2019年4月5日 午後5時50分ごろ、牡羊座にて新月を迎えます。
水星逆行が終了し、全惑星順行中に迎える牡羊座新月。
「誕生」のサイン「牡羊座」で起こる「始まり」の「新月」。
桜が開花し、新年度もスタートしました。宇宙も自然も、私たちも、いまは「始まり」の雰囲気に満ちていますので、ぜひこのフレッシュな波に乗っていきたいところです。
そして、先日新元号が発表されましたね。「令和」時代という新天地に向けて、日本全体が準備期間を過ごす4月になりますが、個人レベルではどんどんアクションを起こしていきたいところです。
今回の牡羊座新月では、アナタ自身が新天地へ向かうこと。好きファーストで新たなことに挑戦するタイミングにすると良さそうです
では牡羊座新月、みていきましょ〜
目次
おひつじ座が表すもの
牡羊座は、活動宮の火の星座。
12星座中トップの牡羊座で、自我の目覚めを表しています。
直感的 & 行動的、そして開拓精神で前進するエネルギッシュな生命力に満ちていますね。
思考よりも、まず行動。スピード勝負。
牡羊座のパワーがうまく活かされていれば、その人は自分の可能性を追求し、誰も通ったことのない道を果敢に切り開いていくことができます。未知のことを恐れたり、迷ったりする前に行動に起こしていける。
反対に、人の後をついていくうちは牡羊座の真価は発揮されません。独立心をもって常にパイオニアとして動くことで開花されていきます。
当たって挫けてもまた挑戦すれば良い。大人らしくシビアに考えるより、若さでGOしていいんです。
私個人の意見ですが、牡羊座の人(あるいは牡羊座的な人)が、荒削りでも一気にバァーとチャレンジして、ドーンと壁にぶつかって、エェ〜ンと悲しんで、しばらくして開き直って、またバァーとチャレンジして、、、、みたいな一連の流れ、とてもかっこいいと思っています。
年を重ねるほど、人はそういうあどけなさを恥じたりしがちですけど、素直に一喜一憂して懲りずに進んでいくって立派だなと。
無鉄砲なところとか計画性がないところとか課題はあるでしょうけど、「まず動く」という姿勢が、地球においてはスゴく強い武器であることをどうか忘れずにいてください!
4/5 牡羊座新月の特徴
- 月と太陽の度数的にもハウス的にも、牡羊座の向かいにある「天秤座」の性質が入ってくる(サビアン16度は、反対サインから影響を受ける。7ハウスは天秤座のナチュラルハウス)。
- 木星以外の天体がホロスコープの右側に集中していて、全体の印象としては周りの人や環境と協調しながら進んでいく流れ。
- 魚座の水星と海王星は割とタイトに重なっていて、土星と冥王星は山羊座で重なり、そこにはドラゴンテイルもあり。
- 山羊座にいる天体が「月&太陽」に横槍を入れてくる。
まずはこれらの特徴があります。
太陽と月コンビからすれば、フレッシュな牡羊座パワーで自己発見の旅をしたい、自分のやりたいことや新しい出会いへと向かっていこうとするのですけど、山羊座に滞在している天体たちとしては、安定した基盤を作りたい、堅固な体制を築きたい、そのために必要なものは絶対的に残すし、不要なものはバッサリと捨てる、という感じで本気さがあるかどうかが大事になってくるわけですね。
山羊座からの影響はめちゃくちゃ強いわけではないので、一目瞭然のわかりやすい横槍が来る感じではないかもですが、それでも、アナタが今やろうとしていること、始めようとしていることに対して、「ねぇ、それ本気でやる覚悟ある?」とか「それでもやるかい?」と本気度を試されるような、ちょいと試練的な状況や気持ちになるかもという感じ。
でも、そこを乗り越えて、踏ん張って進めば今後の成長の礎となることは間違いありません。
ヤギ先生の管轄にいる天体と、太陽&月コンビの関係をうまく活かすためには、新しいことに踏み出す際やその計画のなかで、「何のために自分はそれをやりたいのか」という内的な目的や理由、そして目標地点を意識することが大事です。
まず動くというのは変わらず大事にしたいところですが、無鉄砲な勢いでスタートダッシュするよりも、自分が進みたいところを自分がちゃんと知っておく、というのがポイントになるかと思います。
あと、今回の新月では、他者がキーとなります。
