6月3日 19時02分頃、双子座にて新月を迎えます。
知性と実行力を併せ持つ双子座。
5月19日の蠍座満月は全体的にウェット&ヘビーでしたが、今回は比較的軽やかな雰囲気です。
外の世界に向けてアンテナを張り巡らしたいタイミングですね。
ではさっそく双子座新月みていきましょ〜
目次
ふたご座が表すもの
双子座は12星座中、3番目のサイン。柔軟宮・風の星座です。
ピピピーと外界にアンテナを張り、機敏な反応力をもって興味や好奇心を自由に広げていくフットワークの軽さが特徴。さまざまな情報に関心を持ち、変化に対しても抵抗感なく対応できるフレキシビリティ。アンテナを全方位に張り巡らしているので落ち着きはありません(笑)
一つ前の牡牛座で得た肉体を使って今度は、自分ができることの可能性を探っていきます。「牡牛座で定着した個人としての可能性を、いかに外の世界で多角的に発達させるか」が双子座にとってのテーマといえますね。
肉体を手にしてまだ間もないので、他者との共存について考えたり、なぜ生きるかといった哲学的なテーマなどには軸が置かれません。熟考や思索といった、一つのことをじっくり探求するようなアプローチは苦手な傾向にあるでしょう。
ある特定のテーマに沿って学ぶよりも、ざっくばらんに情報と知識を全方位から”集める”感じ。ただ、鋭い機知はピカイチで、新しい活路をスピーディーに切り開く力は熟考型タイプの人からすれば目を見張るものがあります。
自分を使ってこの世界を生きていくんだ、という若さと純粋な好奇心を持つ双子座にとって、重宝するのはどちらかというと「すぐ役に立つ知識」であり、今日から試せる処世術、といったところ。情報社会において非常に強いですね。
浮き足になりがちなのをどうやって地に落ち着けていくか、というのが課題となりそうです。
独自の世界観で思想を伝播するよりは、やはり双子座はメッセンジャー的存在。教養と知識レベルを磨けば、持ち前の頭脳を武器にして、多芸多才な存在として輝くでしょう!
6/3 双子座新月の特徴
太陽と月がいるのはふたご座。意志的にも無意識的にも、関心が外に向かって好奇心旺盛になります。ふたご座エリア内には水星もいて、自身のホームグラウンドでのびのびとリフレッシュ中。これまでの知識や経験のしがらみから脱出して、新しい可能性を感じたり、新鮮な気持ちで新たなチャレンジや学びに向かいやすいときです。
太陽&月コンビとしては、自分の能力を人前で表現して自分の存在を発揮することに喜びを感じるときなので、今回の新月周辺では外の世界に向けて発信行為をアクティブに行いたいところ。自分の能力をアピールするのには良いタイミングとなりそうです。
双子座の息がかかっている太陽と月に対して、向かいで彼らを眺めているのが、自身の本拠地射手座に御座します木星さん。
木星は楽観的で寛容な空気とともに幸運を運んできてくれそうです。得たかった情報や知識、出会いなどに、穏やかな流れのなかで行き着きそうな予感。協力者や配偶者、ソウルパートナー的な存在を介して必要なメッセージや情報をごく自然な経緯で必要なタイミングで手にしたり。あるいは、これまで育んできた感受性や知性を使って新たなことにあなたがチャレンジすることをサポートしてくれる人とのご縁があったり。いずれにしても「人との関わり」がポイントとなります。
あえて注意点を挙げるとすれば、やりすぎ&手を出し過ぎてキャパを超える、みたいなところ。太陽&月コンビに対してそして木星に対しても、海王星が横槍的に影響してきますので、脱線的拡大になったり、予定していた方向じゃないところに行っちゃったみたいなことはあるかもです。
私たちの意識レベルでは、俗世のなかで個人的な好奇心でワクワクムードになるんだけれども、集合意識の霊的波長に影響を受ける神秘主義なところもありつつ、感傷的な思いをしたり、玉石混交の情報に翻弄されたり、笑。とはいえ、楽観的なGOサインに後押しされる雰囲気はあるので、揺れながらもやっぱり前には進んでる、みたいな。葛藤や迷いがあるからこそ人生には深みがでてきますから、諸々の揺れ動きはポジティブに捉えるのが良いですね。
路線を一本化するタイミングではなさそうなので、何か特定のことに集中したり大きな決断をするよりは、多様性や目移りを楽しむようにするのがGOOD。脱線したり、予定調和から外れることを不安に思う人もいるかもしれませんが、偶発性から面白いことが起こることが多々あると思うので、脱線を楽しめる余裕をもっておきたいところです。
ただ、あまりにも無目的無自覚で外野に飛び出すと、「あれ、なんで自分はここにいるんだろう」というボケっぷりを発揮するかもですね、海王星と木星の関係的に。まぁそれも面白いかもしれませんが!
