こんにちは、サリーです。
本日は、目標の立て方について。
私は普段占星術ベースの願望成就や自己実現について情報発信をしていますが、新月満月に願い事を放ったり、神社で自分がこれからしていきたいことを決意した後などに「では、実際にどうやって進めるのか」という”現実的なステップ”に関して悩まれている方も結構多いのかなと日頃感じています。
”新年の抱負”や”新月&満月の願い事”として、「今年は(これからは)、〇〇するぞー!」と気合いを入れて頑張ろうと決意をしたことのある人は多いと思いますが、「実行したかどうか」ということになると「あのときは盛り上がっていたけれど、結局一時のノリで終わってしまった、、、」という末路を辿る方も同じほど多くいらっしゃるのかもしれません。
本記事では、目標の立て方について「王道かつリアリスティックな目標達成メソッド」を紹介することに加え、義務や忍耐よりもプロセスを「楽しむ」ことを重視します。
現在は本当に何が起こるか分からない時期ではあるのですが、そういう時に「何が起こるか分からないのなら計画立てても意味ないよね」となるのでは得策ではなくて、「自分がどんな目標を持っていて、どこに向かおうとしているのか」を自覚していることによって、ポジティブな形で展開をしていくことが一層しやすくなるものです。
目標の立て方_概略
まずは、本記事で紹介する目標の立て方の全体像をお伝えします。
流れとしては以下のような感じです。
具体的な目標設定をする前に、まず”自分自身の過去の棚卸し”をして、これまでを見直す作業をします。そして、過去を振り返りながら、自分にとって大事な価値観を再確認していただきます。この過去を振り返ることと、自分の価値観を知る作業がとても重要です。
自分にとって大事な価値観に気づく作業として本記事では「やりたいことリスト108個」をオススメしております。
「やりたいことリスト」を作ったら、そのリストから特に叶えたいことに絞り、目標を立てていきます。まずは年間目標を、そしてさらに細分化した目標を立てていきます。
ワーク①
過去の棚卸し
ワーク②
目標設定の前段階_改善したいことを、改善している前提で書き出す
ワーク③
改めて、自分にとって大事だと感じることは何か
ワーク④
人生で叶えたい望み108個
ワーク⑤
望みを7つまで絞り込む
2_目標設定の方法_年間目標
ワーク⑥
7つの望みについて、今年度(来年度)の目標を立てる
3_目標設定の方法_年間目標を細分化する
ワーク⑦
半年後に何を達成したいか
ワーク⑧
三ヶ月後の目標を立てる
ワーク⑨
1ヶ月後の目標を立てる
ワーク⑩
3日以内に何か行動を起こす
「目標を立てる前の準備は必要ない」「目標設定の方法をすぐに知りたい」という方は、「3_目標設定の方法_年間目標を細分化する」から読み進めてください。
ではこれから具体的に解説していきます。
目標の立て方_目標設定の前段階
目標を立てる際に、案外見過ごされがちなのが、目標を設定するその前段階の準備です。
目標を設定するためには、まず「自分自身の価値観やビジョンについて改めて考える時間を設けること」が効果的です。
本当に自分がしたいことは何なのか、自分軸で捉えているか(他人軸で考えていないか)、など自分自身の本質的な願いに意識を向けることが、あなたにとって最適な然るべき目標を立てることにも繋がります。
ということでまずはじめに、自分自身の価値観やビジョンを再確認するためのワークをいくつか紹介します。
目標設定の前段階_ワーク① 過去の棚卸し
まずは過去の振り返りから。何年分振り返るかは、ご自身の状況に合わせて設定すると良いかと思いますが、私のおすすめはひとまず過去1年間の振り返りです。
より具体的な記憶を引き出すためにも、手帳や日記などで記録がある人はそれらを参照するようにしてください。できる限り実際の記憶を辿りつつ、中でも得に「ポジティブな面」を思い出すことを意識するようにしてください。
- 新しく始めて今も続いていること
- 挑戦したこと
- 身についたスキル
- 身についた知識
- 新しく学んだ分野
- 習慣化できたこと
- 楽しかったこと
- 上手になったこと
- 出会った人
- 印象に残っている会話
- 手放したモノ、コト (執着から解放されたこと)
- 思いついた良いアイデア
- 行動に移したこと
- 心揺さぶられたこと
- 印象に残っている映画、音楽、演劇、本
- よく思い出すイベント
- 忘れられない風景、光景
目標設定の前段階_ワーク②改善したいことを、改善している前提で書き出す
では二つ目のワークとして、ワーク①とは逆に、「過去一年間で上手くいかなかったこと、改善したいこと」を書き出していきます。
- もっと規則正しい生活がしたい
- 運動不足を解消したい
- 厳選されたモノに囲まれて暮らしたい
- 新しい出会いが欲しい etc..