月と太陽が7ハウス、サビアン16度で向かいにある天秤座の影響も受けることを考えると、他者やパートナーといった人との関わりを通して、他者と自分との違いを自覚し、自分自身の輪郭をはっきりさせるという流れになりそう。他者経由の自我の目覚め、そしてそこからの自分人生の切り開きへ。
パートナーや誰か他者を通じて自分自身を実現したり、自我を自覚する。周囲の存在が、すべては自分自身を知ることに繋がるような感じです。
天王星も同じく7ハウスにいますから、人との関わりというのも安定的な関係のなかでというよりは、出会いや別れがあったりと変化に満ちた人間関係、そして今まで出会ってこなかったタイプの人との交流のなかで自分発見に至りそう。
山羊座の表す「結果性」や天秤座が示す「他者」を意識しながら始める牡羊座の新しい試みは、牡羊座獅子座コンビなどとは違って、シンプルなゴーイングマイウェイにはならないかもしれませんが、いずれにしても新天地を切り開くために必要な「自我の目覚め」が起こるタイミングではあります。
で、ヤギ先生の管轄にいる土星と良い感じで調和してくれるのが、魚座にいる水星と海王星(そして金星)。
魚座エネルギーでカオス&浮世になりがちな情報や思考(水星)、そして神秘的な直感(海王星)を、土星が良い感じに制限してくれて、ロジックだけではなかなか掬い上げられない閃きを現実的なものへと磨き上げてくれそう。
なので、事実や数字によるデータよりも、神話や表象などをヒントとしてこれからのビジョンや目標を考えるのが良いかなと。金星も(緩めですが)海王星水星と一緒にいるので、自分のたどり着きたいところに「美しさ」が感じられるか、というところを意識するといいかもしれませんね。
今回の新月では、天秤座の影響でパートナーシップもテーマになりますが、パートナーシップは恋愛や結婚だけでなくもっと大きな枠で考えるほうがいいです。性別問わず、仕事やプライベートともに、これからのアナタの人生に影響を与えてくれるソウルパートナー。そういった方との出会いがあるかもしれません。
ソウルメイト、ソウルパートナーとの出会いは、先月の天秤座満月(3/21)から今月再び訪れる天秤座満月(4/19)の間にかけて、という感じなので、今の時期に新しく出会う人や、このヒトなんだか気になる!みたいな人(恋愛感情だけじゃないですよ)は、アナタがこれから自分自身で生きていくために魂レベルでサポートしてくれる、あるいはアナタがサポートしていくことになるお相手という可能性大。
そして究極的には、アナタという存在もアナタの目の前にいるお相手も実は別個の存在ではなく、全一なる共同体なんだと気づくところへと多くの人が導かれていくはずです。これは前回の天秤座満月記事で言ったことですが。
でもでもでもですね、他者と真の関係を築くためには、まずはアナタがアナタという存在を知り尽くし、自分の好きや嫌いをはっきりさせ、何にYESと言い、何にNOと言うのかを知っておく必要があります。
だからこそ、今回の牡羊座新月で、「これが私なんだ!」「私ってこんな人間なんだ!」「私はこれが好き!これは嫌い!」と気づいておくことがとても大事なのです。
4月は、新しい環境や場所に飛び込んでいく人も多いかと思います。人との交流も増えるでしょうから、周りの人を観察しつつ、相手と自分との違いを知る。そしてそこから、自分らしさがどこにあるかを自覚する。
そんな『バランス感覚』をもって自分発見へと至ることで、天空からの大いなるサポートを得ることができるでしょう!
4月5日 牡羊座新月周辺で取り組みたいこと & 意識したいこと
ビジョンボードをつくる
ビジョンボードとは、自分の理想の未来や叶えたい夢、欲しいものや行きたい場所などを表す写真やイラストを一枚の大きなボード(紙)にコラージュする、夢を叶えるための視覚化ツールです。
牡羊座新月のタイミングで作るビジョンボードは春分お宝マップとも呼ばれていて、一年の中でも特に効果が高いといわれています。ぜひとも今回の新月のタイミングで取り組みたいですね。
天王星牡牛座時代に入り、五感を刺激することも相性が良いので、文字だけでなく写真などで右脳に働きかけるアプローチが味方になってくれるはず。
自分はどんな夢に向かいたいのか、イマジネーションを膨らませるようにしましょう!