ふたご座といえば軽快なステップを踏んでいる印象があるのですが、誰もが「無限に」好奇心の赴くまま行動できるわけではないと思うので、そうなるとやはり、コミュニケーションや知性といったものに対してある程度理念や思想を自分なりに持っておく、というのはポイントになると思います。
つまり、自分にとって大事なポイントは何なのか、なんのために自分は今これをしようとしているのか、なんのために情報を収集しようとしているのか、人との関わりにおいて自分は何を大事にしたいのか、などなど。そのあたりを意識しておけば、ぶっ飛んだ方向に脱線することはまずないでしょう。蟹座火星からの影響を考えると、感情論で動くとあまり良い結果になりそうにないので、建設的な考え方、冷静な対応を心がけるようにしましょう。
あとは、フットワークの軽さや行動力、発信力を有効活用するために「生産性」を意識しておくというのも、一つの手だと思います。合理性、効率性、自動化などもキーとなる双子座にとって、限りある時間のなかで効率的に動くという態度がプラスに働くのではないかなと。
さいごにあと一点。
金星と冥王星(+土星も)が良い関係を形成しているのですが、これは楽しみとか快楽とか好きなことに対して、締めつけすぎず放任しすぎることもなく緩い管理があるなかでenjoyできるタイミングだということです。何か発散したいことがある人は、気楽なキモチで遊んでください。良い塩梅にハメが外せるはず。金星は「私的なラブ」を示すところですが、仮にプライベートでなにか傷つくことがあったとしても、冥王星が底深いところからエネルギーをチャージしてくれるので心強い。
冥王星からのサポートは、人から励まされて元気になるとかそういうレベルではなくて、もっと異世界からのチャージです。意識的に特に何もせずとも、傷ついた私的なラブは癒されていくでしょう。で、私的なラブが癒されるって何?って思われるかもなんですが。好きなコトやモノ、人に対しての葛藤やメンタルブロックが解消されて、自分の趣味嗜好を改めて肯定的に受け入れられるようになる、という感じ。
「そうだよね、わたしって〇〇が好きだったよね、そうだそうだ、これでいいんだ」というふうに、迷いなく好きなことに没入させてくれるような「癒し」。そして、好きなことに没入できる冥王星金星コンビの流れにうまく乗っかるには、やはり双子座エネルギーを自分のなかに取り入れるようにすることです。「ピンときたらまず試す」「心底ぜったいコレが好きとかじゃなくても、”なんかイイかもな”ぐらいの気持ちを大事にしてみる」こういった軽快さがキーとなるでしょう。
6月3日 ふたご座新月周辺で意識したいこと&取り組みたいこと
双子座新月では、さまざまな方向へとマルチに拡散する好奇心、知性、情報活動が主要テーマ。一点集中モードではないので、本来の目的とは無関係な情報も拾うこともあるでしょう。
自分自身を内観するよりは、他人との関係性のなかで、自分に必要な情報やご縁を掬い上げるキャッチ力が向上しそうですから、目を見開いて耳を澄まし、アンテナを張っておきましょう。
バラエティ豊かな世界を楽しむ反面、外に意識が向きすぎて迷走モードになったときは、一時ストップのかけどき。いったん自分の内側に意識を向ける、何もしない瞑想タイムを設けたりして、自分軸に戻ることも忘れずに。
楽しみの予感を携えて、目の前の出来事を観察しよう
人生を歩む前提として、「この世界は探検する価値のある場所」という信念を持つこと。好奇心を育むためには、この信念がベースにあることがポイントです。
なんかオモシロイことがあるかもしれない、今日も楽しい一日になりそうだ。
期待をもって一日を始めるようにすれば、あなたのアンテナはポジティブなものに反応してくれるでしょう。
関連記事:幸運体質を手に入れて自己肯定感を高めたいアナタに。一日の始まりと終わりにオススメしたい言葉たち
自分の心が整っているときに得た情報に注目
自分自身のこころが整っているとき、調子が良いとき、要は波動が高いときと表現してもいいかと思うのですが、そういうときに得た情報や出会いというのはやはりその後の流れも良い感じになりやすいです。逆に、自分が依存的になっているときに生じた出来事はやはりどこかで依存的な関係を生み出しやすい。外界は己の鏡ですから。
自分のベースをまず整えて、そこから動きましょう。心が良い状態のときに起きた流れに、乗っていくようにしましょう。
すぐメモを取ろう!