一点注意することとして、上手くいなかったことや自分自身をここで責めないようにしましょう。「上手くいかないことも人生にはあるものだ」と自分自身を許し、受け入れるようにしてください。
そしてその上で、「でもやっぱり自分は変わっていくんだ」と健やかな気持ちで自分を少しプッシュすることがポイントです。
既に叶ったものとして書き直す
過去一年間でうまくいかなったことを書き出したら、未来には(次の一年間では)自分がもう既にそれらを改善している、既にそれらが叶ったものとして文章を書き換えていきます。
運動不足を解消したい→ 私はジョギングで定期的に汗を流している
厳選されたモノに囲まれて暮らしたい→ 私は自分が好きなものに囲まれて暮らし、毎日とても居心地が良い
新しい出会いが欲しい→ 私は社交の場を楽しみ、交友関係を新しく構築している
これらの書き直しの良い点は、改善点を踏まえた上で、アファメーションとしての効果があることです。ここで書き直した文章を、壁に貼ったり、スマホのトップ画面にしたり、手帳に書いたりして日常的に視界に入れておくようにするとさらにgoodです。
潜在意識の中で「自分はもうそれを叶えているんだ」という感覚へと変わっていき、結果として実際にそれらが叶う状況を引き寄せてくれる効果があります。
ワーク③ 目標設定の前段階_「自分にとって大事なことは何か」自分の価値観を書き出す
上記のワークで過去を振り返りました。振り返り作業をしたことで、改めてここで「自分にとって大事なことは何か」を考えてみましょう。
自分にとって大事なことを振り返るときのポイントは下記の4つです。
- 不定期であってもなんだかんだで継続してやり続けていること、考えていること
- 環境が変わっても年月が経っても、時間ができたらついやってしまうこと、ついハマってしまうこと
- こだわりがあって変えられない、ここは譲りたくないという環境や考え方。
- ついつい人に説教してしまうこと。「ぜったいこうした方がいいよ!」と人に言ってしまうこと。
例:「もっと人生楽しんだ方がいいよ!」といつも友達に訴えているのであれば、あなたにとって「人生を楽しむこと」は大事な価値観であることが考えられます。
日頃からメモや日記を書いている人は、実際にそれらの記録を辿ってみることで、今も強く響く言葉や価値観を発見できるはずです。
「やはりこれは大事だな」と感じたフレーズや言葉を再度アウトプットするようにしましょう。
目標設定の前段階_ワーク④人生で叶えたい望み108個
次は視点を広げて、人生全般の望みや理想について自由に思いっきり思い巡らしていきます。
深く考えず、今の自分がこの人生で叶えたいと思っている望みを書き出しましょう。
仏教の世界では人間の煩悩は108個とされていますから、せっかくなので煩悩全開で108個書き出しましょう。素直に自分の欲を外に出すことも必要な作業です。
望みを書き出す際に、「やりたいこと」という”doの要素”と、「なりたい状態」という”beの要素”、どちらの側面からも書くようにしてください。
たとえば、「世界一周したい」という望みは”doの要素=動作”、「世界で活躍できるワールドワイドな人間でありたい」は”beの要素=状態”になります。
ちなみに、この望みを書く作業をしていると、大体半分ぐらいまでは一気に出てきますが、それ以降、スピードが落ちてくるかと思います。
そして、そのスピードが落ちたときが狙い目でもあります。通常の思考回路だと出てこないような望みが、この段階で出てくるからです。
自分の通常枠からはみ出したときに、新しい望みが浮かび上がったり、普段は意識していなかったけど実は望んでいた本音を発見することがあることをぜひ覚えておいてください。
ワーク⑤ 望みを7つまで絞り込む
では次に、書き出した108個の望みを精査していきます。
最終的に7つまで絞りましょう。
この「7つ」というのは、人によっては多いかと思うのでご自身の状況に合わせて、減らしてもらって大丈夫です。多くて10コ、少なくて3つぐらいが妥当です。
【望みの絞り込み方】
書き出した望みを、順番に上から二つずつ見比べてより自分が望むほうを選んでいきます。