ビジョンボードについては、先日別記事で書きましたので下の記事をご覧くださいませ〜
十分な時間が取れない人はドリームノートなど手軽なものでも良いかと。何かしら視覚化しておくのがベター!
出来そうだから、ではなく、やりたいから、で選ぶ
人が死ぬときに後悔することは、したことよりも、しなかったことに対してです。
何か挑戦をして失敗したとして、一時的には大きな後悔や反省に苛まれることになるでしょう、でも最終的には「人生の学び」となります。
牡羊座新月 願い事を書くときのポイント
願い事は、新月になってから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。
願い事の数は多すぎると宇宙に放つ気が散漫になるので、10個程度が良い感じ。
あと、縦書き&筆ペンで成就力が高まります。
書く前には、机の上をきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマなどを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるよう心がけてみてください。深くリラックスして、自分の内面につながるように。
願い事を書く前には深呼吸でリラックスしてα波を出そう
自分の本音に気づいて魂に沿った願いを放つためには、自分自身がまずリラックスする必要があります。数分間、深呼吸をすることから始めることをオススメします。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読んでみてください。耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まりますし、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてないことに気づきやすくなります。そう、このズレや違和感に気づくのが大事。
読み上げて、「よしこれで良いぞ!」としっくりこない場合、他にもっと強い望みが別にあるか、もしくはその願いにまつわることについて心理的なブロックが働いているかのどちらかです。
牡羊座新月で願いを放つときのポイント
新しいことをスタートさせる勢い、行動力
12星座中、1番目の星座である牡羊座は物事をスタートする力に満ちています。新しく始めたいこと、これから発展させたいことを勢いよくスタートできている自分をイメージしながら願い事を書きましょう。
趣味や習い事、新しいプロジェクトなどに取り掛かるにも良いタイミングです。温めていたアイデアがあるなら、人に話してアウトプットしたり、次なる行動に移すなどしてNEXT STEPに踏み出しましょう。
勝負力
牡羊座は闘争心に溢れていて、トップの座を手に入れることに関してはどの星座よりもエネルギーがあります。
勝負にこだわる姿勢と、勝利を手に入れるための勢いと強さが今の自分に必要なら、牡羊座新月はそのパワーを与えてくれるはず。
資格試験や組織での昇進など、周りの人よりも突き抜けたいことがあれば、NO.1宣言を。
自分らしく生きて自立する力
「人生は与えられるものではなく、自分で切り開いていくもの」という牡羊座の独立心は、働き方や生き方が多様になっているこの時代に不可欠な要素です。
自分が望む人生を自らの力で開拓していく勇気を高められるような願いを放つといいですね。
牡羊座新月が叶えてくれること
- 心のひらめきに従う勇気ある人間になる
- 望むものをきちんと主張できる自分になる
- 新しいことをスタートさせ、一気に進める
- 自分のビジネスで独立する
- 己を信じ、自分自身で生きる
- 独立心をもって人生という冒険を楽しむ
- やりたいことをすぐに行動に移せる人間になる
そもそも自分の願いがわからない人へ
新月の願いが良いらしいっていうのは聞いたけど、そもそも自分の望みがわからない、自分が何をしたいかわからないって人は、まずはやりたくないリストを作ることをオススメします。
詳しくはこの記事で → やりたいことを見つけるための第一歩『やりたくないことリスト』を作ろう!