今回の双子座新月では軽快さ・スピード感を意識しておきたいので、思うことがあったら頭のなかで考えようとするよりすぐにメモとして書き出すことをオススメします。で、メモといえば、最近だと『メモの魔力』でしょう。メモ習慣最強説を私は支持しておりますwww
好奇心拡張タイムにはルールを設けよう
今回の双子座新月は外からくる情報に耳を澄ましておきたいタイミングなのですが、やはり「上手な耳の澄まし方」があると思うんですね。複数のことに関心を向けていくときというのは、やり方を意識しておかないとカオスになりますから。
そこでポイントとなるのが「生産性」。生産性って個人的にはあまり頻出させたくないワードなのですけど、双子座のようなマルチタスクが似合う新月の場合は、生産性や効率性を意識しておくのは相性がいいだろうと思います。
無目的に好奇心を広げるのももちろん良いのですが、手当たり次第手をつけて一日が終わるときに何も成し遂げてなかったと感じてしまうと自信を失ったり自己嫌悪に陥ったりしやすいんですね。実際のところは目に見える成果が出てないだけで潜在意識レベルでは成長があったりするのですけど、とはいえ、何かしらの達成感が感じられた方が心理的には良いわけです。
となると、好奇心を広げるときに意識しておきたいことは、達成感や生産性を感じられるような好奇心の広げ方をするということです。これは特に情報収集するときには意識しておきたいことです。
- 何に取り組むべきかを選ぶ(何について情報収集をするのかを決める)
- 時間を確保する(タイムマネジメント。〇〇分以上はやらない、とか。)
- 自分なりの終着点を決めておく(今日は〇〇まで分かったら、良しとする)
このようなポイントをおさえておくと、時間だけ過ぎて達成感がナイ、なんてことは感じにくくなるはず。
外に向きすぎたら、いったん身体の内側に意識を向けてみよう
今回の新月図的に、軽やかだけどもその反面揺れ動きがあるような感じなので、自分がなにをやっていたのかわからなくなることがあるかもしれません。
新月が起こるのは6ハウスと7ハウスの間あたり。6ハウスと言えば調整や健康管理。境界線を飛び越えてボケ感(!)を出してくる魚座海王星に対面するのは乙女座です。乙女座のナチュラルハウスは6ハウス。つまり、6ハウスや乙女座の要素を自分のなかに取り入れると、ブレブレになったときにバランスを取り戻すことができる。セルフメンテナンスや整理整頓で自分とその身の回りを調整するようにすれば、ザワザワした外向きパワーが落ち着くでしょう。
自分のカラダに意識を向ける、呼吸を整える、ストレッチをする、よく噛んで食べる、丁寧に掃除をするなど、地味なんですがこのあたりのことを試してみてください。情報過多になったときも、溢れる情報をいったん整理する、要点をまとめるなど、区切りをつけるようにすると良いでしょう。
近場にプチトリップ!
今回新月を迎える双子座も、新月の向かいにいる射手座木星も、いずれもコミュニケーションや知的活動に関係の深い世界ですが、「移動・旅」も司っています。射手座が遠方であるのに対して、ふたご座は近場。ふたご座の空気感に沿うのであれば、気軽に週末国内旅行とか日帰りプチ旅とかが良さそうですね。
旅行先で思わぬ出会い、思わぬ情報をゲット、なんてことがあるかもしれません!