トーナメント戦みたいな感じで進めます。以下サンプル。
- 副業で本業の収入を超える
- 3ヶ月に一回、国内旅行をする
—↑この2つでトーナメント
- 半年に一回、海外旅行をする
- 家族で世界一周
—↑この2つでトーナメント
- 〇〇に別荘を買う
- 10キロ痩せて引き締まった体になる
—↑この2つでトーナメント
- 本を出版する
- 海外で講演会を開く
これらの望みを、下のように、望みが低い方を順に消去していきます。
↓↓↓
- 副業で本業の収入を超える
3ヶ月に一回、国内旅行をする
—
半年に一回、海外旅行をする- 家族で世界一周
—
〇〇に別荘を買う- 10キロ痩せて引き締まった体になる
—
- 本を出版する
海外で講演会を開く
そして、さらに絞り込んでいきます
↓↓↓
- 副業で本業の収入を超える
- 家族で世界一周
- 10キロ痩せて引き締まった体になる
- 本を出版する
↓↓↓
副業で本業の収入を超える- 家族で世界一周
—
10キロ痩せて引き締まった体になる- 本を出版する
このように、108個の望みを最終的に7個ぐらいまで絞ります。
絞っていく作業において意識しておきたいポイントは、お金も能力も環境もすべて整っている前提で考えることです。
そして、「願いを叶えて、本当に自分の魂が喜ぶような自分らしい人生を送りたい」という思いが強くある方にはオススメの追加点があります。
それは「余命があと〇年だとしたら」という条件を設けること。
余命の年数設定は現在の年齢によっておまかせしますが、オススメは余命5年で設定し、それと同時に余命が10年なら?1年なら?3年なら?といった感じで、様々なシミュレーションをしながら条件を設定することです。
いずれにしても着眼点は、
「お金も環境もすべてある、でも時間は十分にはない。そんな状況のなかで、自分はどちらを選びたいか、を基準にして選ぶこと」です。
時間の制限を仮想で設けることで、素直な望みにしたがって絞りやすくなります。
心からの望みは、余計な損得勘定や、お金だけのため、といった小さなエゴ的な視点での思考とは離れている場合が多いです。心からの望みのために動いていくことで、自分自身だけでなく、周りの人も豊かになっていくというポジティブなスパイラルが起こっていきます。
大金を手にしたい、世界一周をしたい、といったような望みが出てくるかもしれませんし、その思い自体は本音であったとしても、では「何のために」大金を手にしたいのか、その大金で何をしたいのか、「何のために」世界一周をしたいのか、旅をして何を得たいのか、といった「望みの背景にある自分の思いや目的」を考えるようにしましょう。
というのも、多くの望みは、何か大きな根本的な望みを叶えるための手段や、必要なステップに過ぎないからです。
大局的な視野をもって、自らの命が今の人生で実現させたいことを、まずは大きく知ることをオススメします。どんな小さな行動を取る場合にも、その行動が、自分の大きな使命に繋がっている、そういった意識をもつことが、願望実現を加速化させるコツです。
書き出した108個の望みに対して、なぜそれを叶えたいのか、叶えた先に何を感じたいのか、何を見たいのか、という具体的な動機を探るようにしてください。望みの本質が見えてくるのではないかと思います。
この絞り込みの作業において、最終的には、本質的な望みでないものは除外されていくことになります。でも、除外された本質的ではない望み、つまりステップとしての小さな望みもまた欠かすことのできない必要な要素です。
なぜなら、(繰り返しになりますが)、それらは本質的な望みを叶えていくためのステップや手段になるからです。そして本質的でない小さな望みは、これから下で紹介していく”プランニング”をする際を手助けしてくれるものとなります。
目標設定の方法_一年の目標(年間目標)
上で紹介してきたワークで自分との対話が十分に取れたとしましょう。ここまでお疲れ様でした。ではここから、目標設定をしていきます。