あとがき。好きなことファーストで生きる以外、選択肢がない時代に。
牡羊座キーワードの一つである「独立心」。私はこのブログのおかげもあって、何か新しくやり始めたい、会社を辞めて独立したいという方によくお会いするのですが、最近改めて感じていることが、「好きなことファーストで考える人、好きなことで独立した人」は何をしても結局のところ強い、ということです。強い、と言うと語弊があるかもしれませんが、とにかく無敵。
もちろん、失敗や反省などはその都度あるでしょうけど、ストレスのかかり方一つにしても、嫌なことを我慢してやっている人のストレスのかかり方とは質が違うように思います。
『負荷』にはなっているけど、『重荷』にはなっていなくて、独特の軽さみたいなものがある、そしてその軽さゆえに行動が速い、新しいことにも怖れず挑戦できる、という好循環を生み出すのだろうと感じています。
「軽さ」「速さ」というのはとても大事な要素で、行動するための必要条件とも言えるし、逆に行動するから軽くなっていく加速していく、ともいえます。
いずれにしても「軽さ & 速さ」と「行動力」のポジティブな要素を引き出せるかどうかは、アナタが「好き」なことをやっているかどうかにかかっていると思うのです。
もちろん、やるべき義務や責任はあります。四六時中好きなことをやっていられる人はごく少人数でしょう。それでもできる限り、好きなことをやる時間を増やすほうが良い。
なぜなら、アナタがやっていることの根底に「自分軸の好き」があるか、「他人軸の好きや義務」があるか、というのは、アナタを取り巻く環境のあらゆる側面に影響を及ぼすからです。
健康面、収入面だけでなく精神面でも対人関係でも、もう全部と言ってぐらい、すべてに波及していくんですね。であるならば、取るべき道はやはり「自分軸の好き」で生きることです。好きなことファーストで考え、行動することです。
風水の考えで「殺氣」と「生氣」というものがあります。怯えに基づくエネルギーは「殺氣」、喜び・幸福・快楽に基づく分かち合いのエネルギーが「生氣」です。どちらが良い悪いということではなくて、大事なことは状況に応じて使い分けることです。
急ぎの任務や目の前にある問題解決には、殺氣が便利なエネルギーです。ただ、人生全体のスタンスとしては、殺氣を減らし生氣を増やし続ける、そしてその生氣で自他に働きかけることが幸せと成功の秘訣だといえます。
ということで、改めて今回の牡羊座新月でご自身に質問してほしいことがあります。
- あなたが「のめり込める」ものは何か?夢中になれることは何か?
- 誰かによって敷かれたレールを進んでいないか?
- ワークとライフが一体化していくとして、それでもアナタは今やっていることを続けるか?
- 周りの人たちを観察してみてください、アナタはどの人たちのような人生を送りたいでしょうか?
「人生100年時代」と言われています。人生を100年スパンで考えたとき、100年という長い人生には「生き抜く力」を身に付けることが必要で、じゃあそれってどんな力ですかといえば、最たるものとして、自分自身の中にある「好きなこと」「得意なこと」「必要とされていること」を見つけ、自分自身で稼ぐ力なのではないかと思うのです。
となると、アナタが楽しみながら豊かになれるかどうかも、自分自身で価値を生み出しそれをお金に換えていけるか、というところが二極化の分岐点になってくるはずです。
価値や収入については、来月5月5日の牡牛座新月のテーマに繋がってくる話なので詳しくは来月書きますが、牡牛座新月を抜きにしても「自分のリソースで価値を生み出す」ことは、天王星牡牛座時代において大きな課題でもあります、もちろん全ての人にとって。
山羊座色の目立つ2020年までは言うまでもなく、2025年まで続く天王星牡牛座時代においても、「コツコツとやり抜く力」が不可欠だということは別記事でお伝えしました。
やり抜く力というのは、いわゆる「地道に努力すること」なのですけど、そもそも好きなことでなければ人は健全に力を注ぐことができません。「努力」は「夢中」には勝てない。好きなことだから努力ができる。これはぜひ覚えておきたい点です。
アナタ自身で生き切る覚悟をもつこと。夢中になれることに時間を割くこと。そうすることで、アナタの魂が求めている「何か」を感じることができるようになります。
その「何か」を感じられるようになったとき、生きることは、思っていた以上に軽やかで、楽しく、愛に満ちたものなのだと感じるはず。
今回の牡羊座新月が、好きなことファーストで生きていくためにアナタがエンジンをかけるタイミングになることを願っています。
自己発見の旅をお楽しみあれ!
では、本日はこのあたりで。
おまけ
こんなサクラの季節に夏の歌、しかも10年以上前の曲だけど! アナタ自身を生きること、その勇気をもらえる曲だと思います。