願い事を書くときのポイント
願い事は、新月を迎えてから24時間、できれば8時間以内に手書きで書きましょう。
願い事の数は多すぎると宇宙に放つ気が散漫になるので、10個程度が良い感じ。
縦書き&筆ペンで成就力が高まります。
書く前には、机の上をきれいにして、空気を入れ替えて浄化して、できればアロマなどを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴くなどして、できる限り自分の気持ちが清浄になるよう心がけましょう。深くリラックスして、自分の内面につながるように。
願い事を書く前に。深呼吸でリラックスしてα波を出そう
本音からの願いを放つためには、自分自身がまずリラックスするのが大事!数分間、深呼吸をすることから始めることをオススメします。
書き終わった後は、声に出して読み上げよう
願い事をすべて書いた後は一度声に出して読んでみてください。
耳から再度自分自身に願い事を取り込むことで、願いの思いが深まりますし、逆に心の願いとズレがあったり、表現がしっくりきてない場合に気づきやすくなります。ズレや違和感を感じたら、自分のハートにフィットする内容に書き直しましょう。
読み上げて、「よしこの願いで間違いない!」と思えない場合、もっと強い望みが別にあるか、もしくはその願いにまつわることについて心理的なブレーキが働いているか。あるいは使う語彙が発する「波動」が自分に合ってないか。
心理的なブレーキを感じた場合はチャンスです。どこかに記録を残しておいて、改めて向き合う時間をとるようにしましょう。
双子座新月の願い事を書くポイント
双子座の守護星は言語を司る水星です。
願い事を書くときは、いつも以上に語彙や表現のセレクトにこだわって、自分独自の願いを書くようにしましょう。
双子座の新月が叶えてくれること
- 蓄積した情報や知識を活かして成功する
- 多芸多才な人間になる
- 言語能力を高める
- いつまでも若々しい頭脳と好奇心をもつ
- 自分独自の文章スタイルを身につける
- フットワーク軽く国内旅行を満喫する
- 新しい分野を習得する
- 行動力をつける
- 当意即妙な対応ができる人間になる
などなど。
あとがき
以上、6月3日のふたご座新月についてみてきました。記事を書くにあたって去年の双子座新月、満月の記事を読み返していて感じましたが、双子座が絡むときはどうもいつも以上に情報過多になる傾向にありますねー。
・11月23日 双子座満月のこと。好奇心の種をまいた先で、情熱がアナタを待っている!
・6月14日 双子座新月にオススメしたいアクション11選。学んだ知識・情報を血肉化して自分の世界観で発信しよう!PART1
・6月14日 双子座新月にオススメしたいアクション11選。学んだ知識・情報を血肉化して自分の世界観で発信する!PART2
特に新月記事なんて、2記事にわたってオススメアクション11選って、、、絞ろうよ。。まさに自分自身が双子座世界に浸っていたのだと感じました。
満月記事の最後あとがきで一度紹介したのですが、双子座的な生き方・働き方という意味では『マルチ・ポテンシャライト』という本がやっぱり面白いなと思います。
セッションのとき、出生図で双子座がキイてる人に最近よく推薦してる本なのですが、双子要素が強い人って「たった一つの天職に辿り着く」「生涯これだけをやっていく」みたいな一本気スタンスにはあんまり魅力を感じないかもなんです。
そうであるなら、自分に正直にいろいろチャレンジすればいいのだけれども、やはり世間は一つのことを極める人が立派だとゆう風潮にありますよね。いろんなことに興味があっていろんな世界を知りたいという態度に対して、「中途半端」というネガティブなラベルを貼られやすいわけです。
「公務員だけど週末は画家として個展開いてます」とか、「日中は看護婦だけど、夜はイメージコンサルタントやってます」とか、好きなことを武器にしてパラレルな活動をする人は増える傾向にあると思いますが、そういった人たちが遭遇するであろう逆境には共通点があります。乗り越えるべき課題をあらかじめ掴んでおくのは得策といえるでしょう。
多様性の中で生きていこうと思いつつ、一本気の玄人志向に負い目を感じてしまう、一つの道を極めた専門家のほうがやっぱり立派なんじゃないかと感じてしまう、そんなメンタルブロックがある人は、この本で新たな視点が得られるはず!生き方のスタンスの違いですから、どちらが正しい正しくないかなんて無いんです。
さてそろそろ締めよう、、
It’s never too late to start.(始めるのに遅すぎることなんかない)
↑これ常套句ですけど、このフレーズって「人は一瞬一瞬死んでは生まれ変わる」という真理がベースとなっていると思うのです。老ける、若さを失う、というのは実際のところ年齢ではなくて、好奇心を失ったとき。知りたい、成長したいと思う気持ちがなくなったとき、人生の流れもストップするのではないでしょうか。
人生のターンオーバーは、好奇心が鍵となる!
ではでは、アナタが素敵な新月の日を過ごすことを願って、
本日はこのあたりで。
本の紹介が続いてるのですが。
先日書いた記事↓魚座海王星&山羊座土星を味方にできそうな本を紹介してます。本好きの方は併せてどうぞ!