目標を立てるにあたって、これまで紹介してきた準備がなければ、そもそもそ立てた目標が実は自分にとっては必要でなかったり、自分の願いやビジョンとズレていることを自覚しないまま進めてしまう可能性があるので、そういう意味もあって目標設定前の準備を詳しくお伝えしてきました。
また、自分の本来の願いとズレていたとしても、そのまま突き進むことはできるのですが、途中でかなりストレスがかかったり、ブレーキがかかったりするなどして、無駄に多難なプロセスを歩む可能性が高くなる、というのもあるんですね。
健全な努力や地道な作業はどんな目標達成において必要ではありますが、向かう方向性が自分の道に合っている場合は案外スムーズに行くことが多いです。
ちなみに私の場合ですと、方向性を決める際に自分の直感に加えて占星術的な宇宙的視点を考慮するようになってからかなり目標達成率が上がりました。占いやスピリチュアルなことに懐疑的な人は「え〜??」と思うかもしれませんが、やりたいことはあるけどその道がうまくいきそうか、スムーズにいきそうか、というのは占星術などで結構分かりますのでかなり使えます。
そういった見えない世界のエネルギーもうまく取り入れていくと自我だけでは超えられないところまでサササーといけることがあるので、健全な範囲で活用することをぜひ視野に入れてみてくださいね。
少し話が飛びましたが、では以下で、これまでのワークで絞り込んだ望みに関して目標を設定する方法を紹介していきます。
ワーク⑥ 絞った望みに関して、今年度(来年度)の目標を立てる
たとえば、アナタの願いの一つが、「優雅な豪華クルーズ船で世界一周をして地球をまるごと体験したい」といった場合。
今年中に世界一周をすることが、経済的にも時間的にも厳しかったり、心の準備ができていない場合であったとしても、ここでは問題ありません。
大事なことは、それが自分が心から叶えたい望みであるかどうかです。
そして、望みを実現していく過程で大事なことは、無理なく、楽しみながら、小さなことを着実に一つ一つ実現していくこです。
自分にムチ打って、がむしゃらに働いてひたすら貯金をすればクルーズ旅を実行することは現代においては全く難しいことでありません。むしろ、短期間でできることかもしれません。
ただ、自分自身を押し殺して、目標達成自体が目的化してしまうと、プロセスが楽しいものではなくなります。望みを叶えるまでの「間(あいだ)」の人生が抜けてしまう、という事態が発生するんですね。
ですので私が提案したいのは、「あくまでもプロセスを楽しみ、一瞬一瞬を満喫しながら、実現していくこと」。
さて話は戻って、アナタの願いの一つが例えば、「豪華クルーズ船で世界一周をしたい」といった場合(ベタな感じでスミマセン、笑)。
その世界一周という望みに関連した内容で、今年度中に、達成したいことを考えましょう。
たとえば、
- 年内に世界一周は無理でも、アジアの近い国なら数日は旅行できるかもしれない。
- 今年は仕事に集中したいから海外旅行の予定はないけど、週末に外国語の勉強ぐらいはできるかもしれない。
といった感じで、アナタが考える「これなら今年中に実現可能かもしれない」という、『頑張れば実現できるレベル』の目標について、一年の期限を設け年間目標を立てましょう。
頑張れば到達できる、というぐらいの、少し背伸びするような目標にするようにしてください。簡単すぎず、無謀過ぎず、で。
例として、ここでは「いつかの世界一周クルーズ船旅行に向けて、今年10月までにアジアの国に10日間滞在する経験を得る」という目標にします。
「10月までに10日間の旅行」というように、測定可能な表現で目標を立てることがポイントです。
目標達成した時の自分に備わっているものを想像する
世界一周クルーズ船旅行に向けて、「今年10月までにアジアの国に10日間滞在する」という目標を掲げました。
そして次に、大元の望み(ここでは「世界一周クルーズ船旅行」)を実現させたときに、「こうあってほしい」と思う”理想の自分像”をイメージします。
- 英語で難なくコミュニケーションをとっている自分
- 現地の人たちと盛り上がっている様子
- 船内で知り合った人たちに手品を披露している自分
- 得意技を披露して船内の人気者になっている自分
