまずは自分と向き合うことが不可欠なんだけども、多くの人が避けがちなのもまた自分と向き合うことなんですね。
色々頑張ってるのに望む方向に状況が変わらない、という場合も、よくよく見てみると自己と向き合うということを十分にできていなかったり自己肯定感が低いという点に大いに関係しているように思います。
やりたいことを見つけるための最初の一歩として、自分が「やりたくないこと」をまずは知る、というワークは、現在の状況が仮にどれだけ自分の望まない悲惨なものであったとしても、環境に関係なく取り組めることです。好きなことを思いつくためには、少々の「ワクワク素地」が必要になります。でも、いやなことを思いつくためには、関門が無いんです。誰でもできる。
誰もが嫌なことを思いつく才能がある、というのは、人は何もせず受け身で生きていたらネガティブになりやすい、というある種のエントロピーの法則のようなもののおかげです。
ネガティブな法則だなぁと感じるかもしれませんが、肝心なのはネガティブの活かし方ですから、この誰でもできるという普遍性に真実を感じ取っていただけたらいいなと。
まずは自分の気持ちに素直になって、嫌なものを嫌だと認める。否定せずに受け入れて、その上で、やりたいことを考えられるマインドへ切り替えていく。
人生は有限で、やりたいことをできる時間は限られています。そう考えると、「自分は何をやらないか」とまず決めることは、「何をやりたいか」よりも重要視すべきなのかもしれません。
「この人生で何をやらないかを学ぶために、まずは嫌な経験をしているのだ」と捉えることができたら、過去の嫌だった状況も、現在の辛い状況も、これからそれらをやらないために経験しているんだなと前向きに視点を変えていくことができるはずです。
後悔しない人生を送りたいならば、後悔するようなことをしないという『引き算方式で、幸せ対策をする』ことが非常に有効だということです。
ということで、自分のやりたいことがわからない、やりたいことがそもそも無い、と感じている人は、ぜひ本日オススメしたワークにトライしてみてくださいね!
では、本日はこのあたりで。