このように、望みを達成したときに、「自分はこんな状態であってほしい」という理想の自分を想像していくことで、身につけておくべきスキルや知識がどんなものか、アイデアがやってくるのを待ってみましょう。
そして、さらなるポイントは、大元の望みのために身につけておくべきスキルや知識を、今年の目標を実現する中で培っていく機会を作るようにすることです。
上の世界一周クルーズ船旅行の例で言えば、ひとまず今年中の目標はアジアの国に10日間滞在することでした。
なので、今年の目標のアジア旅行の際に、たとえば現地の人と積極的に関わるようにしたり、できる限り英語環境に浸かれるような機会を作るようにすると、その経験自体が大元の望みを叶えるための補強要素となり、将来の世界一周クルーズ旅行への一歩となりますよね。
このように、短期の目標達成のプロセスの中で、大元の目標実現に必要なスキルや知識を育成できる環境を作るようにしましょう。短期目標と大元の目標の交差点を上手に活かす、といことです。
年間目標を細分化する
上のワークで、年内目標を決め、年内目標において身につけておきたいスキルや知識も思い浮かんだとします。
海外旅行を実現させるためには、スキルや知識の他に、あとは金銭的な計画も必要ですね。そういった細々とした必要なものを満たしていくために、これからさらに目標を細分化していきます。
ワーク⑦ 半年後に何を達成したいか
引き続き同じ例で話します。世界一周クルーズ船旅行に向けて、年内に10日間のアジア旅行を実現させると決めました。そのために、今から半年後には何を達成していたいかを次に考えていきます。
アジア旅行を10月には実行したいと考えた場合、半年後にはどうなっているのがベストか。
少し話が具体的になってきますが、、、、今から半年後の7月の時点で行きたい国はほぼ決まっていて、その国でやりたいこともイメージができており、旅行に必要な資金が8割確保できていることを目標にしたとしましょう。8割確保となると、10日間のアジア旅行では、だいたいどのくらいの金額が必要なのか、をそもそも知る必要があります。
また、行きたい国を決めるためには、数カ国を周遊したいのか、それとも一つの国で過ごしたいのか、といったようなことを検討していく必要がありそうだ、、、といった感じで色々な疑問が浮かんできます。
ワーク⑧ 三ヶ月後の目標を立てる
上のワークで思い浮かんだ疑問を踏まえて、ショートスパンでさらに計画していきます。
半年後の達成目標が決まったら、その目標を叶えるために3ヶ月後には何を達成していたいかを考えます。
「半年後」には行きたい国も決まっていて、現地でやりたいことも色々アイデアがあり、資金を8割用意できていることを目標にするとすれば、では、3ヶ月後に自分がどうあって欲しいか。
行きたい国を決めるためには、数カ国を周遊したいのか、それとも一つの国で過ごしたいのかを考えることも必要でしたが、そもそも自分がアジアの国で何を感じたいのか、どんな楽しみを感じたいのか、といった自分自分の気持ちについてもっと知る必要があるかもしれません。
現地でどんな面白いことができるのか、それぞれの国の情報を得る必要もあるでしょう。日本語ガイド無しで行くなら、自分でコミュニケーションできる程度の英語か現地の言葉を最低限覚えておく必要もあるでしょう。
また、半年後に8割の資金を用意するためには、平均的に貯めようと思ったら今から3ヶ月後には4割の資金を用意する必要があります。具体的に数字で検討してみて、現在のお給料でカバーできそうにないなら、「期間限定で」節約モードを強化したり、副業OKの会社にお勤めの場合なら週末に少しアルバイトをする、といった選択肢が出てくるかもしれません。期間限定だと完全に決めていれば、少しキツくてもそれすらも楽しめる余裕が出てきます。
そして、仮に週末にアルバイトをする場合、好きなことや関心のあることに関連する職務を選び、大元の大きな望みに沿うワクワクを追求し続けるようにすれば尚良しです。つまり、外国語を扱う環境を選んだり、旅行に何らかの形で関わる仕事に携わるようにすれば、その中で経験したことが後々大元の目標へと向かう際に必ず役にたちます。
ここでも、大事なポイントはその目標を自分は叶えたいと純粋に思っているか、そして大元の大きな願い(世界一周クルーズ船旅行)を叶えるために、小さな目標(年内の10日間アジア旅行)を実現していくことに自分自身が「ワクワクを感じられるか」「楽しめる姿勢でいられているか」です。
「実現可能性」はそれほどポイントではなく、アナタの内側にワクワクする気持ちがある限り、その願いは叶えられる、というのが宇宙の仕組みだと捉えるようにしてください。
逆に、目標を叶えていく『過程』にワクワクしないのであれば、実現可能性が高いものであったとしても、途中でやる気がなくなったり、縁が広がらなかったり、何かのきっかけで挫折してしまいやすくなります。
ワーク⑨ 1ヶ月後の目標を立てる
今から3ヶ月後の達成目標が決まった後は、その目標を叶えるため今から1ヶ月後に何を達成していたいかを考えます。
- 語学の勉強を始めている
- 旅行用の貯金口座にお金を入れ始めた
- 旅行ガイドやパンフレットを収集している
10日間のアジア旅行に向けて、実際に動き出している自分をイメージしてみます。すでに行動を起こし、それを持続的に行なっている自分を思い浮かべるようにしてください。
ワーク⑩ 3日以内に何か行動を起こす
最後のワークです。そして、この最後が一番大事です。
上のワークで、1ヶ月後に達成しておきたことが決まったら、最後は今から3日以内に起こす行動を決めます。
負荷がかからないこと、あれこれ考えずにできること、30分程度の時間ができればできることを目標に掲げることをオススメします。
- 貯金用口座を開設する
- 旅行ガイドを購入する
- 旅行サイトのアカウントを作る
- 海外に住んでいる友人に連絡する
- 本屋の語学書コーナーをのぞいてみる
ここでのポイントは、「それをしてどうなるか」ではなく、大きな目標に向けて小さな始めの一歩を踏み出す、ということです。行動を取ること自体が目的です。
行動することで「思い」を「カタチ」に変えましょう。「カタチ」に変えることで、アナタの中でエネルギーが少しずつ循環し始めます。
その循環が、あなたがこれから道を切り開いていく上での活力となり開運力となっていきます。また、軽やかに行動をし続けていると、進むべき次なるサインをテンポよく受け取れるようにもなっていきます。
目標を達成できなかった際の対処を予め決めておく
目標を立てて実際に進めていった場合、どうしても計画通りに進まないことはあるものです。むしろ、計画通りにやることに執着しすぎてしまうのは逆効果だったりします。
計画は計画として掲げておき、行動を起こしていけば、方向転換を促される状況もきっとやってくるでしょう。その時は、迷わず新しい道を選択することも英断です。なぜなら、その選択自体、そもそもはじめに行動しなかったら辿り着かなったご縁なわけですから、道が変わること自体もゴールへの途上だといえるからです。計画通りに進められなかったときには柔軟に変更することも恐れずに。
そして、計画が崩れ始めた時に立て直すための秘訣は、そもそも目標を立てる時点で「もし失敗した場合は」という想定を「予め」しておくことです。立て直しの際の作戦を事前に練っておくことが挫折しないことに役立ちます。
計画通りにいかなかった自分をリアルタイムで責めてしまうと自己肯定感も下がり、目標を立て直すことがしづらくなる可能性があります。ですので、目標を設定する段階で、あらかじめ失敗したり予想外のことが起こることも踏まえパターンを用意しておくことで、いざというときにもスムーズに次なる一手へと移ることができます。
ということで、計画通りに進まなかった場合の代替案として「そこからどう軌道修正する方法があるか」「計画が変わったときに自分はどんなアプローチをとるか」も考えておくようにしてください。少なくとも、当初の計画通りになっていないことで自分を責めるのは言語道断です、笑。
目標を達成するためには「アメとムチのバランスを”自分自身で”調整すること」を忘れずにいましょう。計画通りになっていない自分を柔軟に受け入れ、時には存分に甘やかさせ、気持ちがリフレッシュできたら、再度目標に向かって行動を起こしていってくださいね。
目標の立て方 まとめ
108個から絞り込んだ7つの願いを、さらに一年、半年、3ヶ月、1ヶ月、そして3日以内に細分化して目標設定することは、なかなか時間がかかる作業です。
しかし、実際にやっていただけると実感されると思いますが、漠然とした目標設定がなぜ効果が無いのかは、臨場感のなさにあるということに気づくはずです。つまり、目標を具体的に設定するためには、望む未来について鮮明に思い描くことが必要です。逆もまた然りで、望む未来を思い描くことで、目標がより具体的になっていきます。
言葉やイメージを駆使して、何ヶ月後にはこうなっている、一年後にはこうなっていると、計画することは、自分自身を新しい世界へ移行させていく作業です。未来の自分からのメッセージを得る作業とも言えるでしょう。
ぜひとも未来の自分がサポートしてくれていることを意識しつつ、計画してみてください。
【ワーク①】昨年度にやったことを思いつく限り書き出す
【ワーク②】昨年度の改善点を書き出して、既に叶ったという前提でアファメーション文を作る
【ワーク③】自分にとって改めて大事だと感じる価値観や思いを書き出す
【ワーク④】人生で叶えたい望みを108個書き出す
【ワーク⑤】人生で叶えたい望み108個を7つまで絞り込む(3〜10個の範囲で)
【ワーク⑥】絞り込んだ願いに関して、今年度の目標を立てる(測定可能な表現を使う & 目標達成した自分に備わっているであろうスキルや知識まで考える)
【ワーク⑦】年内目標を達成するために、今から半年後に達成しておきたいことを書き出す
【ワーク⑧】半年後の目標達成のために、今から3ヶ月後に達成しておきたいことを書き出す
【ワーク⑨】3ヶ月後の目標達成のために、今から1ヶ月後に達成しておきたいことを書き出す
【ワーク⑩】1ヶ月後の目標達成のために、今から3日以内に何か行動を起こす←ここが一番大事
新年の抱負など、新しい年になって新しい目標を立てる人は多いかと思いますが、私がオススメしたいことは、年間目標という視点だけでなく、そもそも自分はこの人生でどう生きたいのか、人生において何が大事なのか、といった根本的な価値観や生き方をベースとして考えることです。
そうすることで、世間体や見栄のために掲げている目標、本当はそこまで必要じゃない表面的な望みからは気持ちが離れていきます。本当は自分が必要としていない望みを「いかに削ぎ落とすことができるか」で目標の精度が高まっていきます。
過去を振り返りつつ、自分がどんな出来事に心を動かされたのか、逆にどんなことには興味が湧かず続けることができなかったかなどを丹念に見ていくと、あなたにとって「本当に大事なこと」が見えてくるはずです。
どんなことに悔しい思いをしたのか、どんな人に嫌な思いをしたか。どんな人が気になるのか、何が気になるのか、何にザワザワするか。
あなたが経験した全ての出来事、思いの裏には、あなた自身の価値観を裏付けるメッセージが隠れています。隠されたメッセージを探すことは、自分の中に眠る宝物を探しに出かける内的冒険のようなもの。まずは自分自身の喜びのために、冒険を楽しんでください。
ぜひとも叶えたいことを自由にどんどん書き出してください。
そして、イメージを存分に広げた後は、それらの望みを実現化させるために、具体的な目標を期限を設けて設定していきましょう。
さらに、一年の目標達成のために、月単位で目標を細分化してください。
そして、最終的に3日以内に起こす行動を決めて、実際に動いてみてください。
その小さな一歩が、すでに、大きな願いを実現する道のりの中にいることを忘れずに。
さらに、最も矛盾するようで、それでいて大事なことは「計画通りに進めることに執着しないこと」「結果にこだわらないこと」です。もちろん、向かいたい方向へ行けるよう日々の実践は必要ですが、あなたは常に成長し進化しています。当初の計画と方向性が違ってきたときには、その時点の「新しいあなた」で作戦を練り直すことも忘れないでくださいね。
では、
本日はこのあたりで。
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